経済状況の変化
世界的な景気変動や消費者需要の低下が自動車市場を通じて製品需要に影響を及ぼす可能性がある。日本・米国・タイ・ベトナムの4カ国で事業展開しており、各国の経済状況や市場動向の変動が業績に直結するリスクを抱える。対応として複数地域での生産・販売体制を構築し、市場変動の影響分散と拠点間の相互補完体制の強化を図っている。
自動車産業への依存
自動車部品の製造販売を主たる事業とするため、自動車産業の動向に業績が大きく左右される構造にある。特に電動化の進展により市場構造が大きく変化しており、対応の遅れが業績に影響を及ぼす可能性がある。長期経営計画「Next35」に基づきxEV関連製品への展開と新規事業拡大を推進し、収益基盤の多様化を図っている。
特定取引先への依存
主要販売先である本田技研工業およびその関係会社向け売上高が連結売上高の60.5%(当連結会計年度)を占めており、同グループの生産・販売動向が業績に直接影響する。前連結会計年度の66.1%から低下しているものの依然として高水準であり、同グループの資本関係見直しも進行中である。開発初期段階からの顧客関与による既存顧客との関係強化と、新規顧客開拓・取引拡大により顧客基盤の多様化を進めている。
ロッカーアームへの製品依存
四輪エンジン部品であるロッカーアームAssyが連結売上高の49.1%(2026年3月期)を占める重要な収益源であり、電動化進展に伴う内燃機関関連製品需要の構造的縮小が業績に影響を及ぼす可能性がある。技術革新による代替製品の出現や競争環境の変化による受注減少も懸念される。xEV関連製品の開発・受注拡大、高付加価値製品へのシフト、新規製品・新事業領域の拡大を通じて収益基盤の多様化を推進している。
品質問題の発生
製造工程等における品質不具合の発生により、製品補修費用の発生、顧客からの信頼低下、供給体制への影響が生じる可能性がある。自動車部品メーカーとして品質問題は取引継続に直結するリスクであり、業績への影響は甚大となり得る。グローバルな品質保証体制の強化、開発段階から量産に至る品質管理の徹底、不具合の未然防止・再発防止に取り組んでいる。
為替変動リスク
米ドルやタイバーツの為替変動が海外子会社の売上高・費用の円換算額、部材調達コスト、収益性に影響を及ぼす可能性がある。為替相場の急激な変動時には価格転嫁の遅れにより業績が悪化するリスクがあるほか、連結財務諸表作成時の換算影響も財政状態・経営成績に波及する。為替変動の継続的モニタリング、取引条件の適宜見直し、必要に応じた為替予約等のヘッジ手法の活用により影響低減に努めている。
災害・地政学的リスク
自然災害、感染症の流行、戦争、テロ、ストライキ等の発生により、生産拠点・調達網・物流網に影響が生じる可能性がある。これらが長期化した場合、事業活動・財政状態・経営成績に重大な影響を及ぼすリスクがある。生産拠点の分散化、調達先の多様化、サプライチェーン全体でのリスク管理強化、事業継続計画の整備・運用を推進している。
国内拠点の地域集中
国内生産拠点および販売拠点が富山県に集中しており、当該地域で大規模災害等が発生した場合、生産・販売活動に重大な影響を受ける可能性がある。単一地域への集中は事業継続上の脆弱性を高める構造的リスクである。海外生産拠点の活用による生産機能の分散、調達体制の多様化、拠点間の相互補完体制の整備および事業継続体制の強化により対応している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

