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ナカバヤシ株式会社

7987・東証スタンダード・その他製品

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ナカバヤシ株式会社7987

ビジネスプロセスソリューション事業

BPO・印刷・図書館ソリューション等を手掛けるグループ最大セグメント

期間今期前期増減率
売上高(第1四半期累計)6,497百万円6,962百万円↓
営業利益(第1四半期累計)158百万円202百万円↓
セグメント間内部売上高363百万円350百万円↑

事業詳細

印刷・データプリント・製本等のBPOサービス、図書館ソリューション、データプリントサービス、法人向け手帳等の製造・販売、人材派遣を展開する。主要子会社としてウーマンスタッフ㈱(人材派遣・図書館業務受託)、日本通信紙㈱(アウトソーシング・CBT試験・印刷)、㈱松本コロタイプ光芸社(卒業アルバム)、㈱八光社(シール印刷)、国際チャート㈱(ラベル紙)等が参画。受注生産が主体で、図書製本・法人向け手帳・データプリントサービスが主要受注品目。

直近の概況

26年3月期1Q売上6.7%減、営業利益21.8%減も一部好調領域あり

当第1四半期は売上高6,497百万円(前年同四半期比6.7%減)、営業利益158百万円(同21.8%減)となった。BPOサービスは入札競争激化で受注金額が減少、手帳・封筒・一般印刷物も減収減益。一方、シール・ラベルは生産性向上で利益率改善し好調、図書館ソリューションは指定管理案件で利益率改善、卒業アルバムは製造部門統合効果で収益性が改善傾向にある。

主要プロダクト

service
BPO・データプリントサービス

入札競争激化により受注金額は減少したが、継続的なプロポーザル案件、株主優待サービス(申込受付から商品発送までを一括代行)、Web制作関連の高収益案件、スキャニングサービスの拡販により新規受注獲得に努めた。

service
図書館ソリューション

利益率の高い指定管理(図書館運営)を受託。製本関連は受注が減少したものの、販売価格見直しによる利益率改善効果が現れている。

product
法人向け手帳・印刷物

手帳、封筒、一般印刷物は価格改定に加えクリエイティブ性の高い高粗利商材の受注が進んだが、全体としては売上高・利益ともに減少した。

product
シール・ラベル

ラベルの販売増加に加え、生産性の向上等により利益率が改善し、好調に推移した。

product
卒業アルバム

過年度に実施した製造部門統合(ナカバヤシファクトリーへの集約)の成果により、収益性は改善傾向にある。

成長ドライバー

  • BPOサービスにおけるプロポーザル型案件・株主優待代行・Web制作高収益案件・スキャニングサービスの拡販
  • 採算性重視の案件選別による利益率改善(売上重視から利益重視への戦略転換)
  • 図書館運営受託(指定管理)の増加による高利益率案件の獲得
  • シール・ラベル分野における生産性向上を通じた利益率改善
  • 卒業アルバム製造部門統合(ナカバヤシファクトリー集約)による合理化・原価率改善
  • クリエイティブ性の高い高粗利新規受注の獲得(DXと連携した営業効率化)

リスク

  • ペーパーレス化の進行による手帳・封筒・一般印刷物の構造的な売上減少
  • BPO市場における入札競争の激化による受注金額の減少リスク(27年3月期1Qも売上6.7%減)
  • 原材料・エネルギー価格の高騰による製造原価の上昇
  • 製本事業における受注冊数の減少傾向(価格改定で減少幅は抑制も構造的課題は継続)
  • 人材不足による労働集約型BPO事業の供給制約リスク

コンシューマーコミュニケーション事業

日用紙製品・家具・ガジェット等を幅広く展開する消費者向け事業

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客向け)7,242百万円(2027年3月期第1四半期)6,954百万円(2026年3月期第1四半期)↑
売上高前年同四半期比+4.1%—↑
営業利益367百万円(2027年3月期第1四半期)435百万円(2026年3月期第1四半期)↓
営業利益前年同四半期比△15.6%—↓

事業詳細

ノート・アルバム・ファイル・収納整理用品・ガジェット周辺用品・プリンタ用紙・チャイルドシート・シュレッダ・製本機・電子カルテワゴン・点滴スタンド等の製造・販売に加え、オフィス家具・木製家具の販売、古紙リサイクルを行う。島根ナカバヤシ㈱・NCL VIETNAM CO.,LTD.での製造、フエル販売㈱・カグクロ㈱・㈱サンレモン等の連結子会社を通じた販売網を持つ。大口OEM受注拡大や新製品投入、ECチャネル活用、ぬいぐるみの海外販路拡大など多角的な収益改善施策を推進している。

直近の概況

増収も原材料・仕入価格上昇で減益、OEMとEC・海外展開は堅調

2027年3月期第1四半期は、大口OEM受注の増加、大型店舗の新規出店に伴う商品導入、新製品Web掲載件数の増加等により売上高は前年同四半期比4.1%増の7,242百万円となった。新製品「ナカメラシリーズ」やラミネーター「クイックラミA3Pro」等の販売が好調で増収に寄与したが、仕入価格の上昇により利益は前年同期を下回り、営業利益は同15.6%減の367百万円となった。オフィス家具分野は客単価向上等で増収となったが物価高によるコスト上昇で減益。EC関連はサイト運営効率化により収益性が向上、ぬいぐるみビジネスは欧米・東南アジア・中東への販路拡大を推進している。

主要プロダクト

product
日用紙製品(アルバム・ファイル・ノート等)

アルバム・ファイル・ノート等の日用紙製品を展開。物価高によるコスト上昇の影響を受けつつも既存商品の一部で価格見直しを実施。

product
ガジェット周辺用品・シュレッダ・事務機器

パーソナルシュレッダの新機種販売が好調に推移。大型シュレッダの販売増加に加え、消耗品の販売価格見直しや保守サービス提供も堅調。新製品「ナカメラシリーズ」やラミネーター「クイックラミA3Pro」の販売が好調。

product
オフィス家具・木製家具(カグクロ㈱)

リピート率や客単価の向上により売上高は増加したものの、物価高によるコスト上昇により利益は減少。

product
ぬいぐるみ(㈱サンレモン)

従来の香港・中国に加え、欧米、東南アジアおよび中東への販路拡大を推進している。

platform
ECチャネル・自社EC

EC関連の販売は順調に推移し、サイト運営の効率化により収益性も向上。自社製品のEC展開は順調に拡大した。

成長ドライバー

  • 大口OEM受注(チャイルドシート等)の拡大と新製品投入による増収
  • パーソナルシュレッダ新機種・大型シュレッダの販売好調と消耗品・保守サービスの安定収益
  • 欧米・東南アジア・中東へのぬいぐるみ販路拡大による海外売上の拡大
  • ECサイト運営の効率化による収益性向上と自社製品EC展開の拡大
  • オフィス家具のリピート率・客単価向上による売上拡大

リスク

  • 仕入価格・原材料コストの上昇による利益率圧迫
  • シュレッダ・紙製品のペーパーレス化進行による需要構造的縮小
  • 円安の進行による輸入品コスト上昇
  • 中国経済の先行き懸念・米国通商政策変化による海外販売・OEM調達への影響
  • EC市場での価格競争激化による利益率圧迫

エネルギー事業

木質バイオマス発電・太陽光発電を担う再生可能エネルギーセグメント

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客)337百万円297百万円↑
営業利益25百万円△25百万円(営業損失)↑

事業詳細

木質バイオマス発電と太陽光発電の2事業で構成される。木質バイオマス発電は燃料となる木質チップの調達量増加により安定稼働を実現し、太陽光発電も順調に推移している。当第1四半期の売上高は337百万円(前年同四半期比13.2%増)、営業利益は25百万円(前年同四半期は営業損失25百万円)と増収増益に転じ、収益性が改善している。

直近の概況

木質チップ調達量増加により増収増益、前年同期の損失から改善

当第1四半期連結累計期間(2026年4月〜6月)において、木質バイオマス発電は木質チップの調達量増加により安定した稼働を実現し増収増益となった。太陽光発電も順調に推移した。この結果、セグメント売上高は337百万円(前年同四半期比13.2%増)、営業利益は25百万円となり、前年同四半期の営業損失25百万円から黒字転換した。

主要プロダクト

service
木質バイオマス発電

木質チップの調達量増加により安定した稼働を実現し、当第1四半期は増収増益に寄与した。燃料調達の安定化が収益性改善の主因となっている。

service
太陽光発電

当第1四半期も順調に推移し、安定的な発電収入を確保している。

成長ドライバー

  • 太陽光発電の安定稼働による継続的な発電収入の確保
  • 木質バイオマス発電における燃料(木質チップ)調達量増加による稼働率・収益性の改善
  • 中期経営計画「Go on 5ing」におけるサーキュラーエコノミー推進方針のもとでの再生可能エネルギー事業の位置づけ強化

リスク

  • 木質チップの在庫・調達状況に依存した出力調整による売上変動リスク
  • 木質バイオマス発電設備に係る固定資産の追加減損リスク(過年度に減損損失を計上済み)
  • 電力価格・燃料価格の変動による収益圧迫リスク
  • 設備の老朽化・維持コスト増加リスク
  • 再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の制度変更リスク

その他(野菜プラント事業・にんにくファーム事業)

野菜プラント・にんにくファーム事業等で構成される小規模育成セグメント。

期間今期前期増減率
売上高(第1四半期累計・2027年3月期)14百万円20百万円↓
営業損益(第1四半期累計・2027年3月期)△3百万円(損失)7百万円(利益)↓

事業詳細

ナカバヤシ株式会社が直接運営する野菜プラント事業およびにんにくファーム事業等で構成される。「生命関連産業」戦略における農業分野の実践として位置づけられ、グループ全体の売上高に占める割合は極めて小さい。2027年3月期第1四半期は売上高14百万円、営業損失3百万円となり、前年同四半期の営業利益7百万円から損失転換した。

直近の概況

第1四半期は売上高29.4%減、営業損益は損失転換となった。

2027年3月期第1四半期累計期間の売上高は14百万円(前年同四半期比29.4%減)、営業損失は3百万円(前年同四半期は営業利益7百万円)となった。2026年3月期通期では営業黒字転換を果たしたものの、当第1四半期では再び損失に転じており、事業規模の小さいことに起因する業績のブレが見られる。

主要プロダクト

product
野菜プラント事業

詳細な製品別数値は開示されていないが、セグメント全体として小規模な事業運営が継続している。

product
にんにくファーム事業

「生命関連産業」戦略における農業分野の実践として位置づけられる事業。

成長ドライバー

  • 農業の6次産業化推進によるバリューチェーン拡大
  • ICT・スマート農業技術の活用による生産効率向上
  • 「生命関連産業」戦略における農業分野の重点投資継続

リスク

  • 売上規模が極めて小さく(第1四半期14百万円)、グループ業績への貢献は限定的
  • 農業事業特有の天候・自然災害リスクによる収穫量・品質の変動
  • スマート農業投資に伴う固定費負担と収益化までの時間軸の不確実性
  • 農業の6次産業化・販路開拓が計画通りに進まないリスク
  • 2026年3月期通期で黒字転換したものの、2027年3月期第1四半期は再び営業損失(3百万円)に転じ、収益の安定性に課題

最終更新: 2026年8月7日