事業内容
SPK株式会社は1917年創業の自動車部品専門商社で、当社及び子会社20社で構成される企業集団。事業は4セグメントに分かれ、国内営業本部が全国19拠点を通じた自動車アフターマーケット補修部品の卸売(売上高32,076百万円)、海外営業本部が世界80ヶ国超・250社以上への輸出(27,979百万円)、工機営業本部が建機・農機・産業車両メーカー向け組付部品供給(7,988百万円)、CUSPA営業本部がカスタマイズドパーツ・モータースポーツ関連商品の企画販売(7,202百万円)を担う。
主要顧客は地域部品卸商・カー用品ショップ・大手建産農機メーカー等で、2030年までに「モビリティビジネスのグローバル商社」を目指す「VISION2030」を推進中。
ビジネスモデル
国内では2万点超の在庫品揃えと全国19拠点の即時対応体制を武器に補修部品を卸売し、海外では現地法人8社・支店・駐在員事務所を通じた三国間貿易も含むグローバル販売網で収益を得る。工機・CUSPAセグメントでは産業用・カスタム領域に特化した商品企画・供給で付加価値を創出。
PB商品開発や独自海外調達によるコスト競争力強化も収益構造を支える。
企業の強み
創業以来培った自動車補修部品販売のノウハウを基盤に、シンガポール・マレーシア・タイ・中国・オランダ・米国に現地法人、UAE・インドネシアに支店・駐在員事務所を構え、250社以上の顧客に部品を供給。地政学リスクが高まる環境下でも2026年3月期海外営業本部売上高は前期比10.4%増の27,979百万円を達成した。
札幌から沖縄まで全国19箇所の営業拠点を配置し、2万点超の補修部品在庫を保有。輸入車部品は大阪・東京の外車業務部が対応する。この体制により全国700社の自動車部品商を主要顧客として維持し、2026年3月期国内営業本部売上高は32,076百万円と前期比4.6%増を達成した。
2003年の丸安商会取得を皮切りに、2014年谷川油化興業、2020年Northeast Imported Parts & Accessories、2021年カービューティープロ・デルオート、2023年北光社、2024年ブリッツと継続的にM&Aを実施。直近のブリッツ子会社化はCUSPA営業本部の売上高を前期比54.4%増の7,202百万円に押し上げ、連結収益に本格寄与している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年3月期通期(売上高75,246百万円、営業利益3,587百万円)に続き、2027年3月期第1四半期は売上高19,555百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益1,049百万円(同31.5%増)、親会社株主帰属四半期純利益705百万円(同22.9%増)と増収増益基調が継続。市場環境として原油価格上昇・輸送費高騰による原材料コスト上昇圧力があるものの、価格改定により営業利益率は4.4%から5.4%へ改善した。
通期予想(売上高80,000百万円、営業利益3,700百万円)は5月公表時から据え置かれており、中東情勢等の地政学リスクを踏まえた保守的な見通しとなっている。
成長戦略
VISION2030の2nd Cycle最終年度としてモビリティ商社化を推進
自動車保有台数の維持と車齢長期化による構造的需要を背景に、PB商品・バッテリー・足回り商品等の主力商品拡販とバリューチェーン最適化を継続。国内Q1売上高は8,400百万円(前年同期比8.4%増)と堅調。
中東地域の輸出減少をアジア・中南米・北米での新規商材投入や円安を活用した価格競争力向上で補う体制を構築。海外現地法人(タイ・北米・シンガポール)の業績も連結収益に貢献。
欧米市場のフォークリフト向け部品需要は低調だが、建機・農機向けが堅調。CUSPAは新商品投入・完成車両販売・カーメーカー協業強化で自社ブランド商材の収益性改善を進める。Q1はCUSPA売上1,953百万円(+8.6%)、工機売上1,984百万円(+5.3%)。
最終更新: 2026年8月7日

