事業内容
株式会社アミファは1973年創業、2019年東証スタンダード上場のライフスタイル商品専業メーカー。ギフトラッピング、デザイン文具、キッチン・テーブルウエア、フラワー関連商品などを企画・製造仕入・卸販売する。
主要顧客はセリア・大創産業・キャンドゥの均一価格ショップ3社(合計売上高シェア約88.7%)。自社工場を持たないファブレス経営を採用し、海外委託生産が仕入の約94%を占める。
年間約1億60百万個・約6千アイテムを取り扱い、主なターゲット顧客は女性消費者。amifa®ブランドのNB商品と販売先PB商品の二軸で展開する。
ビジネスモデル
40名以上の社内デザイナーと100名以上のフリーランスイラストレーターが商品を内製企画し、国内外の工場へ委託生産するファブレスモデル。年間約1,900アイテムの新商品を投入する改廃サイクルで均一価格ショップのリピーター維持に貢献し、安定した受注基盤を確保。
ワンプライス商品(100円均一向け)が売上の約92.9%を占め、残りをOEM・一般小売のプチプライス商品が構成する。
企業の強み
セリア(売上高シェア51.6%)、大創産業(21.5%)、キャンドゥ(15.6%)の主要3社合計で売上高の約88.7%を占める。2025年9月期の売上高は8,842百万円と設立以来最高を更新し、4期連続の最高売上を達成している。
商品開発部門に女性を中心とした40名以上のデザイナーを配置し、100名以上のフリーランスイラストレーターと直接連携。外部ライセンス依存ではなく自社世界観を維持した商品群を年間約1,900アイテム投入し、改廃サイクルのスピードを競争優位として確立している。
2024年9月期に営業損失298百万円・当期純損失284百万円を計上した赤字決算から、2025年9月期は営業利益270百万円・当期純利益195百万円へ黒字転換。売上原価率4.1ポイント改善、販売管理費5.1%削減を実現し、ROEは9.7%と目標水準8%を上回った。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2021期4,677百万円→2025期8,842百万円と拡大基調を維持。2024期に営業損失298百万円を計上したが、2025期に270百万円の黒字へV字回復。
2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)は売上高5,326百万円(前年同期比3.7%増)、営業利益631百万円(同168.4%増)、中間純利益406百万円(同264.6%増)と大幅増益。売上原価率の5.7ポイント改善(前年同期の商品在庫評価損減少・原価低減・NB商品シフトが寄与)と販管費削減が主因。
外部要因として円安継続が仕入コスト圧力となる中でも、自社努力による収益改善が顕著。通期予想は売上高9,000百万円(前期比1.8%増)、営業利益620百万円(同129.4%増)、当期純利益680百万円(同249.6%増)に上方修正済み。
成長戦略
NB強化・プロフェッショナル集団への進化・経営インフラ強化の3本柱で売上高100億円を目指す
中期経営計画の核心施策として、自社ブランドamifa®を冠するNB商品の拡充を推進。2026年9月期中間期にNB売上が前年同期比12.4%増の4,159百万円に拡大し、売上構成比が上昇。高収益NB商品へのシフトが売上原価率改善(5.7ポイント)に直結しており、戦略の有効性が数値で確認された。
均一価格ショップ各社の売場に対する提案力を高め、売れ筋商品への集中投資と不採算商品の改廃を推進。前年同期に計上した商品在庫評価損の大幅減少も含め、2026年9月期中間期の売上原価率は前年同期比5.7ポイント改善。販管費も前年同期比34百万円削減しており、コスト構造改革が着実に進捗。
2026年1月に公益財団法人アミファ・デザイン・アート振興財団へ自己株式200,000株を処分し、デザイン・アート振興への取り組みを開始。本社移転費用33百万円を2026年9月期中間期に特別損失計上。年間配当予想を前期26円から30円へ増額修正し、収益回復を背景とした株主還元強化を実施。
最終更新: 2026年7月17日

