事業内容
サンメッセ株式会社は1935年創業、岐阜県大垣市に本拠を置く総合印刷企業。連結子会社3社を含むグループで、商業印刷・出版印刷・包装パッケージ・IPS(情報セキュリティ印刷)・BPO・コーポレートコミュニケーション・情報コミュニケーションなど多岐にわたる印刷関連サービスを提供する印刷事業と、各種イベントの企画・運営を行うイベント事業の2セグメントで構成される。
東京・名古屋・大阪・金沢など全国に拠点を展開し、企業・官公庁・団体を主要顧客とする。2025年に創業90周年を迎え、2035年の100周年に向けた中長期経営計画「Change -SX2035-」を始動させている。
ビジネスモデル
企画・デザイン・製版・印刷・製本までを社内一貫生産体制で完結させることで外注加工費を抑制し、コスト競争力を確保する。IPS(データプリントサービス)やBPO(仕分け梱包発送)など付加価値の高い情報処理サービスも内製化し、限界利益を重視した収益モデルを志向。
営業活動によるキャッシュフローを主要資金源とし、設備投資・運転資金・株主還元に充当する。
企業の強み
IPS(情報セキュリティ印刷)関連は2026年3月期に売上高2,286百万円(前期比23.2%増)を達成し、大型特需が営業利益を押し上げた。本社第五工場はISO/IEC27001(ISMS)を認証取得しており、セキュリティ対応の社内インフラが競合参入障壁となっている。
企画から製本まで自社工場内で完結する一貫生産体制を構築。2026年3月期は内製化推進によるコストダウンが売上総利益を前期比8.4%増(2,807百万円増)に押し上げる要因の一つとなった。外注依存度の低さが原材料・外注費変動への耐性を高めている。
1935年創業から90年の歴史を持ち、岐阜・東京・名古屋・大阪・金沢など全国主要都市に営業拠点を展開。ISO9001・ISO14001・プライバシーマーク・えるぼし認定(3つ星)・健康経営優良法人2026(大規模法人部門)など複数の認証・認定を取得し、顧客の信頼基盤を形成している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2025年3月期の16,436百万円から2026年3月期に17,131百万円へ695百万円増収(+4.2%)。営業利益は135百万円から325百万円へ190百万円増益(+140.7%)、当期利益は332百万円から461百万円へ129百万円増益(+38.9%)と大幅改善。
BPO関連の受注回復・IPS関連の需要拡大・包装パッケージの成長が増収増益を牽引したとみられる。なお、2026年6月19日付の訂正は投資活動CF内の定期預金項目の誤記修正(合計額に変更なし)であり、損益・財政状態への影響はない。
成長戦略
「印刷を、超える。」をテーマに事業ポートフォリオ改革と資本効率向上を推進
情報セキュリティ印刷(IPS)・BPO・包装パッケージを重点成長領域と位置づけ、受注拡大を継続。2026年3月期にBPO関連が大幅回復、IPS・パッケージも高成長を維持しており、印刷市場縮小を補う収益柱として機能している。
コーポレート・コミュニケーション領域の強化を目的に株式会社Sincを設立し、サステナビリティコンサルティング事業に参入。印刷事業で培った企業向けコミュニケーション支援の知見を活用し、非印刷領域への事業拡張を図る。
外注加工費削減を通じた利益率改善を継続推進。2026年3月期の営業利益率は1.9%と前期(0.8%)から大幅改善しており、一貫生産体制の活用によるコストダウン効果が顕在化しつつある。
最終更新: 2026年7月19日

