事業内容
株式会社オーエムツーネットワークは、1958年創業の食肉専門小売・外食グループ。食肉等の小売業(売上高の約73%)では㈱オーエムツーミート・㈱マルチョウ神戸屋・オオタ総合食品㈱を通じ、全国148店舗(食肉小売138店・惣菜小売10店)を展開。
外食業では㈱焼肉の牛太(焼肉・しゃぶしゃぶ30店)・㈱オーエムツーダイニング(アウトバックステーキハウス9店)・㈱雄和(焼肉10店)の計49店舗を運営。親会社エスフーズ㈱を通じた川上連携により、生産地から消費者までのサプライチェーンを構築。
東京証券取引所スタンダード市場上場。
ビジネスモデル
食肉小売事業では、ディベロッパーのショッピングセンター等にテナントとして出店し、店内加工による鮮度の高い食肉・惣菜を一般消費者に販売。親会社エスフーズ㈱や持分法適用関連会社㈱フードリエとの川上連携で原価競争力を確保する。
外食事業では焼肉・しゃぶしゃぶ・ステーキレストランを運営し、グループ内食肉調達力を活かした原価管理を実施。運転資金・設備投資は自己資金で賄い、財務健全性を維持する。
企業の強み
親会社エスフーズ㈱を含む国内外の大手食肉卸業者が株主に名を連ね、持分法適用関連会社㈱フードリエ(食肉加工品製造)とも連携。北海道養豚農場・東北指定農場からの国産牛・豚の直接調達を実現し、生産地から消費者までのサプライチェーンを構築することで、他社と比較して有利な原価競争力を確保している。
2025年1月期末の自己資本比率は78.1%、有利子負債は長期借入金(1年内返済予定含む)507百万円にとどまる一方、現金及び現金同等物は9,618百万円を保有。実質的な無借金経営に近い財務基盤を維持しており、M&Aや新規出店への機動的な投資余力を有している。
2021年3月㈱マルチョウ神戸屋、2024年9月オオタ総合食品㈱(食肉小売6店)、2025年1月㈱雄和(焼肉10店)と継続的にグループ化を実施。2025年1月末時点で食肉小売148店・外食49店の計197店舗網を構築しており、食肉関連ビジネスへの相乗効果を伴う選択的M&Aを実行している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022期29,724百万円から2026期35,371百万円へ緩やかな拡大基調を維持。一方、営業利益は2024期1,876百万円をピークに2025期1,475百万円・2026期1,296百万円と2期連続で低下した。
2027年1月期第1四半期は売上高8,840百万円(前年同期比+2.3%)、営業利益404百万円(同+24.4%)と大幅増益に転換。外部要因として原材料・エネルギー価格の高騰や人件費増加が引き続き利益を圧迫する一方、外食業でのインバウンド需要・大型パーティー需要の取り込みや持分法投資利益の拡大(前年同期13百万円→当期49百万円)が経常利益を押し上げた。
通期予想(営業利益1,450百万円、前期比+11.9%)の達成に向けた進捗は順調。
成長戦略
食肉関連M&Aによるグループ拡大と新業態・大型店開発で食肉小売日本一を目指す
新規ディベロッパーとの取り組みによる出店拡大を推進。2027年1月期第1四半期は開店1店・閉店1店で期末150店を維持。大型店・新業態の開発も並行して進め、既存商圏での競争力強化を図る。
母店から周辺配送店へ商品を供給するモデルを展開し、物流コストの削減と商品供給の安定化を実現。人手不足対応と収益性改善の両立を目指す施策として継続推進中。
惣菜小売店10店の運営を継続しつつ、イートイン併設新業態の開発・推進を図る。食肉の専門性を活かした惣菜・総菜商品の拡充により客単価向上と差別化を追求する。
㈱雄和等の既存連結子会社の損益取込の通常化による業績貢献拡大を進めるとともに、食肉関連M&Aによる新規グループ参加企業の獲得を継続。2027年1月期第1四半期では㈱雄和の通常化が外食業の増益に寄与した。
ステーキレストラン・焼肉・しゃぶしゃぶ業態でインバウンド客および企業・団体の大型パーティー需要を積極的に取り込む。2027年1月期第1四半期の外食業売上高は前年同期比+7.3%増と成果が表れている。
最終更新: 2026年7月17日

