事業内容
株式会社マルヨシセンターは1961年創業、香川県高松市に本拠を置く北四国地域密着型のスーパーマーケット企業。連結子会社として食品製造の㈱フレッシュデポ、物流センター運営の㈱レックスを擁し、製・配・販の垂直統合体制を構築する。
その他の関係会社㈱イズミと資本業務提携を締結し、仕入・物流・システムの統合を推進。主力の小売事業(スーパーマーケット)に加え、レストラン運営および関連会社を通じたモーターボート販売・保管業も手掛けるが、収益の大部分は小売事業が占める。
東京証券取引所スタンダード市場上場。
ビジネスモデル
「健康とおいしさ」を経営理念に掲げ、自社製造(㈱フレッシュデポ)による差別化商品「オリジナルBOX」や生鮮・惣菜の高品質化で競合との差別化を図る。㈱イズミとの仕入・物流・システム統合(2024年6月本格稼働)により仕入原価の低減と物流効率化を実現し、売上総利益の改善を目指す。
収益は主に食品・日用品の小売販売から得られ、客単価の上昇が売上成長を牽引している。
企業の強み
2019年11月に㈱イズミと資本業務提携を締結し、仕入・物流・システムの統合を段階的に推進。2024年6月に本格稼働し、仕入原価の低減と物流効率化を実現。2026年2月期の営業収益は42,991百万円に達し、イズミとの連携が収益基盤強化に寄与している。
食品製造子会社㈱フレッシュデポ(精肉・鮮魚加工・惣菜製造)と物流子会社㈱レックスを傘下に持ち、製造から配送・販売まで一貫した品質管理体制を構築。「味Gメン」による味・品質チェックや時間帯別売場管理を実施し、「マルヨシクオリティー」を維持している。
計画的な冷蔵庫入替等の省エネ投資を継続実施し、水道光熱費を前期1,014百万円から当期954百万円へ削減(前期比約60百万円減)。エネルギー価格高騰が続く環境下でコスト構造の改善に取り組んでいる。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2023期の37,238百万円を底に回復基調にあり、2026期は40,755百万円まで拡大。一方、営業利益は2022期722百万円をピークに低下し、2025期133百万円まで落ち込んだ後、2026期は340百万円に回復。
しかし2027年2月期第1四半期は営業利益80百万円(前年同期比20.3%減)と再び悪化。外部要因として物価上昇・最低賃金引上げによる人件費増(給料手当及び賞与:前年同期比7.2%増)、修繕維持費増(同19.8%増)が主因。
水道光熱費は省エネ投資効果で前年同期比8.6%減と改善しているが、他費用の増加を補いきれていない。通期予想は営業収益44,000百万円・営業利益180百万円で変更なし。
成長戦略
四国戦略による個店競争力強化とイズミ統合効果最大化で収益改善を目指す
「個店の力/競争力」を引き上げ各地域での個店シェアを拡大する「四国戦略」を推進。三加茂店を第一号店として人時生産性改善事例を横展開し、時間帯別売場管理・デジタルサイネージ活用・ホスピタリティ強化による客単価向上を図る。
仕入・物流・システム統合によるコスト削減を継続推進。スケールメリットを活用した仕入原価低減が売上総利益率の改善に寄与する見込み。2027年2月期第1四半期の売上総利益率は23.2%と前年同期比微改善。
子会社㈱フレッシュデポの製造ライン見直しと製造機器更新を実施済み。商品の選択と集中による製造効率向上と品質引上げを進め、生鮮惣菜等のオリジナル商品による差別化を強化。
冷蔵庫の計画的入替等の省エネ投資を継続。2027年2月期第1四半期の水道光熱費は202百万円と前年同期221百万円から約19百万円削減(前年同期比8.6%減)。人件費増等の費用増加を一部相殺する効果を発揮している。
最終更新: 2026年7月17日

