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株式会社ダイレクトマーケティングミックス

7354東証スタンダードサービス業

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株式会社ダイレクトマーケティングミックス7354

事業内容

株式会社ダイレクトマーケティングミックスは、持株会社として9社の子会社を擁し、ダイレクトマーケティングを事業の根幹とする営業ソリューション企業である。自社運営のコンタクトセンターを通じた電話コンタクト(アウトバウンド・インバウンド)、フィールドセールス、Webコンタクト等のチャネルで顧客企業のエンドユーザーへ直接アプローチし、商品・サービスの販売支援を行う。

主要ターゲットは通信インフラセクターで、NTTドコモが売上の17.6%を占める最大顧客。近年はハイブリッド型業務やDXフルフィルメント領域へ事業を拡張し、BPO市場全体での存在感を高めている。

東京証券取引所プライム市場上場。

ビジネスモデル

顧客企業との業務委託契約に基づき、座席数・稼働時間・成果件数等を基礎とした単価で収益を計上する。マーケティング事業(売上の93%)がアウトバウンドコール・BPO・コンサルティングを担い、オンサイト事業(同7%)がグループ内外へのコミュニケーター等の派遣を担う。

不採算案件の整理と価格転嫁により収益構造を改善しており、2025年12月期のマーケティング事業営業利益率は15.6%に達している。

企業の強み

最大顧客のNTTドコモ向け売上は3,985百万円(売上比17.6%)と前期比17.3%増加。通信インフラセクターからのアウトバウンド領域受注が堅調に推移しており、大手顧客との継続的取引関係が収益の安定基盤を形成している。

2023年12月期に営業利益1,220百万円まで落ち込んだ後、不採算案件の整理・コスト構造見直しと大手顧客への価格転嫁を実施。2025年12月期には営業利益2,133百万円(前期比48.7%増)、マーケティング事業営業利益率15.6%まで回復した。

各子会社においてISMS国際標準規格「ISO27001」の認証及びプライバシーマークを取得。顧客企業の重要な個人データを預かるBPO事業において、第三者認証に裏付けられた情報管理体制が競争優位の一つとなっている。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の営業利益925百万円は通期予想2,350百万円に対し39.4%の進捗率。前年同期比23.9%増と利益成長が加速しており、価格転嫁効果と高付加価値ドメインへのシフトが想定以上に寄与している。

業績は概ね計画どおりと会社側は説明しているが、1Q単独の利益水準は通期予想の達成に十分な貯金を積んでいる。外部環境として人材不足によるアウトソーシング需要拡大が追い風として継続している点も評価できる。

2026年12月期第1四半期に自己株式を300百万円取得し株主還元を強化。年間配当予想も9.50円(前期7.00円から35.7%増配)と積極的な姿勢を示す。

一方、資産合計27,001百万円のうちのれんが13,063百万円(48.4%)を占める構造は変わらず、業績悪化局面での減損リスクは潜在的な懸念事項として残る。また、借入金合計(流動・非流動)は5,966百万円と一定の財務レバレッジが存在し、金利上昇局面での金融費用増加(当1Q金融費用28百万円、前年同期比約2倍)にも留意が必要。

オンサイト事業(人材派遣)の外部売上収益は333百万円と前年同期比21.4%減。顧客企業コンタクトセンターの人材供給内製化という構造的な需要縮小が続いており、収益性重視への転換で営業利益31百万円を確保しているものの、セグメント規模は縮小傾向。

マーケティング事業の外部収益比率は94.5%に上昇しており、同事業の受注動向が業績全体を左右する集中リスクが高まっている。通信インフラセクター以外への多様化進捗が中長期の評価ポイントとなる。

成長戦略

高付加価値3ドメイン拡大と新規顧客開拓・価格転嫁による収益性向上を継続推進。

高付加価値業務への集中によりセグメント利益率の向上を図る。2026年12月期第1四半期においてハイブリッド領域のオンラインFP相談等が好調に推移し、マーケティング事業営業利益率は約20%に達した。

新規開拓人員を拡充し金融・医療・地方自治体等への顧客多様化を推進。2026年12月期第1四半期に通信インフラセクター以外でアウトバウンド・ハイブリッド領域の受注が伸長し、新規顧客増加が確認された。

人件費上昇局面での顧客への価格転嫁に加え、自社の高い生産性への評価を背景としたさらなる顧客単価向上を実現。2026年12月期第1四半期において全社的な利益率ベースの向上が確認されており、収益構造の改善に直結している。

2026年12月期の年間配当予想を9.50円(前期7.00円から35.7%増配)に設定。2026年12月期第1四半期に自己株式を300百万円取得し、利益成長に連動した積極的な株主還元方針を実行中。

最終更新: 2026年7月17日