業績変動リスク
キャピタルゲインおよびファンド成功報酬が主要収益源であるため、株式市況や投資先企業の状況、ファンド満期の集中度合いによって年度間の業績が大きく変動する。ファンドの満期が十分に分散していない現状では、成功報酬の受取時期が偏り、特定年度に収益が集中または消失するリスクがある。会社は分散投資を推進しているが、外部環境への依存度は高い。
未上場株式投資リスク
投資対象の未上場企業は収益・財務基盤が不安定で、投資から回収まで長期間を要するため、企業価値が当初見込みと大幅に乖離するリスクがある。上場企業株式と比較して流動性が著しく低く、希望する価額・タイミングでの売却が保証されず、キャピタルロスや長期塩漬けが生じる可能性がある。デューデリジェンスを実施しているものの、外部環境変化による採算悪化リスクは排除できない。
Spring REIT依存リスク
子会社Spring Asset Management LimitedによるSpring REITの管理運営収益が連結営業収益の20.2%を占めており、Spring REITの業績変動が当社グループ業績に直接影響する。管理報酬の一部をREIT投資口で受け取る仕組みのため、香港ドル為替変動およびSpring REIT投資口価格の変動リスクも内包する。管理報酬体系の変更や管理運営会社の変更が生じた場合、管理報酬の減額・喪失につながる可能性がある。
プライム市場上場維持リスク
2025年12月末時点でプライム市場の上場維持基準である流通株式時価総額100億円以上を充たしておらず、改善期間入りの状況にある。成功報酬最大化・IR/PR充実・資本政策の機動的実施を柱とした計画書を策定しているが、基準を充足できない場合はプライム市場での上場維持が困難となり、株価・流動性・業績・財政状態に悪影響を及ぼす可能性がある。
地政学リスク
当社グループはクロスボーダー投資を基本コンセプトとし、台湾のメガソーラー開発事業を含む海外投資先を多数保有している。有事に関する地政学リスクが高まった場合、投資資金の回収遅延・不能や事業遂行の停止が生じ、経営成績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性がある。地域分散を図っているものの、特定地域の政治・軍事情勢への依存リスクは残存する。
法的規制・ライセンスリスク
当社グループは金融商品取引業(第二種・投資運用業・投資助言代理業)、不動産投資顧問業(有効期限2030年10月)、宅地建物取引業免許(有効期限2030年8月)、香港Type9ライセンスなど複数の登録・免許を維持する必要がある。法令違反や要件不充足により登録・免許が取消された場合、ファンド運用事業の遂行が困難となり、社会的信用の低下と事業活動への重大な悪影響が生じる。日本・香港・ケイマン諸島等の複数法域にわたる規制対応コストの増加リスクも存在する。
為替変動リスク
Spring REITからの営業収益は香港ドル建てで計上され、連結営業収益の20.2%を占めるため、香港ドルの為替変動が業績に直接影響する。また、海外地域分散投融資により保有する外貨建資産全般が外国為替変動リスクにさらされている。為替ヘッジに関する具体的な対応策の記載はなく、リスク管理の詳細は開示されていない。
特定人物への依存リスク
代表取締役・豊島俊弘氏が経営方針・事業戦略の決定から投資案件の発掘まで中核的役割を担っており、同氏が業務遂行困難となった場合に業績および事業展開に重大な影響が生じるリスクがある。会社は人材採用・育成による経営体制強化を図っているが、後継体制の整備状況は限定的である。グループ全体の従業員数が119名と小規模であることも、特定人物依存を高める要因となっている。
競合激化リスク
投資助言業は参入障壁が比較的低く、国内外からの新規参入者との競合が常態化している。グローバルな資産運用ニーズの高まりを背景に大手金融機関の参入強化や業界内統廃合による競合他社の体力増強が想定され、管理報酬・成功報酬料率の低下や顧客獲得・維持の困難化につながる可能性がある。競合他社による当社ファンドマネージャー等の引き抜きリスクも存在する。
小規模組織・人材確保リスク
当社グループは取締役10名・従業員119名の小規模組織であり、金融・不動産分野の高度専門人材への依存度が高い。有能な人材の確保・育成が計画通りに進まない場合や既存人材の社外流出が生じた場合、事業運営に支障をきたす可能性がある。一方、採用・研修コストや人件費等の固定費増加が収益成長を上回るリスクも内包している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月12日

