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ニチモウ株式会社

8091東証プライム卸売業

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ニチモウ株式会社8091

食品事業

ニチモウ最大セグメント。水産物の調達・加工・販売を一貫して担う中核事業。

期間今期前期増減率
セグメント売上高(外部顧客+内部)90,699百万円85,146百万円
外部顧客への売上高89,848百万円84,102百万円
セグメント利益1,660百万円1,953百万円
セグメント資産44,466百万円38,016百万円
減価償却費536百万円423百万円
有形・無形固定資産増加額860百万円1,186百万円

事業詳細

すり身・鮮凍水産物(カニ・北方凍魚)・魚卵・加工食品(切身・くん製・寿司種等)の製造・加工・販売を行う。連結子会社が加工機能を担い、海外子会社からの輸入も活用。グループ連結売上高の約64%を占める最大セグメントであり、業務用・外食・量販店・通販・海外向けと多様な販売チャネルを持つ。「浜から食卓まで」の一貫体制が競争優位の源泉。

直近の概況

売上は5,745百万円増加も、コスト高で利益は293百万円減少。

2026年3月期の食品事業は、外部顧客売上高が89,848百万円(前期比5,746百万円増)と増収を達成。北方凍魚の中国向け販売拡大やカニのインバウンド需要取込みが牽引した。一方、セグメント利益は1,660百万円(前期比293百万円減)と減益。すり身部門の市況低迷・南米生産不振、カニ・加工食品における原料相場高騰と製造コスト上昇が利益を圧迫した。セグメント資産は棚卸資産増加等により44,466百万円(前期比6,450百万円増)に拡大。

主要プロダクト

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すり身・練り製品

南米・北洋等からすり身原料を調達し製造・販売。2026年3月期は国内市況低迷に加え南米すり身の生産が計画通り進まず、売上・営業利益ともに大きく減少した。

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鮮凍水産物(カニ・北方凍魚)

カニはインバウンド需要による業務用・外食向け販売や通信販売が堅調で売上増加。北方凍魚(赤魚・ホッケ)は世界的需要拡大を捉えた中国向け販売注力により売上・営業利益ともに大きく増加。一方、原料相場高騰・製造コスト上昇がカニの利益を圧迫。

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魚卵(助子)

量販店向け販売で苦戦し売上は減少。ただし生産効率の見直しを進め利益確保に努めた結果、営業利益は前年同期並みを維持した。

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加工食品(切身・くん製・寿司種等)

サケ・マスを中心に寿司種など業務用製品の販売が堅調に推移し売上は増加。ただし原料価格高騰による製造コスト高の影響で営業利益は減少した。

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海外輸入水産物

南米・北洋・アジア等の海外調達先から水産物を輸入し国内外に販売。地政学リスクや海水温上昇による漁獲量変動が調達安定性に影響する。

成長ドライバー

  • インバウンド需要の定着による業務用・外食向けカニ等水産物販売の増加
  • 北方凍魚(赤魚・ホッケ)の世界的需要拡大を捉えた中国向け輸出の継続的拡大
  • サケ・マスを中心とした寿司種など業務用加工食品の堅調な需要
  • 原料調達から製造・販売までの一貫体制による採算管理強化
  • 第140期中期経営計画(Breaking Through Toward 2028)における「安心・安全・価値の高い商品作り」を通じた水産物需要促進施策

リスク

  • 原料相場の高騰(カニ・助子等)による製造コスト増と価格転嫁の遅れ
  • 海水温上昇・国内近海不漁による原料調達量の減少リスク
  • 南米すり身の生産低調など海外調達先の生産変動リスク
  • 物価上昇による個人消費の節約志向強化と量販店向け販売の低迷
  • 為替変動・地政学リスク(中東情勢等)による原材料価格の急激な変動
  • 消費の二極化進行に伴う需要構造変化と販売チャネル別採算悪化リスク

最終更新: 2026年6月25日