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7731東証プライム精密機器

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映像事業

ニコンの収益基盤を支える中高級カメラ・交換レンズ事業

期間今期前期増減率
売上収益(通期)290,053百万円295,363百万円
セグメント利益(通期)16,715百万円41,306百万円
セグメント利益率(通期)5.7%13.9%
セグメント資産174,333百万円166,079百万円
減価償却費及び償却費9,786百万円8,420百万円
減損損失37百万円850百万円

事業詳細

レンズ交換式デジタルカメラ(ミラーレスカメラ中心)、レンズ一体型デジタルカメラ、交換レンズ等の映像関連製品・サービスを提供。中高級機市場のコアファン向けに強固なブランドを持ち、RED Digital Cinema, Inc.との技術融合によるデジタルシネマカメラ「ZR」を投入し業務用シネマカメラ市場へも展開。グループ全体の売上収益の約42.8%を占めるが、2026年3月期は減収減益となった。

直近の概況

ZRが販売牽引も、コスト増・一時費用で大幅減益

2026年3月期の映像事業は売上収益290,053百万円(前期比1.8%減)、セグメント利益16,715百万円(前期比59.5%減)と大幅な減益となった。ニコン初のデジタルシネマカメラ「ZR」が販売を牽引した一方、製品ミックスの変化や競争環境の激化に伴うプロモーション費用増加による平均販売単価の下落、関税影響、Mark Roberts Motion Control Limitedの株式譲渡契約に関連した一時費用(構造改革関連費用3,210百万円)が利益を大きく圧迫した。

主要プロダクト

product
ミラーレスカメラ(Zシリーズ)

レンズ交換式ミラーレスカメラ。中高級機市場向けに展開し、コアファン層に強固なブランドを持つ。デジタルカメラ市場は販売台数・金額とも堅調に推移。

product
交換レンズ(NIKKORレンズ)

ミラーレスカメラ向けZマウントレンズを中心に展開。カメラ本体との相乗効果で収益に貢献するが、製品ミックスの変化や競争環境の激化が平均販売単価に影響。

product
デジタルシネマカメラ(ZRシリーズ)

当社とRED Digital Cinema, Inc.の技術を融合したニコン初のデジタルシネマカメラ。2026年3月期において販売を牽引したが、関税影響やMark Roberts Motion Control Limitedの株式譲渡契約に関連した一時費用も発生。

product
レンズ一体型デジタルカメラ

レンズ交換式に比べ市場規模は縮小傾向にあるが、映像事業の補完的製品として位置づけられる。

成長ドライバー

  • デジタルシネマカメラ「ZR」(ニコンとRED Digital Cinema, Inc.の技術融合)による業務用動画市場への本格参入
  • 中高級ミラーレスカメラ市場の中長期的な堅調な需要(販売台数・金額ともに安定推移)
  • 新製品投入によるミラーレスカメラ・交換レンズ販売数の増加
  • 新中期経営計画(2026〜2030年度)においてデジタルシネマカメラを経営資源集中配分の3分野の一つに位置づけ
  • 若年層を含む新規ユーザー獲得施策の推進

リスク

  • 競争環境の激化に伴うプロモーション費用増加・平均販売単価の下落
  • 製品ミックスの下方シフト(高付加価値製品から低価格帯へのシフト)
  • 関税影響による値上げが一部成長市場での需要抑制を招くリスク
  • 消費マインドの変化や物流費・部材コストの変動等による不確実性の高まり
  • デジタルカメラ市場の中長期的な縮小リスク(スマートフォンカメラとの競合)
  • 子会社の業績低迷リスク(Mark Roberts Motion Control Limitedは全株式譲渡済み)

最終更新: 2026年6月25日