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サンメッセ株式会社

7883東証スタンダードその他製品

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サンメッセ株式会社7883

事業内容

サンメッセ株式会社は1935年創業、岐阜県大垣市に本拠を置く総合印刷企業。連結子会社3社を含むグループで、商業印刷・出版印刷・包装パッケージ・IPS(情報セキュリティ印刷)・BPO・コーポレートコミュニケーション・情報コミュニケーションなど多岐にわたる印刷関連サービスを提供する印刷事業と、各種イベントの企画・運営を行うイベント事業の2セグメントで構成される。

東京・名古屋・大阪・金沢など全国に拠点を展開し、企業・官公庁・団体を主要顧客とする。2025年に創業90周年を迎え、2035年の100周年に向けた中長期経営計画「Change -SX2035-」を始動させている。

ビジネスモデル

企画・デザイン・製版・印刷・製本までを社内一貫生産体制で完結させることで外注加工費を抑制し、コスト競争力を確保する。IPS(データプリントサービス)やBPO(仕分け梱包発送)など付加価値の高い情報処理サービスも内製化し、限界利益を重視した収益モデルを志向。

営業活動によるキャッシュフローを主要資金源とし、設備投資・運転資金・株主還元に充当する。

企業の強み

IPS(情報セキュリティ印刷)関連は2026年3月期に売上高2,286百万円(前期比23.2%増)を達成し、大型特需が営業利益を押し上げた。本社第五工場はISO/IEC27001(ISMS)を認証取得しており、セキュリティ対応の社内インフラが競合参入障壁となっている。

企画から製本まで自社工場内で完結する一貫生産体制を構築。2026年3月期は内製化推進によるコストダウンが売上総利益を前期比8.4%増(2,807百万円増)に押し上げる要因の一つとなった。外注依存度の低さが原材料・外注費変動への耐性を高めている。

1935年創業から90年の歴史を持ち、岐阜・東京・名古屋・大阪・金沢など全国主要都市に営業拠点を展開。ISO9001・ISO14001・プライバシーマーク・えるぼし認定(3つ星)・健康経営優良法人2026(大規模法人部門)など複数の認証・認定を取得し、顧客の信頼基盤を形成している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の営業利益は325百万円(前期比190百万円増)、当期利益は461百万円(同129百万円増)と過去5期で最高水準に回復。売上高も17,131百万円と2022年3月期以来の高水準を達成した。

ただし営業利益率は依然1.9%程度にとどまり、構造的な低収益体質からの本格脱却には継続的な取り組みが必要。

今回の訂正内容は投資活動CF内の定期預金の預入・払戻金額の誤記(各々約45百万円の修正)であり、投資活動CF合計(△37百万円)に変更はなく業績への影響はない。一方、投資有価証券の売却及び償還による収入421百万円が当期も発生しており、経常利益が営業外収益に依存する収益構造は継続している点は引き続き留意が必要。

過去5期の業績推移では、売上高は16,400〜17,100百万円のレンジで横ばい推移が続いており、2026年3月期の17,131百万円は上限圏への回帰。営業利益は2022年3月期の464百万円をピークに低下後、2026年3月期に325百万円まで回復した。

BPO・IPS・パッケージ等の成長領域が牽引役となっているが、印刷市場全体の縮小という外部環境(市場環境として)を踏まえると、成長領域の拡大ペースと既存領域の減収圧力のバランスが持続的改善の鍵となる。

成長戦略

「印刷を、超える。」をテーマに事業ポートフォリオ改革と資本効率向上を推進

情報セキュリティ印刷(IPS)・BPO・包装パッケージを重点成長領域と位置づけ、受注拡大を継続。2026年3月期にBPO関連が大幅回復、IPS・パッケージも高成長を維持しており、印刷市場縮小を補う収益柱として機能している。

コーポレート・コミュニケーション領域の強化を目的に株式会社Sincを設立し、サステナビリティコンサルティング事業に参入。印刷事業で培った企業向けコミュニケーション支援の知見を活用し、非印刷領域への事業拡張を図る。

外注加工費削減を通じた利益率改善を継続推進。2026年3月期の営業利益率は1.9%と前期(0.8%)から大幅改善しており、一貫生産体制の活用によるコストダウン効果が顕在化しつつある。

最終更新: 2026年7月19日