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大日本印刷株式会社7912

スマートコミュニケーション部門

DNPの印刷・情報融合の強みを体現する最大セグメント

期間今期前期増減率
売上高(外部顧客、2026年3月期)748,674百万円713,977百万円
セグメント利益(2026年3月期)40,002百万円34,667百万円
営業利益率(2026年3月期)5.3%4.8%
セグメント資産(2026年3月期末)785,846百万円788,447百万円
有形固定資産及び無形固定資産の増加額(2026年3月期)25,432百万円31,275百万円
減損損失(2026年3月期)6,805百万円9,700百万円

事業詳細

書籍・雑誌等の出版印刷、カタログ・チラシ等の商業印刷、ICカード・BPO・認証サービス等の情報セキュア、昇華型熱転写製品等のイメージングコミュニケーション、デジタルマーケティング支援、コンテンツ・XRコミュニケーション、図書館運営・電子書籍流通など多岐にわたる事業を展開。DNP全体売上高の約49%を占める最大部門であり、国内外の企業・政府・消費者を顧客とする。

直近の概況

売上高・利益ともに前期比増、事業構造改革が収益性改善に寄与

2026年3月期のスマートコミュニケーション部門の売上高は748,674百万円(前期比4.9%増)、セグメント利益は40,002百万円(前期比15.4%増)。イメージングコミュニケーション関連の写真プリント用部材が欧米・アジアで好調、情報セキュア関連はBPO大型案件が寄与。Rubicon SEZCの連結子会社化(2025年7月)によるID認証サービスの取り込みも貢献。一方、マーケティング関連は紙媒体市場縮小の影響で前年割れ。人的資本・固定資産の適正化等の事業構造改革により収益性が改善した。

主要プロダクト

product
イメージングコミュニケーション関連

コーティング等の精密塗工技術を活かした昇華型熱転写記録材で世界トップシェアを保有。写真プリント用部材は欧米・アジア市場で好調に推移。IDカード用インクリボンは市場回復を背景に堅調。証明写真機事業・顔写真・IDソリューションも展開。

service
情報セキュア関連

国内トップシェアのICカード事業、BPO(Business Process Outsourcing)サービス、各種認証・セキュリティサービスを展開。2025年7月よりRubicon SEZCを連結子会社化し、アフリカ中心の政府向けID認証サービス(Laxtonブランド)を取り込んだ。

service
マーケティング関連

企業向け施策の実績・知見とデジタルの強みを掛け合わせた価値提供を行う。紙媒体の市場縮小の影響を受けており、2025年10月にセールスプロモーション分野でグループ会社間の組織再編を実施し、機能強化と事業運営の効率化を図った。

service
出版関連

単行本・辞書・雑誌等の出版印刷に加え、図書館の設計・内装施工・運営業務、電子書籍流通・販売(hontoブランド)を展開。雑誌等の市場縮小の影響を受けるものの、教育・研究施設・図書館等の大型案件完工増加や図書館運営業務の好調が寄与。2025年4月に製造・販売一体の事業推進体制に移行。

platform
コンテンツ・XRコミュニケーション関連

国内外で人気のIP(知的財産)を活用した巡回型イベントや物販、日本発IPの海外展開を推進。XRコミュニケーション関連では教育分野や行政サービスを中心に地域連動XRサービスを充実させ、各自治体等への提供を進めている。生成AIを活用したサービスやバーチャル空間の企画・開発・運営も展開。

成長ドライバー

  • イメージングコミュニケーション関連における写真プリント用部材の欧米・アジア市場での需要拡大(新型プリンター関連需要増)
  • IDカード用インクリボンの市場回復を背景とした堅調推移
  • BPO大型案件の獲得による情報セキュア関連の売上貢献
  • Rubicon SEZCの連結子会社化によるアフリカ中心の政府向けID認証サービス(Laxtonブランド)のグローバル展開加速
  • 図書館運営業務の好調推移および教育・研究施設向け大型案件の完工増加による出版関連の安定成長
  • 人的資本・固定資産の適正化等の事業構造改革による収益性改善(営業利益率4.8%→5.3%)
  • コンテンツ(アニメ等のIP)ビジネスのグローバル展開および情報加工・変換技術とAI・XRを組み合わせた新サービス創出

リスク

  • 紙媒体(出版印刷・商業印刷)の市場縮小が継続しており、マーケティング関連・出版関連の売上減少圧力が持続
  • BPO大型案件の受注変動による情報セキュア関連の業績ブレ
  • デュアルインターフェイスICカードの需要変動リスク(当期も前年比減少)
  • 為替変動リスク(欧米・アジア向け事業の収益に影響)
  • 生成AI・デジタル化の進展による既存印刷関連事業の需要構造変化の加速
  • Rubicon SEZC統合に伴うのれん増加(のれん残高が大幅増加)および海外事業展開リスク

最終更新: 2026年6月23日