事業内容
株式会社サンデーは1975年に青森県八戸市で創業し、東北6県(青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島)にホームセンター112店舗を展開する地域密着型小売企業。イオン株式会社の連結子会社として、DIY用品・家庭用品・カー・レジャー用品を中心とした住生活関連商品を一般消費者に販売するほか、ペット専門店「Zoomore」、宅配・施工サービス「SUN急便」、プロショップ「DayPRO」など多様な業態を展開。
イオングループが東北エリアで展開するスーパーセンターにおけるDIY・カー・レジャー関連商品の販売も担う。主要顧客は東北地方の一般消費者・農家・プロ職人層と幅広い。
ビジネスモデル
売上高46,587百万円のほぼ全てをホームセンター事業の商品販売(DIY・家庭用品・カー・レジャー用品)が占める。カー・レジャー用品が売上の約46%と最大部門。
仕入れ先・配送ルートの最適化でコスト管理を行い、荒利益率の維持を図る。加えて、Zoomore(ペット専門店)やSUN急便(宅配・施工)、不動産賃貸収入等の「その他の営業収入」303百万円も収益源として機能する。
企業の強み
1975年の創業以来、青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島の東北6県に112店舗を展開(2025年2月28日時点)。青森県が売上高18,601百万円と最大拠点で、地域ごとの需要に対応した品揃えと店舗網が競合参入障壁を形成している。
2006年よりイオン株式会社の連結子会社として、グループの購買力・物流インフラ・電子マネーWAON搭載の自社ポイントカード「サンデーカード」を活用。イオンスーパーセンターへのDIY・カー・レジャー商品供給も担い、グループ内での役割を持つ。
ペット専門店Zoomorは専門性の高い品揃えとイベント開催で2025年2月期も売上高・営業利益が前年超え。SUN急便はDIYアドバイザー資格保有者による宅配・施工サービスで承り件数・売上高が前年超えを達成し、高齢化・過疎化地域での需要を取り込んでいる。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期52,100百万円をピークに5期連続で減少してきたが、2026年2月期3Q累計は36,163百万円(前年同期比+1.5%)と微増収に転じた。外部要因として、市場環境では物価上昇による生活防衛意識の高まりが継続する一方、昨年の大雪を受けた除雪需要増加・気温高による空調需要増加が売上を押し上げた。
営業利益は3Q累計で15百万円(前年同期△55百万円)と黒字転換。ただし店舗閉鎖損失100百万円等の特別損失139百万円を計上し、四半期純損失は42百万円(前年同期△227百万円から大幅改善)。
通期予想は売上高47,800百万円・営業利益300百万円・当期純利益10百万円で据え置き。
成長戦略
ホームマート業態転換・新サービス拡大・不採算店整理による収益構造改革
既存ホームセンターに生鮮食品を含む食料品を加えた衣・食・住ワンストップ型「ホームマート」への業態転換。2025年8月に釜石店、11月に盛岡店で全面活性化を実施。300坪型小型店モデルから進化した新事業モデルと位置付けており、地域住民の生活需要を幅広く取り込む狙い。
3Q累計で店舗閉鎖損失100百万円を計上し、不採算店舗の整理を継続。短期的には特別損失が発生するが、固定費削減と資産効率改善を通じた中長期的な収益構造改革を目指す。前年同期の減損損失205百万円から39百万円へ大幅縮小しており、大規模減損の峠は越えた可能性がある。
ペット専門店「Zoomore」は専門性の高い品揃えとイベント開催で売上高・営業利益が前年超え。「SUN急便」は高齢化・過疎化地域での宅配・施工需要を取り込み、承り件数・売上高が前年超えで推移。主力ホームセンター事業の収益補完機能として定着しつつある。
青森大学との協働ワークショップ(来場者数が年々増加)や援農ボランティアへの取り組みを通じ、地域活性化と企業ブランド向上を図る。直接的な財務インパクトは限定的だが、地域密着型企業としての競争優位性の維持に寄与。
最終更新: 2026年7月17日

