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株式会社アイドマ・ホールディングス

7373東証グロースサービス業

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事業内容

株式会社アイドマ・ホールディングスは、2008年設立の東証グロース上場企業。「人口減少を成長の機会に」を経営基本方針に掲げ、中小企業の営業リソース不足を外部アウトソーシングで解決する「営業支援事業」と、主婦層・潜在労働力を在宅ワーカーとして企業に繋ぐ「人材支援事業」の2軸でワーク・イノベーション事業を展開する。

当社グループは連結子会社16社・持分法適用関連会社1社で構成され、自社開発の営業支援システム「Sales Crowd」を中核に、延べ15,500社超の支援実績と約210万社の法人データベースを活用したテストマーケティング支援を主力とする。主要顧客は営業体制が未整備な中小・中堅企業であり、在宅ワーカー約3,500名を自社でも活用するクラウドワーカー活用のノウハウも競争優位の源泉となっている。

ビジネスモデル

主収益は、顧客企業の商材に応じた営業プランを設計し約1年間のテストマーケティングを実行するコンサルティング型フロー収益(営業支援事業:2025年8月期売上高8,796百万円)と、在宅ワーク特化求人サイト「ママワークス」の掲載料・コンサルティング収益(人材支援事業:3,924百万円)の2本柱。自社開発の「Sales Crowd」のID販売・外部拡販によるストック型収益モデルの確立も重要課題として推進中。

売上原価の主体は業務委託費・外注費(クラウドワーカー活用)であり、売上総利益率は約69.9%(2025年8月期)と高水準を維持している。

企業の強み

売上高は2021年8月期3,716百万円から2025年8月期13,270百万円へ約3.6倍に拡大。営業利益も同期間830百万円から3,103百万円へ約3.7倍に成長。2025年8月期の営業利益率は約23.4%と高水準を維持しており、スケールしながら収益性が改善している。

2025年8月末時点で延べ15,500社以上の支援実績から蓄積された営業成功事例データベースと、約210万社の法人情報を収録した「Sales Crowd」を保有。サービス別・業種別・エリア別・アプローチ手法別の多次元データが競合参入障壁を形成している。

2025年8月期の受注件数は7,616件(前期比52.6%増)。四半期別では第1四半期1,384件→第4四半期2,400件と加速度的に増加しており、営業モメンタムの強さを示している。前期(2024年8月期)の年間受注件数5,000件から大幅に上積みした。

エンヴァリスの着眼点

2026年8月期第3四半期累計は売上高+12.6%増収の一方、営業利益は△19.8%減、親会社株主帰属純利益は△27.3%減と利益の落ち込みが顕著。販売費及び一般管理費が前年同期の4,361百万円から5,743百万円へ大幅増加しており、貸倒引当金繰入額の増加・のれん償却額の増加(前年同期160百万円→当期312百万円)が主因。

売上成長が利益成長を伴わない構造に転換しており、コスト管理の実効性を継続的に確認する必要がある。

2026年8月期通期予想は売上高14,000百万円(+5.5%)、営業利益2,200百万円(△29.1%)、当期純利益1,200百万円(△38.6%)へ修正。第3四半期累計の営業利益進捗率は84.1%に達しており、第4四半期単独では350百万円程度の営業利益しか残らない計算。

過去5期の成長トレンドから大きく外れる利益水準であり、来期以降の回復シナリオの蓋然性を見極めることが投資判断の焦点となる。

For JAPAN事業譲受(取得原価420百万円、のれん420百万円・4年均等償却)により、のれん残高は1,342百万円に増加。同時に貸倒引当金が前期末327百万円から987百万円へ急増しており、売掛金・未収入金の回収懸念が利益を圧迫している。

長期貸付金500百万円も新規計上されており、投融資リスクの全体像を把握することが重要。後発事象として自己株式取得(上限450,000株・9億円)を決議しており、株主還元姿勢は評価できるが、利益水準との整合性に留意が必要。

成長戦略

営業支援から経営支援全般へ領域拡張し、AI活用とM&Aで持続成長を目指す

オンラインセールス支援ニーズの高まりに対応し、デジタルマーケティングとインサイドセールスを組み合わせたソリューションの高度化を推進。中小・中堅企業を中心に継続的な受注獲得につながっており、第3四半期累計売上高は前年同期比+12.6%増を達成。

生成AI等の活用による営業プロセスの効率化を進め、サービス提供体制の強化を図る。コスト削減・付加価値向上の両面での効果を目指すが、現時点では販管費増加が続いており、利益貢献の顕在化は今後の課題。

2025年10月1日付で絆ホールディングスからFor JAPAN事業を現金420百万円で譲受。経営者向け学びや気づきを提供する経営支援領域へ進出し、既存の営業支援・業務支援と合わせた3事業体制を確立。のれん420百万円を4年均等償却で計上中。

Sales Crowdの外部拡販によりフロー型収益依存からストック型収益モデルへの転換を推進。現状はフロー型受注が主体であり、ストック型収益の比率拡大が収益安定化の鍵となる。進捗の定量的な開示は限定的。

2026年7月10日取締役会決議により、上限450,000株・取得価額総額9億円の自己株式取得を決定(取得期間:2026年7月13日〜8月31日)。資本効率向上・機動的な資本政策・M&A活用・インセンティブプランへの活用を目的とする。

最終更新: 2026年7月17日