主要顧客業績への依存
シール製品および電子機器部品の製造・販売が事業の大部分を占め、国内外の自動車メーカー・建機メーカー・電子機器メーカーが主要顧客である。顧客企業の業績悪化や予期しない契約変更等、当社グループで管理できない要因により売上が減少するリスクがある。バランスの取れた顧客構成を志向することでリスク低減を図っているが、完全な回避は困難である。
フロイデンベルグ社との提携リスク
1960年より資本・技術提携を継続するフロイデンベルグ社はグループ事業展開において重要なパートナーであり、同社との関係は事業基盤の一部を形成している。同社の事業戦略変更や提携関係の変化が生じた場合、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性がある。現時点では安定的な継続を認識しているが、外部要因による変化リスクは排除できない。
EV・FCV普及による需要変動
主要製品であるオイルシール等は主に内燃機関(エンジン)向けであり、電気自動車(EV)・燃料電池自動車(FCV)の普及拡大により既存製品の需要が減少するリスクがある。当社グループはEV・FCV搭載可能な新製品の研究開発を進めているが、現時点で将来の業績・財務状況への影響を見通すことは困難としている。新興国メーカーの台頭によるコモディティ化・価格下落圧力も同時に進行している。
為替変動リスク
当期連結売上高に占める海外売上高比率は約70%に達しており、各地域の為替動向が業績・財務状況に直接影響を及ぼす。為替予約等によるヘッジを実施しているが、為替リスクを完全に回避するものではないと明示されている。円高局面では海外売上の円換算額が減少し、収益を圧迫するリスクがある。
原材料価格変動リスク
鋼板・合成ゴム・銅箔・樹脂フィルム・金等の主要原材料は需給動向等により価格が変動し、製品価格への即時転嫁が困難な場合に収益を圧迫するリスクがある。当社グループは国内外の広範な事業パートナーから安定調達を図ることで対応しているが、急激な価格上昇局面では業績・財務状況への影響が避けられない。
法的規制・環境規制リスク
当社グループは事業展開各国において多様な法規制の適用を受けており、将来の法改正・規制強化により追加コストが発生する可能性がある。環境関連法令や顧客からの環境要請が強化された場合、対応費用が多額となり業績・財務状況に影響を及ぼすリスクがある。法令準拠の社内規程整備・コンプライアンス教育・外部専門家との連携体制を構築して対応している。
訴訟・知的財産権リスク
各国での事業遂行において訴訟や規制当局による措置の当事者となる可能性があり、金銭的賦課や事業制約が課されるリスクがある。また、国情の相違から自社知的財産権の保護が十分に得られない場合や、意図せず他社の知的財産権を侵害した場合には、販売中止・賠償金支払が発生しうる。内部統制体制の整備・外部専門家連携・各種保険加入によりリスクヘッジを図っている。
政治経済情勢(カントリーリスク)
日本・北米・欧州・中国・その他アジア諸国等で事業を展開しており、製造・販売拠点が所在する国や地域の政治情勢・経済状況の変動が業績・財務状況に影響を及ぼすリスクがある。地政学的緊張や貿易規制の変化、現地経済の悪化等が生産・販売活動を制約する可能性がある。
自然災害・感染症リスク
地震・台風・洪水・火山噴火等の自然災害や火災、感染症パンデミックにより生産・物流活動が停止するリスクがある。生産拠点の分散化・安全対策・各種保険加入・BCM委員会による事業継続計画(BCP)の整備等で対応しているが、完全な防止・軽減は困難としている。2020年の新型コロナウイルス対応を踏まえ、在宅勤務・リモートワーク環境の整備等の対策も講じている。
サイバー攻撃・情報漏洩リスク
悪意あるサイバー攻撃による操業停止・重要データ喪失・情報漏洩のリスクがあり、外部機関を活用した調査・予防措置を実施しているが、未知の攻撃手法による操業影響を完全には排除できない。技術情報・個人情報等の機密情報が外部流出した場合、社会的信用の低下や賠償金支払が発生し業績・財務状況に影響を及ぼす可能性がある。また、製品の大規模品質不具合が発生した場合も多大な対応コストと信用低下リスクを伴う。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

