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株式会社コパ・コーポレーション

7689東証グロース卸売業

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事業内容

株式会社コパ・コーポレーションは1998年10月設立。「やさしさと感動を売って、人々に笑顔を与える」を経営理念に掲げ、実演販売士が消費者の目の前で商品の使用価値を直接アピールする「実演販売」を事業の核とする。

主力商品はピーリングタオル「ゴムポンつるつる」、掃除用クロス「パルスイクロス」、カビ取り剤「スパイダージェル」等の生活用品。TV通販・ベンダー販売・インターネット通販・セールスプロモーション・デモカウの5チャネルで販売を展開し、2020年6月に東京証券取引所グロース市場へ上場。

実演販売関連事業の単一セグメントで運営している。

ビジネスモデル

独自の「3Dマーケティング販売戦略」を採用。実演販売士がTV通販番組に出演して需要を活性化し、その波及効果をベンダー販売・インターネット通販・直営デモカウ等の各チャネルへ波及させる。

PBおよび独占販売商品を中心に取り扱うことで値崩れを防止し、広告宣伝効果のフリーライドを排除。海外製品の直接調達によるコスト低減も進め、2025年2月期の売上総利益率は43.3%(前期37.0%)に改善した。

企業の強み

2007年2月開講の「売の極意塾」は基礎・法令・実践からなる9日間の育成プログラムを有し、最新の心理学・脳科学に基づく実演ノウハウと法令知識を習得させる。修了者を実演販売士として認定し、さらに商品企画ができる「実演アンカーマン」への育成も実施。

蓄積した実演口上のデータベース化により商品企画力の強化にも活用している。

自社PBまたは独占販売商品を中心に取り扱うことで、競合他社による広告宣伝効果へのフリーライドを防止し、商品の値崩れを抑制する仕組みを構築。これにより実演販売が開拓した需要を自社チャネルで回収する効果を高めている。2025年2月期の売上総利益率は43.3%と前期比6.3ポイント改善した。

従来は国内商社・現地商社を介した調達が主流であったが、現地商社や海外工場からの直接調達へ移行することで原価率の低減を実現。2025年2月期の売上総利益率は前期37.0%から43.3%へ上昇し、売上高が減少する中でも売上総利益は前年同期比8.9%増の889百万円を確保した。

エンヴァリスの着眼点

2027年2月期第1四半期の営業損失は26百万円と前年同期94百万円から大幅に改善した。通期業績予想は売上高1,802百万円・営業利益1百万円と黒字転換を見込むが、第1四半期時点での進捗率は売上高22.3%にとどまる。

前事業年度末まで4期連続で営業損失を計上しており、通期黒字化の達成には残り3四半期での収益積み上げが不可欠。継続企業の前提に関する重要事象は引き続き開示されており、黒字化の確実性を見極める必要がある。

第1四半期の売上総利益率は43.8%(前年同期38.2%)へ改善し、販管費も前年同期比約39百万円削減された。売上原価の低減は海外直接調達の効果とみられ、自社固有の取り組みによる構造的改善と判断できる。

外部環境として物価高騰による消費者の節約志向や物流コスト上昇が続く中、コスト構造の改善が進んでいる点は評価に値する。ただし、TV通販チャネルで主力商品の納品が翌四半期へ変更となるなど、売上計上タイミングのブレが残る。

第1四半期末の現金及び預金は485百万円を確保しており、当座貸越契約による追加調達余力もある。一方、短期借入金が当四半期に100百万円新規発生し、負債合計は前期末384百万円から469百万円へ増加した。

自己資本比率は66.6%から61.4%へ低下。利益剰余金は△44百万円と赤字累積が続いており、通期黒字化が実現しない場合は財務基盤のさらなる悪化が懸念される。

クラウドファンディングサービス「わくたん」の一時停止も収益機会の損失要因となっている。

成長戦略

実演販売士育成・EC強化・費用最適化による収益構造再構築と通期黒字化

実演販売士の人員拡充により店頭実演回数を増加させ、ベンダー販売およびセールスプロモーション売上を拡大する。第1四半期でセールスプロモーション売上が前年同期比58.1%増を達成し、施策の効果が数値に表れている。

各モール内でのアクセス数・転換率・購入単価向上を目的に商品ページのUI・UX改善を継続実施。第1四半期のEC売上は前年同期比28.3%増と顕著な成果を上げており、「ゴムポンシリーズ」「エアコンクリーナーAg消臭プラス」等の主力商品が好調に推移した。

広告宣伝費の最適化とSNS発信強化により販管費を前年同期比約39百万円削減。売上拡大と費用削減の同時進行により営業損失を大幅縮小させており、通期での損益分岐点到達を目指す。

海外直接調達の推進により売上原価を前年同期239百万円から226百万円へ低減し、売上総利益率を43.8%へ改善。地政学的リスクや物流コスト上昇という外部環境の逆風下でも原価率改善を実現している。

クラウドファンディングサービス「わくたん」は当第1四半期において一時停止中であり、「わくたん」チャネルの売上は前年同期比23.2%減となった。自社ECサイト「わくたんマーケット」では「パルスイクロス」等の販売が好調であり、サービス再開による収益回復が期待される。

最終更新: 2026年7月17日