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株式会社浜木綿

7682東証スタンダード小売業

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株式会社浜木綿7682

事業内容

株式会社浜木綿は1967年創業、1968年設立の中国料理専門店チェーンです。「浜木綿」(31店舗)、「四季亭」(3店舗)、「桃李蹊」(3店舗)、「中国食堂はまゆう」(4店舗)の4業態・計41店舗を全て直営で運営しています。

主力の「浜木綿」業態は客単価1,500円〜3,000円の「ちょっと晴れの日マーケット」を狙い、家族・多世代での集いを主要ターゲットとしています。地盤は愛知県(売上構成比68.8%)を中心とした東海地方ですが、東京都・大阪府にも出店し、東は東京都から西は大阪府まで展開しています。

飲食事業の単一セグメントで構成されています。

ビジネスモデル

愛知県豊川市のセントラルキッチンで食材の仕込みを集中処理し、少数の自社育成調理師でも本格的な中国料理を安定提供できる独自オペレーションを構築しています。調理師は味の管理に集中し、定型作業はパート・アルバイトが担う分業体制により、人件費を抑制しながら多店舗展開を実現しています。

全店直営のため、品質管理とブランド統一が図られており、売上高6,092百万円を41店舗で創出しています。

企業の強み

1989年から自社セントラルキッチンを運営し、2024年2月には愛知県豊川市に新工場を開設して製造能力を増強しました。本格中国料理の仕込みを集中処理することで、少数の調理師でも安定した品質を維持でき、他企業が容易に模倣できない多店舗展開の仕組みを確立しています。

2021期売上高4,229百万円から2025期6,092百万円へと4期連続で増収を達成しました。2021期・2022期は営業赤字でしたが、2023期以降は黒字転換し、2025期は売上高前年同期比5.5%増を記録しています。新規出店・改装リニューアル・価格改定を組み合わせた収益回復を実現しています。

2025期の業態別販売実績において「浜木綿」業態が5,127百万円(構成比84.2%、前年同期比107.8%増)と全体を牽引しています。2024年11月には約4年半ぶりの新規出店(東海店)を実現し、主力業態の成長が継続していることが確認されています。

エンヴァリスの着眼点

2026年7月期3Q累計において、本社ビルおよび浜木綿山手通本店の建替えに伴う減損損失33百万円を含む特別損失合計46百万円を計上。経常利益は前年同期比11.4%増の206百万円と好調だが、四半期純利益は前年同期比15.7%減の106百万円にとどまった。

建替え完了後の収益貢献が期待される一方、工事期間中の追加コスト発生リスクには引き続き注視が必要。

通期業績予想(売上高6,383百万円、営業利益300百万円)は据え置かれており、3Q累計の営業利益203百万円に対し4Q単独で約97百万円の利益計上が必要。外部要因として食材価格の高止まりや物価高騰による消費者の節約志向が継続しており、4Q(2026年2月〜7月)の繁忙期における客数・客単価の動向が通期達成の鍵を握る。

長期借入金は前期末1,319百万円から3Q末1,146百万円へ173百万円減少し、固定負債の圧縮が進んでいる。一方、社債300百万円を含む有利子負債残高は依然として大きく、自己資本比率は36.7%(前期末34.0%から改善)。

現金及び預金は前期末比172百万円減少し1,169百万円となっており、本社・旗艦店建替えに伴う設備投資が続く中での手元流動性の推移を継続的に確認する必要がある。

成長戦略

居抜き・受託活用の出店多様化とDX・セントラルキッチンによる持続成長

2025年10月に「名東菜館」(名古屋市名東区)を居抜き物件で開業。初期投資を抑制しながら店舗数を拡大する新出店形態として機能しており、今後の横展開が期待される。

2025年10月より一般社団法人愛知カンツリー倶楽部内レストランの運営業務受託を開始。自社資産を持たずに売上・ノウハウを積み上げる新たな収益モデルとして機能している。

2025年10月に「浜木綿 岐阜県庁前店」、同年11月に「浜木綿 国分寺北町店」を改装リニューアルオープン。変化するライフスタイルに合わせた店舗づくりで新たな集い需要を掘り起こし、既存店の売上底上げを図る。

本社ビルおよび浜木綿山手通本店の建替えを進行中。3Q累計で減損損失33百万円を計上しており、建替え完了後の旗艦店としての集客・ブランド力向上が期待される。

タブレットオーダーやはまゆうアプリ等のDX施策で生産性向上を図るとともに、8月18日・12月31日・1月6日・7日の4日間を全店一斉休業日として設定し、従業員の働きやすい環境整備と人材定着を推進している。

最終更新: 2026年7月17日