製品開発の進度リスク
新技術・新製品の研究開発投資を行っているが、環境動向等により開発対応が不足した場合、業績に影響を及ぼす可能性がある。開発テーマの新規性・進歩性の程度が発生可能性に大きく影響する。現場ニーズと製品コンセプト・投資採算を踏まえた選択と集中、各フェーズでのチェック機能強化により開発リソースの有効活用に取り組んでいる。
販売価格引下げリスク
国策としての医療費抑制政策により償還価格は低下傾向にあり、共同購買体制等を通じた医療機関からの価格下落圧力も強まっている。原価低減・業務効率改善を進めているが効果が限定される場合は業績に影響を及ぼす可能性がある。独創性の高い医療機器の開発・提供強化により対応を図っている。
法的規制に伴うリスク
医薬品医療機器法に基づく第一種医療機器製造販売業許可等を保有しており、何らかの理由で取消事由が生じた場合は業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。欧州MDD/MDRや米国FDAなど海外規制への対応も必要であり、法規制の変更・強化は事業継続に影響しうる。海外売上比率は2026年3月期で3.2%と現状の影響は小さいが、今後の海外拡販に伴いリスクが高まる見込みである。
製品安全性・製造物責任リスク
高度な技術を要する医療機器を取り扱っており、不良品発生や医療現場での不適切な取扱いの可能性を完全に否定できない。医療事故等が発生した場合は製造物責任による係争や自主回収に発展し、特別損失として自主回収関連費用が発生し業績に影響を及ぼす可能性がある。生産物賠償責任保険への加入によりリスク軽減を図っている。
特定製品への依存リスク
主力製品であるフィットフィックスを中心とした吸引器関連製品の売上比率が全体の60%を超えており、2026年3月期の吸引器関連売上高は6,529百万円(63.5%)に達する。過度な価格競争による販売単価低下が生じた場合、業績及び事業継続に大きく影響する。マイクロポンプ関連製品等のラインナップ拡充と海外販売拡大により収益構造の改善を図っている。
知的財産権に係るリスク
知的財産権の確保と他社による侵害防止に努めているが、係争に発展する可能性を完全には否定できず、業績に影響を及ぼす可能性がある。特許権利満了に伴う新規参入により競争が激化した場合も業績への影響が懸念される。新たな特許を織り込んだ新製品開発を進めることで権利満了による影響の最小化に努めている。
人材確保・育成リスク
医療現場の顧客満足度向上には専門知識の習得・蓄積が必要であり、事業推進に必要な人材を適時適切に確保・育成できない場合は業績に影響を及ぼす可能性がある。給与水準の向上や効率的な働き方の実践など人的投資強化施策を積極的に実施している。企業文化の継承力と創造性を併せ持った人材の育成・適所配置に努めている。
製造拠点集中・災害リスク
注入器関連製品は主に大阪府和泉市のアセンブリーセンターで製造しており、地震・火災等の災害による生産設備の機能停止や修繕費用発生が業績に影響を及ぼす可能性がある。製造委託先の業績悪化等サプライチェーンの崩壊により生産に支障をきたすリスクもある。複数社購買体制・複数生産拠点体制を基本としリスクとコストのバランスを図りながら対応している。
原材料価格変動・調達リスク
主要原材料はプラスチック等の石油関連製品であり、中東情勢等の地政学的リスクや国際市況・為替動向により原材料価格が高騰した場合、製造原価の上昇を通じて業績に影響を及ぼす可能性がある。サプライヤーの需給逼迫や物流混乱による供給中断・遅延リスクも存在し、価格転嫁が適時に行えない場合は収益性が低下する。複数サプライヤーからの購買・調達先多様化・代替原材料検討等により安定供給体制の構築を図っている。
ITセキュリティリスク
生産管理・販売管理・会計・開発設計等の主要業務でITを活用しており、外部からのサイバー攻撃等によりサービス停止や機密情報漏洩が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性がある。文書・情報管理規定の整備、情報セキュリティインフラの整備、社員教育等によりリスク低減を図っている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

