レシップホールディングス株式会社7213
輸送機器事業
バス・鉄道・自動車市場向け電装機器を製造販売するコア事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 20,035百万円 | 21,690百万円 | ↓ |
| 営業利益 | 1,191百万円 | 3,418百万円 | ↓ |
| 営業利益率 | 5.9% | 15.8% | ↓ |
| セグメント資産 | 13,312百万円 | 13,990百万円 | ↓ |
| 減価償却費 | 263百万円 | 274百万円 | ↓ |
| 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 418百万円 | 330百万円 | ↑ |
事業詳細
バス市場向けに自動運賃収受システム(運賃箱・ICカードシステム)、LED式行先表示器、車載用液晶表示器OBC-VISION、路線バス運行支援ユニットLIVUを、鉄道市場向けにワンマン機器・列車用照明灯具を、自動車市場向けに室内・荷室用LED照明灯具を提供する。国内バス・鉄道用電装機器でニッチトップシェアを有し、米国(LECIP INC.)・スウェーデン(LECIP ARCONTIA AB)・シンガポール等への海外展開も推進している。2026年3月期の売上高は20,035百万円で連結売上高の83.8%を占める主力セグメント。
直近の概況
新紙幣特需一巡と受注損失引当金計上により売上・利益が大幅減少
2026年3月期の輸送機器事業は、売上高20,035百万円(前期比1,655百万円減、7.6%減)、営業利益1,191百万円(前期比2,227百万円減、65.2%減)と大幅な減益となった。バス市場は米国向けAFC大型案件が寄与したものの、前期の新紙幣発行に伴う運賃箱改造・ソフト改修特需の一巡により150億10百万円(前期比13億84百万円減)に留まった。鉄道市場も米国向け列車用LED灯具および新紙幣対応案件の減少で39億74百万円(前期比2億84百万円減)。自動車市場のみ自動車用LED式行先表示器の増加で10億49百万円(前期比14百万円増)と増収。損益面では、将来の市場シェア維持を見据えた戦略的案件受注に伴い受注損失引当金を計上したことが利益を大きく圧迫した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- バス・鉄道業界の設備投資需要の底堅い推移(輸送量回復に伴う機器更新需要)
- 2027年3月期における米国子会社のAFC大型案件売上計上(海外子会社業績への大きな貢献見通し)
- 北米・ASEAN市場を中心とした海外事業拡大(中期経営計画RT2026の基本戦略「海外事業の確立」)
- MaaS・キャッシュレス・デジタル化対応需要(LIVUやOBC-VISIONなどのシステム機器)
- ハードウェアからソフトウェア・サービスを組み合わせた「モノ+コト」への事業構造変革
- 自動車市場における自動車用LED式行先表示器の拡販
リスク
- 新紙幣発行に伴う特需の完全一巡による国内需要の構造的縮小
- 戦略的案件受注に伴う受注損失引当金の追加計上リスク(市場シェア維持を優先した採算悪化)
- 原材料価格の高騰および人件費上昇によるコスト圧迫
- 為替変動リスク(米国・スウェーデン・シンガポール等への海外展開に伴う外貨建取引)
- 海外AFC大型案件の売上計上時期のずれによる業績変動リスク
- 自動車市場における主要顧客のモデルチェンジに伴う採用減少リスク
最終更新: 2026年6月18日

