事業内容
株式会社ウェッズは1965年設立、1969年に日本で初めてホイールを市販市場へ投入したカスタムアルミホイールの草分け的存在。当社および連結子会社5社で構成され、自動車関連卸売事業(アルミホイール・カーアクセサリーパーツの卸売および㈱スーパースターによるプレミアムアルミホイール製造販売)を中核に、㈱ロジックスによる物流事業、㈱バーデンによるカー用品小売「ジェームス」運営・高齢者複合福祉施設「グレイシャスビラ安城」運営・不動産賃貸事業を展開する。
主要顧客は自動車用品アフターマーケットの販売店・ディーラー・一般消費者。東京証券取引所スタンダード市場上場。
ビジネスモデル
売上高の約73%を占める自動車関連卸売事業でアルミホイール・カーアクセサリーパーツを一般市販市場へ卸売し、㈱スーパースターがプレミアム2ピース・3ピースホイールを製造供給する垂直統合型モデルを採用。㈱ロジックスが全国16拠点で商品物流を内製化することでコスト効率を確保。
㈱バーデンが小売・福祉・賃貸を担い、グループ全体の収益分散を図る。目標経営指標は連結経常利益率5.0%以上の維持継続。
企業の強み
1969年に日本で初めてホイールを市販市場へ投入した先駆者としての歴史を持ち、「ウェッズ」「スーパースター」の2ブランドを保有。長年の市場開拓で構築した販売店ネットワークと顧客信頼が競合他社の短期模倣を困難にしている。
連結子会社㈱ロジックスが北海道から九州まで計16箇所(自社運営倉庫9箇所・外注倉庫6箇所)の物流拠点を運営し、グループ商品の保管・荷役・配送を内製化。2025年3月期の物流事業売上高は7,704百万円、セグメント利益545百万円を計上し、グループの物流コスト効率と顧客サービス水準を支えている。
2026年3月期末時点で有利子負債残高は1,442百万円に対し、現金及び現金同等物は8,516百万円と手元流動性が有利子負債を大幅に上回る。純資産19,550百万円、総資産26,514百万円で自己資本比率は高水準を維持しており、外部環境の変化に対する財務的耐性が高い。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年3月期34,773百万円→2023年3月期36,498百万円とピークを付けた後、2024年3月期34,782百万円、2025年3月期35,138百万円、2026年3月期34,531百万円と横ばい圏で推移。営業利益は2023年3月期2,529百万円をピークに2026年3月期は1,905百万円まで低下。
当期純利益は2023年3月期1,764百万円から2026年3月期976百万円へと2期連続減益。外部要因として、国内自動車市場の需要軟化、原材料・物流コストの高止まり、為替変動が収益を圧迫。
営業キャッシュ・フローも1,247百万円(訂正後)と前期比約半減した。
成長戦略
高付加価値ホイールへの商品ミックスシフトと輸出拡大・物流効率化でグループ収益を底上げ
付加価値の高い中〜高価格帯ホイールへの商品構成シフトにより、売上規模を維持しながら利益率の向上を図る。㈱スーパースターの製造特化による高級品供給力強化が基盤。2026年3月期は利益率が低下しており、シフトの加速が課題。
北米・東南アジア市場向けの輸出拡大により、国内需要軟化を補完する収益源の多様化を図る。為替レート変動が採算に影響する外部リスクを抱えるが、グローバル販路の拡充は中長期的な成長ドライバーとして位置付けられる。
新WMS(倉庫管理システム)導入による生産性・コスト効率の向上と、全国16拠点ネットワークを活用した自動車部品3PL受託の拡大を推進。グループ内物流の最適化と外部収益の取り込みを両立させる。
「ジェームス」店舗における車検整備・メンテナンスサービス売上の増加とネット販売チャネルの拡充により、タイヤ・オイル・バッテリー等の客単価向上を図る。タイヤ値上げ前の駆け込み需要等の外部要因も一時的に寄与。
最終更新: 2026年7月19日

