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スターゼン株式会社

8043東証プライム卸売業

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スターゼン株式会社8043

食肉関連事業

スターゼンの中核セグメント。生産肥育から処理加工・製造・販売まで一貫展開。

期間今期前期増減率
食肉関連事業 売上高(通期)444,921百万円432,778百万円
食肉 売上高(通期)350,018百万円343,369百万円
加工食品 売上高(通期)84,649百万円78,385百万円
ハム・ソーセージ 売上高(通期)8,365百万円9,173百万円
連結売上高(通期)448,213百万円436,112百万円
連結営業利益(通期)8,762百万円9,046百万円
連結経常利益(通期)11,027百万円10,661百万円
親会社株主に帰属する当期純利益(通期)8,338百万円12,197百万円
持分法投資損益2,154百万円1,461百万円
のれん残高2,318百万円0百万円

事業詳細

食肉の処理加工・ハム・ソーセージ製造・食肉販売・生産肥育を網羅する垂直統合型の食肉事業。国内では国産牛・豚・鶏肉および輸入食肉を幅広く取り扱い、外食・小売・加工業者向けに供給する。海外では輸出専用ブランド「AKUNE GOLD」「AOMORI GOLD」を軸に和牛輸出を推進し、豪州Wagyu肥育企業の買収やシンガポール拠点の完全子会社化によりサプライチェーンのグローバル化を加速している。連結売上高の99%超を占める唯一の報告セグメント。

直近の概況

通期売上高は前期比+2.8%増収も、営業利益は▲3.1%減益。海外M&Aで連結範囲拡大。

2026年3月期は食肉関連事業売上高444,921百万円(前期比+2.8%)と増収を達成したが、販管費増加(32,836百万円→35,400百万円)により営業利益は8,762百万円(▲3.1%)に減少。前期に計上した固定資産売却益7,860百万円の剥落により当期純利益は8,338百万円(▲31.6%)と大幅減益。一方、YORKRANGE社・BROAD WATER DOWNS社・ADiRECT SINGAPORE社の3社を新規連結し、豪州Wagyu生産から東南アジア販売までの一貫体制を構築。伊丹営業センターの新築移転(保管能力5倍)も完了した。循環取引問題は2026年4月23日に関係者間で終局的解決の合意が成立し、翌期(2027年3月期)に592百万円の特別損失を計上する見込み。

主要プロダクト

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食肉(国産・輸入)

2026年3月期売上高350,018百万円(前期比+1.9%)。国産牛肉は消費者の節約志向から苦戦したが、国産豚肉の販売強化で補完。輸入食肉は現地高・円安で調達価格が高騰したが、在庫管理の徹底と価格転嫁により売上総利益は前期を上回った。

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輸出ブランド(AKUNE GOLD / AOMORI GOLD)

台湾の展示会「Food Taipei」での展示・販売促進活動や既存・新規取引先への積極的な営業活動に取り組み、輸出事業は好調に推移。東北エリアを拠点とした新ブランド「AOMORI GOLD」を立ち上げ、「AKUNE GOLD」との2ブランド体制を確立した。

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加工食品

2026年3月期売上高84,649百万円(前期比+8.0%)。ハンバーグ商品群が堅調に推移し、売上高・売上総利益ともに前期を上回った。食肉関連事業内で最も高い増収率を記録した。

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ハム・ソーセージ

2026年3月期売上高8,365百万円(前期比▲8.8%)。原材料価格のコスト上昇を踏まえ、価格改定・商品の統廃合・工場オペレーションの改善・新商品開発に努めたが、売上高・売上総利益ともに前期を下回った。構造的な苦戦が継続している。

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豪州Wagyu(YORKRANGE / BROAD WATER DOWNS)

2025年4月にYORKRANGE Pty Ltdの全株式を取得し連結化。BROAD WATER DOWNS Pty Ltdも新規連結。豪州Wagyuの生産に直接関与しつつ、ADiRECT SINGAPORE社(2025年10月完全子会社化)を通じて東南アジアを中心とした第三国への販売までトータルに手掛ける体制を構築した。

成長ドライバー

  • 輸出事業の拡大:「AKUNE GOLD」「AOMORI GOLD」の2ブランド体制による和牛輸出の増加(台湾・欧州・東南アジア向け好調)
  • 海外M&Aによるサプライチェーン強化:YORKRANGE社・BROAD WATER DOWNS社(豪州Wagyu肥育)・ADiRECT SINGAPORE社(東南アジア販売)の完全子会社化による生産から販売までの一貫体制
  • 加工食品の堅調成長:ハンバーグ商品群が牽引し通期+8.0%増収
  • インバウンド需要:訪日観光客増加による外食産業への好影響
  • 伊丹営業センター新築移転(2026年1月):保管能力5倍化による西日本エリアでの販売拡大と物流効率化
  • 持分法投資利益の拡大:2,154百万円(前期比+47.4%)と経常利益を下支え
  • 2027年3月期を初年度とする新中期経営計画「強みのさらなる進化とグローバル市場への挑戦」の推進

リスク

  • 食肉相場の高止まり・乱高下:鶏肉はブラジル・タイ等輸出国の供給制約で高騰、米国産牛肉の現地価格高が継続し、厳しい調達環境が続く
  • 円安・輸入コスト上昇:輸入食肉の調達価格高騰が売上総利益率を圧迫するリスク
  • 消費者の節約志向:物価高による実質可処分所得の減少で比較的安価な食肉へ需要がシフトし、国産牛肉・ハム等の販売が苦戦
  • ハム・ソーセージ部門の構造的苦戦:原材料コスト上昇と需要低迷が継続し、通期で▲8.8%の減収
  • 循環取引に係る不適切取引問題:2026年4月23日に関係者間で終局的解決の合意が成立し、2027年3月期に592百万円の特別損失を計上する見込み
  • 海外子会社ののれん償却リスク:ADiRECT SINGAPORE社等の取得に伴うのれん2,318百万円の償却負担
  • 有利子負債の増加:長期借入金が20,691百万円→29,135百万円に拡大し、自己資本比率が51.6%→47.4%に低下。財務活動CFは22,000百万円の長期借入れにより13,393百万円の収入を確保したが、金利上昇リスクが高まる
  • 中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格高騰・供給網の目詰まりによる調達コスト上昇リスク

最終更新: 2026年6月24日