AeroEdge株式会社7409
AeroEdge株式会社(加工事業・単一セグメント)
LEAPエンジン向けチタンアルミ製低圧タービンブレードを主力とする航空機エンジン部品加工メーカー
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年6月期第3四半期累計) | 3,775百万円 | 2,776百万円(前年同期) | ↑ |
| 営業利益(2026年6月期第3四半期累計) | 1,007百万円 | 599百万円(前年同期) | ↑ |
| 経常利益(2026年6月期第3四半期累計) | 969百万円 | 534百万円(前年同期) | ↑ |
| 四半期純利益(2026年6月期第3四半期累計) | 660百万円 | 457百万円(前年同期) | ↑ |
| 売上高(2026年6月期通期予想) | 5,050百万円 | 3,602百万円(2025年6月期実績) | ↑ |
| 営業利益(2026年6月期通期予想) | 1,070百万円 | 655百万円(2025年6月期実績) | ↑ |
| チタンアルミブレード販売エンジン基数(2026年6月期第3四半期累計) | 630基 | 前年同期比29.9%増 | ↑ |
| 営業利益率(2026年6月期第3四半期累計) | 26.7% | 21.6%(前年同期) | ↑ |
| 総資産(2026年3月31日時点) | 11,685百万円 | 8,211百万円(2025年6月30日) | ↑ |
| 自己資本比率(2026年3月31日時点) | 39.4% | 47.3%(2025年6月30日) | ↓ |
事業詳細
仏SAFRAN社(Safran Aircraft Engines)との長期供給契約に基づき、LEAPエンジン搭載のチタンアルミ製低圧タービンブレードを量産加工・販売する。主要顧客はSafran Aircraft Enginesで売上高の大半を占める。材料は顧客からの無償支給モデルを採用し、売上拡大時に利益率が上昇する収益構造を持つ。グローバルでLEAP向けチタンアルミブレードを供給できる企業は当社を含め2社のみであり、高い参入障壁を有する。新材料の量産化に目途が立ち、仏SAFRAN社と新材料供給およびマーケットシェア拡大に関する契約を締結済み。
直近の概況
第3四半期累計で売上高36%増・営業利益68%増の大幅増収増益、新材料量産化契約も締結
2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)は売上高3,775百万円(前年同期比36.0%増)、営業利益1,007百万円(同67.9%増)、経常利益969百万円(同81.4%増)、四半期純利益660百万円(同44.2%増)と全利益項目で大幅増。チタンアルミブレード販売エンジン基数は630基(同29.9%増)。新材料の量産化に目途が立ち仏SAFRAN社と供給・シェア拡大契約を締結、量産開発に伴う受託開発売上も計上。通期業績予想(売上高5,050百万円、営業利益1,070百万円)は前回予想から変更なし。後発事象として2026年6月30日基準日で1株→2株の株式分割を決議(効力発生日2026年7月1日)。設備投資拡大に伴い長期借入金が増加し自己資本比率は47.3%から39.4%に低下。
主要プロダクト
成長ドライバー
- LEAPエンジン搭載機(A320neoファミリー・737MAX)の高水準受注残高(2026年3月末時点でA320neo 7,400機、737MAX 5,388機)による中長期的な需要拡大
- 仏SAFRAN社との新材料供給・マーケットシェア拡大契約(2028年から現在の40%→40%台後半へ)による収益拡大
- 新材料の量産供給開始(2027年6月期より段階的開始)による垂直統合体制の構築と材料依存リスクの解消
- LEAP以外の新規航空機エンジン部品2件の量産立上げによる収益多様化
- Boeing 737MAXのFAA生産上限撤廃による増産加速への期待
- 材料無償支給モデルによる売上拡大時の利益率上昇効果(高い営業レバレッジ)
- 航空旅客需要の回復・拡大を背景とした中小型航空機需要の継続的拡大
リスク
- 主要顧客Safran Aircraft Enginesへの売上集中による顧客依存リスク
- チタンアルミブレード材料の欧州企業1社依存(新材料開発で対応中だが量産化リスクを伴う)
- Boeing・Airbus等のサプライチェーン混乱・生産遅延による販売数量への影響
- 新規量産案件立上げおよび新材料量産開発に伴う先行投資(人財採用・設備投資)による固定費増加と利益率低下リスク
- 設備投資拡大に伴う借入金増加(長期借入金残高4,783百万円)と自己資本比率低下(39.4%)による財務レバレッジリスク
- 為替変動リスク(売上の大半が外貨建て)
- 航空機エンジン産業特有の高い品質要求・認証要件に伴う生産プロセス変更の制約
- 地政学リスク(ウクライナ情勢・中東情勢・米国関税政策)による航空需要・サプライチェーンへの影響
- 通期予想に対し営業利益の進捗率が94.1%と第3四半期までに大半を達成しており、第4四半期の利益水準が限定的となる可能性
最終更新: 2025年9月29日

