事業内容
株式会社トランザクションは1987年創業の純粋持株会社で、傘下7社を通じてエコプロダクツ・ライフスタイルプロダクツ・ウェルネスプロダクツの企画・デザイン・生産委託・販売を一貫展開する。主要顧客はエンドユーザー企業(オーダーメイド受注)、卸売事業者(見込生産品)、ECサイト経由のBtoB・DtoC顧客の3層。
製品カテゴリーはエコバッグ・タンブラーなどのエコプロダクツ(売上高構成比40.8%)、推し活・エンタメ向けライフスタイルプロダクツ(同52.0%)、ウェルネスプロダクツ(同5.9%)で構成される。東京証券取引所プライム市場上場。
ビジネスモデル
生産を外部委託するファブレス形態により固定費を抑制しつつ、企画・デザイン・品質管理に経営資源を集中する。販売はエンドユーザー企業向け直販(2025年8月期売上高12,440百万円)、卸売事業者向け(同7,234百万円)、自社ECサイト群(同7,777百万円)の3チャネルで構成。
利益率の高いeコマースチャネルへの売上移行を推進し、2025年8月期の営業利益率は20.8%を達成している。
企業の強み
2021年8月期から2025年8月期にかけて売上高は17,139百万円から27,453百万円へ60.2%増加、営業利益は2,821百万円から5,706百万円へ102.3%増加。2025年8月期は売上高・各段階利益ともに過去最高を更新し、営業利益率20.8%を維持している。
2025年8月期のeコマース売上高は7,777百万円(前期比2,185百万円増、39.1%増)で、売上構成比は前期比6.0ポイント拡大し28.3%に到達。第4四半期単体では31.5%まで上昇しており、高利益率チャネルへの構造シフトが加速している。
2025年8月期末の有利子負債は434百万円(有利子負債比率1.8%)と実質無借金。営業キャッシュ・フローは4,247百万円(前期比40.5%増)を創出し、現金及び現金同等物は6,611百万円を保有。金融機関4行と1,300百万円の当座貸越枠も確保している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2021期から2025期まで5期連続増収増益(売上高17,139百万円→27,453百万円、営業利益2,821百万円→5,706百万円)を達成。2026年8月期第3四半期累計(2025年9月~2026年5月)は売上高23,144百万円(前年同期比11.4%増)、営業利益4,901百万円(同14.5%増)、経常利益5,035百万円(同10.9%増)、親会社株主帰属四半期純利益3,377百万円(同11.1%増)と増収増益基調を継続。
外部要因として中東情勢緊迫化による円安・原材料高騰が逆風となる一方、インバウンド需要増加・推し活市場拡大が追い風として機能。通期業績予想(売上高30,000百万円・営業利益6,300百万円)に対する第3四半期累計進捗率は売上高77.1%・営業利益77.8%。
成長戦略
eコマース2.5倍・エンタメIP2倍・M&A40億円の3軸で第5次中計5年間の成長を加速
BtoB主力サイト「MARKLESS STYLE」のオープン化(2026年3月開始)により他社メーカーの出品を可能とし、ECプラットフォームへ進化。新規専門ECサイト5サイトの当期末までの立ち上げも推進。
第3四半期累計eコマース売上は6,752百万円(前年同期比19.0%増)、売上構成比29.2%に拡大。
推し活・ゲーム・アニメ・2.5次元・スポーツ向け物販品需要を取り込み、ライフスタイルプロダクツ売上は第3四半期累計12,233百万円(前年同期比16.2%増)と大幅伸長。株式会社サウザンド(フィギュアOEM)の子会社化(2026年3月31日)によりIP製品カテゴリーを拡充。
K2Picturesとの資本業務提携で映画関連物販にも参画。
サステナブル素材(フェアトレード・エコマーク・オーガニックコットン・バイオマスプラスチック等)製品の開発強化と気候変動対策製品(晴雨兼用傘・ハンディファン・ネックリング等)のアイテム増強を推進。第3四半期累計エコプロダクツ売上は9,434百万円(前年同期比7.9%増)。
グッドデザイン賞・フェアトレードアワード受賞によるブランド認知向上も継続。
第5次中期経営計画において新規カテゴリー拡充・既存事業基盤充実・バリューチェーン深化の3軸でM&Aを推進。サウザンド取得(取得原価920百万円)が初弾として実行済み。条件付取得対価(業績連動)の支払額は未確定であり、のれん償却期間も検討中。
最終更新: 2026年7月17日

