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株式会社めぶきフィナンシャルグループ

7167東証プライム銀行業

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株式会社めぶきフィナンシャルグループ7167

事業内容

株式会社めぶきフィナンシャルグループは、2016年10月に常陽銀行と足利銀行が経営統合して発足した銀行持株会社である。茨城・栃木・群馬を中心とする北関東地域を主要営業基盤とし、連結子会社16社を通じて銀行業務(預金・貸出・為替・信託)を中核に、リース・証券・信用保証・クレジットカード・カーボンニュートラル支援・地域商社事業など多様な金融・非金融サービスを提供する。

主要顧客は北関東の個人・中小法人・公共団体であり、地域経済の持続的成長への貢献を経営理念に掲げる。

ビジネスモデル

収益の根幹は資金運用収支(当期206,128百万円)であり、個人・法人・公共向け貸出金(末残13,997,655百万円)と有価証券ポートフォリオ(末残3,848,221百万円)の運用利回りと預金調達コストの差益で稼ぐ。これを役務取引等収支(当期50,638百万円)が補完し、証券・保証・クレジットカード等のグループ子会社が手数料収益を積み上げる構造となっている。

企業の強み

常陽・足利両銀行の統合により、茨城・栃木・群馬を中心とする北関東全域に及ぶ広域ネットワークを保有する。貸出金末残は13,997,655百万円、預金等末残は18,107,938百万円に達し、地域金融機関として圧倒的な顧客基盤を有する。この規模は競合地銀が短期間で模倣困難な固有の競争優位である。

当期の貸出金末残は前期比794,541百万円増(増加率6.0%)の13,997,655百万円となり、個人・法人・公共向けいずれも増加した。第4次グループ中期経営計画の社会課題解決戦略・事業ポートフォリオ戦略に基づく積極的なリスクテイクが貸出残高の継続拡大を支えており、貸出金利息は連結167,181百万円(前期比35,937百万円増)に達した。

サステナブルファイナンス累計実行額は2兆2千億円(2030年度目標3兆円に対し進捗率約74%)に達し、事業承継・M&A・メザニンファイナンス・スタートアップ向けファイナンス等の多様な資金支援を展開している。2026年4月設立のウイングITソリューションズを通じた地域企業DX支援も加わり、コンサルティング機能の多角化が進んでいる。

エンヴァリスの着眼点

2027年3月期第1四半期は経常収益137,903百万円(+39.2%)、経常利益49,858百万円(+57.3%)と大幅増益。外部要因として日本銀行の利上げによる貸出金利回り・有価証券利回りの改善が資金運用収益を押し上げており、今後の金融政策動向次第で増益ペースが変化する点に留意が必要。

経常利益の伸長には株式等関係損益30,887百万円(前年同期比+24,940百万円)の押し上げ効果が大きく寄与しており、政策保有株式売却等の一時的要因を除いた実質業務純益(一般貸引繰入前)は19,349百万円で前年同期比△8,271百万円の減少となっている点は要注視。

通期経常利益予想を153,500百万円(前回比+14,500百万円)、親会社株主純利益を105,000百万円(+10,000百万円)へ上方修正し、年間配当も44円(前期28円)へ増配。一方で与信関係費用は2,397百万円(前年同期比△455百万円減)と改善しているが、地域経済動向次第で信用コストが再拡大するリスクは残る。

成長戦略

第4次中期経営計画の下、利鞘拡大を追い風に多角化と株主還元強化を推進

貸出金利回り・有価証券利回りの改善により資金運用収益が拡大。2行合算総資金利鞘0.43%(前年同期比+0.13pt)と収益基盤が強化されている。

2026年4月に足利銀行がウイングITソリューションズを連結子会社化し、地域企業向けDX支援事業を本格展開。連結子会社数は17社に拡大。

業績上方修正を受け年間配当予想を28円から44円へ増配。株主資本の効率的活用と資本効率改善を通じた株価評価向上を目指す。

社会課題解決・事業多角化・経営基盤強靭化を三本柱に、DX・生成AI活用や人的資本投資を通じた業務効率化と提案力強化を継続。

最終更新: 2026年8月6日