株式会社オーバル7727
株式会社オーバル(単一セグメント:計測機器等の製造・販売事業)
流体計測機器の製造・販売を核とするセンシング・ソリューション企業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年3月期通期実績) | 15,589百万円 | 15,049百万円 | ↑ |
| 営業利益(2026年3月期通期実績) | 1,703百万円 | 1,423百万円 | ↑ |
| 経常利益(2026年3月期通期実績) | 1,772百万円 | 1,444百万円 | ↑ |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(2026年3月期通期実績) | 1,400百万円 | 1,030百万円 | ↑ |
| 売上高営業利益率(2026年3月期通期実績) | 10.9% | 9.5% | ↑ |
| 自己資本比率(2026年3月期末) | 63.7% | 64.8% | ↓ |
| 1株当たり当期純利益(2026年3月期通期実績) | 64.94円 | 45.96円 | ↑ |
| 受注高(2026年3月期通期実績) | 15,095百万円 | 14,502百万円 | ↑ |
| 期末受注残高(2026年3月期末) | 4,502百万円 | 4,996百万円 | ↓ |
| 年間配当金(2026年3月期) | 20.00円 | 16.00円 | ↑ |
事業詳細
工業用流量計を中心とした計測機器の製造・販売(センサ部門)、計装・制御装置の製造・販売(システム部門)、メンテナンス・校正サービス(サービス部門)の3部門で構成。石油・化学・食品・半導体・船舶・電池関連業界を主要顧客とし、国内外(中国・ASEAN・台湾・韓国等)に展開。中長期経営ビジョン「アジアNo.1のセンシング・ソリューション・カンパニーへ」を掲げ、2026年3月期より中期経営計画「Imagination2028」を始動。
直近の概況
2026年3月期は売上・全利益項目が前期を大幅上回り、配当も増額
2026年3月期通期は売上高15,589百万円(前期比3.6%増)、営業利益1,703百万円(同19.7%増)、経常利益1,772百万円(同22.7%増)、親会社株主帰属当期純利益1,400百万円(同36.0%増)と全利益項目が大幅増。センサ部門の好調(売上高前期比9.9%増)、販売単価改善・収益性高製品への販売構成改善、原材料費上昇が想定を下回ったこと、システム部門の収益性改善、繰延税金資産の回収可能性見直しによる法人税等調整額の益計上(198百万円)が寄与。一方、システム部門は前期大口受注の反動で受注・売上ともに減少。自己株式1,299,895千円取得後、5,180,000株を消却。年間配当は20.00円(前期16.00円)に増額。2027年3月期予想は売上高16,000百万円、営業利益1,800百万円、経常利益1,900百万円、当期純利益1,420百万円。
主要プロダクト
成長ドライバー
- センサ部門における石油・化学・半導体関連業界向け需要の堅調推移(2026年3月期売上高前期比9.9%増)
- 販売単価の継続的改善および収益性の高い製品を中心とした販売構成の改善による利益率向上
- Anton Paar GmbHとのライセンス契約一時金のセンサ部門売上への計上
- 中国子会社における船舶・電池関連業界向け受注拡大
- サービス部門における提案型メンテナンスサービス拡充(2026年3月期売上高前期比6.6%増)
- 水素・アンモニア計測用流量計等の脱炭素関連製品ラインナップ拡充(「OVAL H₂ Lab」開設による水素計測校正サービス展開)
- 防衛予算増加を背景とした防衛省向け売上の増加
- 公共分野へのソリューション展開(神奈川県内自治体向け学校プール給水監視システム受注)
- 中期経営計画「Imagination2028」に基づく自己株式取得・消却による資本効率改善(EPS向上)
- システム部門の収益性改善の継続的進展
リスク
- システム部門における大口案件の受注集中・反動減リスク(2026年3月期受注高前期比28.5%減)
- 期末受注残高の減少(4,502百万円、前期比493百万円減)による次期売上への影響
- 原材料費・人件費の増加による売上原価率悪化リスク(2027年3月期予想に織り込み済み)
- 中国経済減速および地政学リスクによる海外事業(中国・シンガポール子会社)への影響
- 米国通商・関税政策の動向による顧客設備投資計画の先送りリスク
- 為替変動リスク(円高による海外売上の目減り)
- 半導体関連業界向け需要の変動リスク
- 繰延税金資産の回収可能性に係る会計上の見積りリスク
- 世界的な物価高・金融政策変更・中東情勢緊迫化による先行き不透明感
最終更新: 2026年6月19日

