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7774東証グロース精密機器

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株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング7774

再生医療製品事業

国内初の再生医療等製品を含む5製品を保有する中核事業

期間今期前期増減率
セグメント売上高(2026年3月期通期)1,354百万円1,493百万円
セグメント利益(2026年3月期通期)78百万円219百万円
セグメント資産(2026年3月末)1,236百万円1,288百万円
減価償却費(2026年3月期通期)65百万円66百万円
前期比売上高増減率(2026年3月期)△9.3%

事業詳細

自家培養表皮ジェイス(皮膚)、自家培養軟骨ジャック(軟骨)、自家培養角膜上皮ネピック(角膜)、自家培養口腔粘膜上皮オキュラル(角膜)、メラノサイト含有自家培養表皮ジャスミン(皮膚)の5製品を医療機関向けに製造販売する。患者自身の細胞を培養して移植する自家移植方式を基本とし、厚生労働省の製造販売承認を取得した保険適用製品を提供する。2026年3月期は全社売上高2,183百万円の約62%を占める主力セグメント。

直近の概況

ジャック変形性膝関節症保険収載で期末受注急増、全体は減収

2026年3月期の再生医療製品事業売上高は1,354百万円(前期比9.3%減)。熱傷患者数減少・角膜領域の新規患者伸び悩みが響いた。一方、自家培養軟骨ジャックは2026年1月の変形性膝関節症保険収載を機に契約施設数が125施設に拡大、3月に月間30例の過去最高受注を達成。ジャスミンも拠点施設42施設まで拡大し増収基盤を構築。セグメント利益は78百万円と前期219百万円から大幅に減少した。

主要プロダクト

product
自家培養表皮ジェイス

重症熱傷を主適応とし、先天性巨大色素性母斑・表皮水疱症(栄養障害型・接合部型)にも適応拡大。熱傷治療は40枚(医学的必要時50枚)、先天性巨大色素性母斑30枚、表皮水疱症50枚が保険算定限度。2026年3月期は熱傷患者数減少が続いたが第4四半期に受注回復傾向。

product
メラノサイト含有自家培養表皮ジャスミン

非外科的治療が無効または適応とならない白斑を適応とする。2026年3月期は拠点施設が42施設まで拡大し、期末にかけて新規施設からの受注を獲得。一部医療機関での導入準備に時間を要したものの、増収に向けた基盤構築が進展。

product
自家培養軟骨ジャック

膝関節における外傷性軟骨欠損症・離断性骨軟骨炎を主適応とし、2025年5月13日に変形性膝関節症への適応拡大承認を取得、2026年1月1日付で保険収載。契約施設数は全国125施設まで拡大し、2026年3月に過去最高となる月間30例の受注を達成。中長期成長の主力製品に位置づけ変化。

product
自家培養角膜上皮ネピック

角膜上皮幹細胞疲弊症を適応とする。2026年3月期は既存施設での新規患者の伸び悩みにより受注が減少。販売担当の株式会社ニデックとの連携により新規施設開拓や潜在患者への治療啓発を推進し、角膜移植実績のある全国有数の新規施設での採用実績あり。

product
自家培養口腔粘膜上皮オキュラル

口腔粘膜上皮細胞を用いて両眼性の角膜上皮幹細胞疲弊症を治療できる世界初の再生医療等製品。2026年3月期はネピックと同様に既存施設での新規患者伸び悩みにより受注が減少。ニデックとの連携による新規施設開拓を継続。

成長ドライバー

  • 自家培養軟骨ジャックの変形性膝関節症保険収載(2026年1月)による市場拡大と契約施設数増加(125施設)、月間受注の過去最高更新
  • メラノサイト含有自家培養表皮ジャスミンの拠点施設拡大(42施設)と新規施設からの受注獲得による増収基盤構築
  • 他家(同種)培養表皮(Allo-JaCE03)の製造販売承認申請(2026年3月)による将来的な製品ラインアップ拡充と海外展開
  • 帝人との共同による膝領域新製品開発の進展
  • ニデックとの連携による角膜領域製品の新規施設開拓と潜在患者への治療啓発推進

リスク

  • 自家移植方式の特性上、患者ごとの個別製造が必要であり、スケールメリットが得にくい構造的コスト課題
  • 熱傷・先天性巨大色素性母斑・表皮水疱症など既存適応症における対象患者数の減少・一巡による需要鈍化
  • 角膜領域製品(ネピック・オキュラル)の既存施設での新規患者伸び悩みと受注減少の継続
  • ジャックの変形性膝関節症向け保険収載後の普及ペースが期待を下回るリスク
  • 条件・期限付き承認制度の見直し議論など規制環境の変化リスク

最終更新: 2026年6月18日