事業内容
株式会社NATTY SWANKYホールディングスは、2001年創業、2019年東証グロース市場上場の外食企業。「肉汁餃子のダンダダン」ブランドに経営資源を集中し、2025年1月末時点で直営105店・FC37店の計142店舗を展開する。
主力商品は独自製法の肉汁餃子で、性別・世代・季節を問わず幅広い客層を取り込む「目的型来店」の餃子居酒屋業態。首都圏(1都3県)に直営店の約80%を集中させつつ、地方展開はFC制度を活用して全国15都道府県に拡大している。
子会社GRIP FACTORYによる餃子製造機能も保有する。
ビジネスモデル
売上高の約94%を直営店売上(6,791百万円)が占め、残りをFC売上(149百万円)・製品卸売上(177百万円)・その他(79百万円)が構成する。FCパートナーへのロイヤルティ収入に加え、子会社GRIP FACTORYを通じた外部向け餃子受注製造が新たな収益源として立ち上がりつつある。
目標経営指標は営業利益率10%。
企業の強み
商品開発を餃子に特化することで独自製法・レシピを確立し、全142店舗で均一品質の肉汁餃子を提供。直営店向けは他社工場への製造委託、FC店向けは自社グループ工場で対応する二重体制を構築しており、スケール拡大時の品質維持を担保している。
2011年の1号店開業から14年で直営105店・FC37店の計142店舗に拡大。首都圏113店を地盤としつつ、FC制度を活用して15都道府県に展開。2019年上場後も年間数店舗ペースで純増を継続しており、ブランド認知と出店ノウハウが蓄積されている。
開店1周年ごとに「お客様感謝デー」を設け、お値打ち価格でのドリンク提供を実施。「粋で鯔背な接客」を全店統一し、独自社内研修・定期ミーティング・「ダンダダンAWARD」等の組織活性化施策を通じてサービス品質を維持している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022期3,609百万円から2026期7,683百万円へと5期連続増収を達成。一方、営業利益は2024期437百万円をピークに急速に悪化し、2026期は503百万円の営業損失・930百万円の最終損失と赤字が深刻化した。
2027年1月期第1四半期(2026年2〜4月)は売上高1,924百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益34百万円(前年同期は85百万円の営業損失)と改善。外部要因として、インバウンド需要回復・雇用所得環境改善が外食需要を下支えする一方、エネルギー価格高騰・円安・人件費上昇が引き続きコストを押し上げている。
通期予想は売上高8,000百万円(前期比4.1%増)、営業利益40百万円、最終利益10百万円と黒字転換を見込む。
成長戦略
既存店収益改善・メニュー刷新・FC拡大・自社工場活用による多面的成長
原材料価格上昇に対応した一部商品の価格改定を実施。メニュー表への写真掲載拡充により視認性・商品訴求力を強化し、新商品導入による入れ替えで顧客満足度向上と客単価改善を図る。2027年1月期第1四半期において販管費削減と合わせ営業黒字転換に貢献。
お子さま向け餃子セットをお手頃価格で販売開始し、子連れ客が利用しやすい店舗づくりを推進。ファミリー層という新規顧客セグメントの取り込みにより、店舗利用機会の拡大と客層の多様化を目指す。
「天下一品」とのコラボ商品「こってりスープの土鍋肉汁餃子」を数量限定販売、ジムビームハイボールの期間限定特別価格キャンペーンを実施。話題性のある商品施策で集客力向上とブランド認知度拡大を図る。
自社工場GRIP FACTORYを活用した外部向け餃子受注製造により、飲食店舗収益に依存しない新規収益源の育成を目指す。製造機能の外販化により固定費の分散と収益性改善を期待。
直営店での収益改善を基盤としつつ、地方を中心にFC展開を加速することで資産軽量型の成長を追求。2027年1月期第1四半期は新規出店なし。通期業績予想(売上高8,000百万円)の達成には後半の出店・既存店成長が必要。
最終更新: 2026年7月17日

