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シークス株式会社

7613東証プライム卸売業

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シークス株式会社7613

事業内容

シークス株式会社は1992年設立、連結子会社26社・関連会社14社で構成されるグローバルEMSグループ。日本・中華圏・東南アジア・欧州・米州の5極体制で電子部品等の部材調達、電子機器受託製造サービス(EMS)、物流サービスをグローバルに提供する。

主要取扱品目は車載関連機器(カーマルチメディア、ECU、車載カメラ等)、産業機器、家電機器、情報機器など幅広いエレクトロニクス製品に及ぶ。日系・非日系を問わず大手グローバル企業を主要顧客とし、東南アジアセグメントが売上高109,940百万円でグループ最大の収益柱を担う。

2022年にはTSEプライム市場へ移行。

ビジネスモデル

顧客企業の部材調達・製造・物流ニーズを一括受託し、グローバルな調達ネットワークと各地の製造拠点を活用してコスト競争力と品質を両立させる。売上高289,491百万円に対し営業利益8,853百万円(営業利益率3.1%)と薄利多売型の構造を持つ。

製造経費削減・輸送費低減によるコスト管理が利益改善の主要ドライバーであり、2025年12月期は売上減少下でも営業利益が前期比3.4%増を達成した。

企業の強み

日本・中華圏・東南アジア・欧州・米州の5極に製造・販売拠点を展開し、連結子会社26社・関連会社14社を擁する。東南アジアセグメント売上高109,940百万円、米州75,639百万円など各極が独立した収益基盤を持ち、地政学リスク分散とBCP対応を同時に実現している。

2025年12月期は全セグメントで売上高が減少する中、製造経費削減等により東南アジアセグメント利益が前期比7.2%増(4,670百万円)、米州セグメント利益が前期比2.5%増(4,283百万円)、中華圏セグメント利益が前期比2,765.5%増(787百万円)を達成。営業利益は前期比3.4%増の8,853百万円となった。

自己資本比率は2021年12月期38.8%から2025年12月期49.7%へ継続的に上昇。インタレスト・カバレッジ・レシオは26.7倍(2025年12月期)、キャッシュ・フロー対有利子負債比率は1.8年まで改善。

営業キャッシュ・フローは26,539百万円と前期比増加し、現金及び現金同等物は29,793百万円に増加した。

エンヴァリスの着眼点

2026年1Qの売上高は74,036百万円(前年同期比2.0%増)、親会社株主帰属純利益は2,243百万円(同20.3%増)と改善した一方、営業利益は2,687百万円(同5.4%減)にとどまった。販売費及び一般管理費が4,742百万円から4,932百万円へ増加したことが主因であり、本業の収益力改善には引き続き注視が必要。

経常利益の増加(18.1%増)は固定資産売却益219百万円等の営業外収益に依存している面がある。

欧州セグメントは製造経費削減により前年同期の損失195百万円から利益109百万円へ黒字転換し、構造改革の成果が確認できる。一方、中華圏セグメントは情報機器・家電機器用部材の出荷減少により売上高が前年同期比2.8%減となり、セグメント利益は290百万円から18百万円へ93.7%減と急激に悪化した。

米中貿易摩擦や中国不動産市場の低迷という外部要因が継続する中、中華圏の収益回復の見通しは不透明。

2026年12月期通期予想は売上高300,000百万円(前期比3.6%増)、営業利益9,500百万円(同7.3%増)、純利益6,000百万円(同141.1%増)と据え置かれており、1Q進捗率は売上高24.7%、営業利益28.3%と概ね順調。ただし米国の関税政策変動や荷造運賃の増加(米州セグメントで利益圧迫要因として言及)、為替変動リスク等の外部要因が通期業績の下振れリスクとして残存する。

成長戦略

CASE/IoT/DX需要取り込み・欧州構造改革完遂・グローバル顧客拡大を推進

産業機器用部材の出荷増加を主因に日本セグメント(前年同期比12.6%増)・米州セグメント(同16.1%増)が牽引。AI関連需要を背景とした米国の設備投資旺盛を取り込み、大手グローバル企業との取引深耕を継続する。

製造経費削減等のコスト構造改革により、2026年1Qに欧州セグメントが前年同期の損失195百万円から利益109百万円へ黒字転換を達成。車載関連機器用部材の出荷は前年同期比14.7%減と依然低調であり、売上回復と収益安定化が次の課題。

CASE・IoT・DXの進展に伴う自動車・産業機器の電動化・電子化需要を中長期的な成長機会と位置づけ、日系・非日系を問わず大手グローバル企業との取引拡大を推進。東南アジアのEMS/ODM拠点強化と自動化投資が旺盛な需要を支える。

2026年1Qよりシークスエレクトロニクス株式会社を日本セグメントに統合し、管理区分を見直し。日本セグメントのセグメント利益は前年同期比107.5%増の421百万円と大幅改善し、国内事業基盤の強化が収益に寄与している。

最終更新: 2026年7月17日