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株式会社キムラ

7461東証スタンダード卸売業

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株式会社キムラ7461

事業内容

株式会社キムラは1951年創業の北海道札幌市に本社を置く建材・住宅資材の総合グループ企業。持株会社として卸売事業(住宅金物・建材・換気関連商品等)を直営し、子会社ジョイフルエーケーが北海道最大規模のホームセンター5店舗・ペット専門店5店舗・資材専門店2店舗を運営する小売事業、キムラリースが足場レンタル事業、東洋ガラス工業がサッシ・ガラス施工事業を担う。

不動産事業は親会社・ジョイフルエーケーの双方が賃貸・分譲販売を行う。連結売上高37,165百万円のうち小売事業が約65%を占め、卸売事業が約26%を占める二本柱構造。

主要顧客は北海道内の住宅建設業者・一般消費者・ビル建設関連業者。

ビジネスモデル

卸売事業では住宅建設業者向けに建材・換気関連商品を提案型営業で販売し、オリジナル商品「Air save」等で付加価値を創出。小売事業はホームセンター・ペット専門店の大型店舗網で一般消費者向け多品目販売を行う。

サッシ・ガラス施工事業と足場レンタル事業は卸売事業との連携でグループ内シナジーを発揮。不動産事業は賃貸収益と分譲マンション販売で高利益率を確保し、グループ全体の収益安定に貢献する。

企業の強み

子会社ジョイフルエーケーは北海道内でホームセンター5店舗・ペット専門店5店舗・資材専門店2店舗を運営し、2025年7月には釧路店を新規開業。2026年3月期の小売事業売上高は24,135百万円と連結売上高の約65%を占め、北海道内における圧倒的な店舗網と商圏カバレッジが競合他社との差別化要因となっている。

不動産事業は2026年3月期に売上高1,375百万円に対し営業利益748百万円・営業利益率54.4%を達成。分譲マンション「ザ・札幌タワーズ」の販売代金計上継続と賃貸資産の安定運用が寄与し、前期比営業利益13.9%増を実現。グループ全体の利益を下支えする高収益セグメントとして機能している。

卸売事業ではダクトレス全熱交換換気システム「Air save」等の換気関連オリジナル商品を開発・販売し、創業以来の北海道基盤に加えて本州市場への展開を推進。1971年開設の東京営業所を起点に関東・仙台・大阪・名古屋・福岡等に営業拠点を保有し、全国的な販売網を構築している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の小売事業営業利益は64百万円(前期比93.4%減)と急落。釧路店開業費用の一時的要因に加え、賃上げを含む人件費増(従業員給料及び賞与は前期比396百万円増の4,138百万円)や販管費全体の増加(前期比1,223百万円増の10,157百万円)が構造的に利益を圧迫している。

次期予想では開業費用一巡を見込むが、賃上げ圧力は継続的なコスト要因として残存する点に留意が必要。

2026年3月期の有形固定資産取得支出は5,146百万円に達し、長期借入金は前期末2,543百万円から7,983百万円へ大幅増加。自己資本比率は51.8%から45.7%へ低下した。

財務活動CFは長期借入6,200百万円を主因に4,960百万円の流入超となっており、投資フェーズにある一方で金利上昇局面(支払利息は前期27百万円から99百万円へ急増)における財務コスト増大リスクが顕在化している。

2025年度3月累計の北海道新設住宅着工戸数は22,182戸(前年同月比26.6%減)、持家は6,960戸(同17.2%減)と依然低水準。卸売事業売上高は9,548百万円(前期比6.5%減)、営業利益は562百万円(同23.2%減)と縮小が続く。

外部要因として人口減少・少子高齢化による住宅需要の構造的低迷が続く中、オリジナル商品や非住宅需要での補完が卸売事業の収益回復の鍵を握る。

成長戦略

出店拡大・オリジナル商品強化・グループシナジー最大化を軸とした多角的成長推進

2026年3月期にジョイフルエーケー釧路店を開業し北海道内の店舗網を拡大。次期は開業費用一巡を見込みつつ、既存店売上回復施策の推進と賃上げ等コスト増への対応を進め、小売事業の利益率改善を図る。接客力強化・体感型店舗づくりによるリアル店舗の差別化を継続推進。

「Air save」等の換気関連商品を中心に販売強化と適正価格販売を推進。建築基準法・建築物省エネ法改正対応需要を取り込みつつ、新商品開発と新規調達ルート開拓により住宅着工低迷下での売上増強を図る。収益確保に向けた販管費の適正化にも取り組む。

戸建住宅向けから中高層建築向け足場施工への営業戦略シフトを推進。次世代足場資材の投入により受注は堅調に推移しており、施工の標準化・技術指導・安全パトロール強化による施工力向上と業務効率化による収益改善を目指す。2026年3月期は営業損失ほぼゼロ(前期は損失20百万円)まで改善。

分譲マンション「ザ・札幌タワーズ」の引渡し状況を踏まえた販売代金の適切な計上を次期も継続予定。賃貸資産の適切な管理と効率的な運用により安定的な高収益を維持し、グループ全体の利益を下支えする役割を担う。

サッシ・ガラス施工事業において賃貸物件・大型施設向け受注の堅調な推移を維持しつつ、キムラグループとしてのシナジー効果(卸売・足場レンタルとの連携)を十分に発揮し業容拡大を図る。2026年3月期の営業利益率は11.5%と高水準を維持。

最終更新: 2026年7月19日