株式会社MTG logo

株式会社MTG

7806東証グロースその他製品

株式会社MTG logo
株式会社MTG7806

事業内容

株式会社MTGは1996年創業、愛知県名古屋市に本社を置く美容・健康機器メーカーで、「VITAL LIFE」を事業ビジョンに掲げる。主力ブランドはヘアケア・美容機器のReFa(2009年誕生)とEMSトレーニング機器のSIXPAD(2015年誕生)。

販売チャネルをダイレクトマーケティング・プロフェッショナル・リテールストア・グローバル・スマートリング・その他の6セグメントに分類し、EC通販から美容室・ホテル・百貨店まで多彩な接点で国内外の一般消費者・法人顧客に商品を提供する。2025年9月期の連結売上高は98,810百万円に達し、東京証券取引所グロース市場に上場している。

ビジネスモデル

Creation・Technology・Branding・Marketingの4要素を融合した独自のブランド開発システムで商品を開発し、ダイレクトマーケティング(EC・通販)、プロフェッショナル(美容室・ホテル等B2B2C)、リテールストア(百貨店・量販店)の3チャネルを軸に販売する。B happyプラットフォームやReFaルーム設置によるリピート需要の醸成、Smart PlanなどのストックビジネスでLTV向上を図る構造を持つ。

研究開発費は3,423百万円(2025年9月期)を投じ、産官学連携で製品力を維持する。

企業の強み

ReFaヘアケア商品はWWD JAPAN上半期ベストコスメ2025でTOP3を独占しブランド別ランクイン数1位を獲得。ReFa LOCK OILを含むロックシリーズはヘアスタイリング剤カテゴリーで国内ブランドシェアNo.1を達成。

楽天ヘアケアランキングでデイリー1位獲得実績もあり、製品力がデータで裏付けられている。

B happyプラットフォームの加盟店舗数は36,657店舗、契約美容室は44,360店舗(期初目標42,000店舗超過達成)、ReFaルーム設置施設は累計3,840施設・84,700室に達し月間想定体感者数174万人超。宿泊・サロン体験が購買に波及する循環モデルが確立されており、リピート率の高水準維持が収益安定に寄与している。

2025年9月期は全社売上高98,810百万円(前期比37.5%増)、営業利益10,665百万円(前期比225.4%増)を達成。リテールストア事業は前期比55.7%増、ダイレクトマーケティング事業は29.5%増、プロフェッショナル事業は29.0%増と主要3チャネルが揃って高成長。

年間27店舗の新規出店と家電量販店約1,800店舗へのディスプレイ導入が寄与した。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期(上半期)の売上高66,523百万円は通期予想135,000百万円の49.3%、営業利益10,022百万円は通期予想15,000百万円の66.8%に相当する。上半期に利益の大半を稼ぐ季節性を考慮しても、通期予想(売上高前期比36.6%増、営業利益前期比40.6%増)は既に上方修正済みであり、達成確度は相応に高いと判断される。

なお、通期業績予想は2026年5月12日付で上方修正されている。

中間期末の棚卸資産(商品及び製品)は25,481百万円と前期末比33.1%増、長期借入金は10,886百万円と前期末比193.1%増に急拡大した。Kirala子会社化(取得原価3,912百万円)や有形固定資産取得(7,218百万円)等の積極投資が背景にある。

営業キャッシュフローは2,218百万円(前年同期比57.8%減)と大幅に縮小しており、在庫積み上げと投資拡大が資金を圧迫している点は継続的なモニタリングが必要。自己資本比率は63.3%と健全水準を維持している。

その他事業は中間期売上高4,019百万円(前年同期比55.6%増)と拡大する一方、経常損失600百万円(前年同期は504百万円の損失)と赤字が拡大している。Kirala子会社化に伴い発生したのれん1,443百万円(均等償却20年)は年間約72百万円の償却負担となる。

外部環境として個人消費の緩やかな回復が追い風となっているが、世界的な資源価格高騰・急速な為替変動・地政学リスクは引き続き業績の不確実性要因であり、特に海外調達コストや輸出採算への影響に留意が必要。

成長戦略

ReFa・SIXPAD集中投資、ストックビジネス深化、Kiralaシナジー創出の3軸で持続成長を目指す

ヘアケア・スキンケア・フレグランス・インナーケア・VITAL TECHと幅広いカテゴリーへの新商品投入を継続。ReFa HONEY QUEEN HAIR CARE SERIES、ReFa MILK PROTEIN STRAIGHT LINE、ReFa THE PERFUME HAIR MIST等が中間期に相次いで発売され、新規顧客層の獲得と売上基盤の強化が進んでいる。

中間期に百貨店5店舗・ショッピングセンター3店舗・アウトレット3店舗を新規出店し、ReFa GINZA(2025年11月開業)は4カ月で来場者数16万人を突破。世界124カ国への発信拠点として機能しており、ブランド認知向上と既存店改装(3店舗)による売上底上げを並行推進している。

ReFa HYDRAIDの従量課金型スマートプランを美容室市場に展開し、継続収益モデルを深化させる。ReFaルームの宿泊施設設置(累計4,137施設・110,356室)とReFaヘアケアコスメのホテル導入(累計348施設)を拡大し、体験起点の購買循環とリピート収益を強化する。

2025年10月に取得原価3,912百万円でKiralaを完全子会社化。トータルライフサービスプラットフォーム事業・天然水ブランド「砥希」のハイエンド市場展開・美容機器ブランド「STELLA BEAUTE」とのクロスセルシナジーを創出する。

のれん1,443百万円(均等償却20年)が発生しており、シナジー実現が収益貢献の鍵となる。

2025年9月に立ち上げたフェムテックカテゴリーで「SIXPAD Perine Fit」を2026年1月に発売し、当初計画を上回る販売実績を達成。医療分野では日本フット医学会年次学術集会への参加等を通じてエビデンス構築を推進し、医療従事者への製品理解深化と臨床現場での活用可能性の訴求を図っている。

最終更新: 2026年7月17日