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株式会社トランザクション

7818東証プライムその他製品

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事業内容

株式会社トランザクションは1987年創業の純粋持株会社で、傘下7社を通じてエコプロダクツ・ライフスタイルプロダクツ・ウェルネスプロダクツの企画・デザイン・生産委託・販売を一貫展開する。主要顧客はエンドユーザー企業(オーダーメイド受注)、卸売事業者(見込生産品)、ECサイト経由のBtoB・DtoC顧客の3層。

製品カテゴリーはエコバッグ・タンブラーなどのエコプロダクツ(売上高構成比40.8%)、推し活・エンタメ向けライフスタイルプロダクツ(同52.0%)、ウェルネスプロダクツ(同5.9%)で構成される。東京証券取引所プライム市場上場。

ビジネスモデル

生産を外部委託するファブレス形態により固定費を抑制しつつ、企画・デザイン・品質管理に経営資源を集中する。販売はエンドユーザー企業向け直販(2025年8月期売上高12,440百万円)、卸売事業者向け(同7,234百万円)、自社ECサイト群(同7,777百万円)の3チャネルで構成。

利益率の高いeコマースチャネルへの売上移行を推進し、2025年8月期の営業利益率は20.8%を達成している。

企業の強み

2021年8月期から2025年8月期にかけて売上高は17,139百万円から27,453百万円へ60.2%増加、営業利益は2,821百万円から5,706百万円へ102.3%増加。2025年8月期は売上高・各段階利益ともに過去最高を更新し、営業利益率20.8%を維持している。

2025年8月期のeコマース売上高は7,777百万円(前期比2,185百万円増、39.1%増)で、売上構成比は前期比6.0ポイント拡大し28.3%に到達。第4四半期単体では31.5%まで上昇しており、高利益率チャネルへの構造シフトが加速している。

2025年8月期末の有利子負債は434百万円(有利子負債比率1.8%)と実質無借金。営業キャッシュ・フローは4,247百万円(前期比40.5%増)を創出し、現金及び現金同等物は6,611百万円を保有。金融機関4行と1,300百万円の当座貸越枠も確保している。

エンヴァリスの着眼点

eコマース売上は第3四半期累計で6,752百万円(前年同期比19.0%増)と高成長を維持し、売上構成比は29.2%(前年同期比1.9ポイント拡大)。一方、当第3四半期単体ではライフスタイルプロダクツの大型案件獲得が低粗利率案件を含んでいたため、売上総利益率が第1四半期比1.0ポイント、第2四半期比0.5ポイント低下。

M&A関連一過性費用の計上も重なり営業利益率は前年同期比0.5ポイント低下した。eコマースシフトによる構造的な利益率改善が、大型案件の粗利率変動によって一時的に相殺されるリスクは継続的に注視が必要。

2026年3月31日をみなし取得日として株式会社サウザンド(フィギュアOEMメーカー)を取得原価920百万円で子会社化し、暫定のれん723百万円を計上。のれん償却期間は現在検討中であり、第4四半期からの損益取込みに伴う影響について監査法人と協議中。

会社側は通期業績への影響は軽微と見込むとしているが、のれん償却額確定後に業績予想の修正が生じる可能性がある。条件付取得対価(業績連動)の支払額も未確定であり、取得コストの最終確定まで不確実性が残る。

ホルムズ海峡封鎖懸念を契機とする円安進行・原油価格高騰・ナフサ供給停滞による石油化学製品価格高騰が現実化する中、同社は為替予約・原材料確保・半製品在庫積み増しで対応し第3四半期業績への影響を限定的に抑制した。外部要因として、中東情勢の不透明感は継続しており、第4四半期以降の燃料・輸送コスト・電力コスト上昇が収益を圧迫するリスクは払拭されていない。

通期業績予想(売上高30,000百万円・営業利益6,300百万円)は据え置かれており、第3四半期累計の進捗率は売上高77.1%・営業利益77.8%と概ね順調だが、第4四半期の外部環境次第で着地が変動し得る。

成長戦略

eコマース2.5倍・エンタメIP2倍・M&A40億円の3軸で第5次中計5年間の成長を加速

BtoB主力サイト「MARKLESS STYLE」のオープン化(2026年3月開始)により他社メーカーの出品を可能とし、ECプラットフォームへ進化。新規専門ECサイト5サイトの当期末までの立ち上げも推進。

第3四半期累計eコマース売上は6,752百万円(前年同期比19.0%増)、売上構成比29.2%に拡大。

推し活・ゲーム・アニメ・2.5次元・スポーツ向け物販品需要を取り込み、ライフスタイルプロダクツ売上は第3四半期累計12,233百万円(前年同期比16.2%増)と大幅伸長。株式会社サウザンド(フィギュアOEM)の子会社化(2026年3月31日)によりIP製品カテゴリーを拡充。

K2Picturesとの資本業務提携で映画関連物販にも参画。

サステナブル素材(フェアトレード・エコマーク・オーガニックコットン・バイオマスプラスチック等)製品の開発強化と気候変動対策製品(晴雨兼用傘・ハンディファン・ネックリング等)のアイテム増強を推進。第3四半期累計エコプロダクツ売上は9,434百万円(前年同期比7.9%増)。

グッドデザイン賞・フェアトレードアワード受賞によるブランド認知向上も継続。

第5次中期経営計画において新規カテゴリー拡充・既存事業基盤充実・バリューチェーン深化の3軸でM&Aを推進。サウザンド取得(取得原価920百万円)が初弾として実行済み。条件付取得対価(業績連動)の支払額は未確定であり、のれん償却期間も検討中。

最終更新: 2026年7月17日