事業内容
株式会社アップガレージグループは、カー&バイク用品の買取・販売を核とするリユース業態と、受発注プラットフォーム「ネクスリンク」を活用した流通卸売業態を展開する。リユース業態では「アップガレージ」を筆頭に7ブランドを展開し、直営・FC合計196拠点(281店舗ブランド数)を全国45都道府県に構える。
流通卸売業態では「タイヤ流通センター」(加盟209店舗)と「チェーン展開企業向け受発注プラットフォーム」を運営し、カー用品メーカー690社以上と取引する。自社開発の基幹システム・ECサイト・スマートフォンアプリを組み合わせたOMO戦略により、店舗とデジタルを融合した顧客接点を構築している。
米国カリフォルニア州にも2店舗を展開し、グローバル展開も進行中である。
ビジネスモデル
リユース業態では直営店舗での商品買取・販売による粗利に加え、FCロイヤリティ(月次売上高に一定料率)、モール型ECサイト「upgarage.com」の手数料収入を積み上げる。2026年3月期のEC売上構成比はチェーン全体で23.3%に達する。
流通卸売業態では「ネクスリンク」を介した卸売取引(売上高6,048百万円)から収益を得る。買取→商品化→データベース化→販売の循環モデルが在庫効率と粗利率を支え、販管費率の継続的低下を実現している。
企業の強み
基幹システム(売上・在庫管理・買取査定)、モール型ECサイト、スマートフォンアプリ、受発注プラットフォーム「ネクスリンク」をすべて自社開発し、店舗オペレーションとECを有機的に連携させている。2026年3月期のEC売上構成比は23.3%(2013年3月期14.4%から拡大)に達し、フランチャイズ店を含むチェーン全体の競争力を底上げしている。
「アップガレージ」「アップガレージ ライダース」「アップガレージ ホイールズ」など7ブランドを直営・FC合計196拠点(281店舗ブランド数)で展開し、全国45都道府県をカバーする。2026年3月期に年間計画5店舗を大幅超過する10店舗の直営新規出店を達成し、既存店売上高前期比も105.4%と好調を維持した。
受発注プラットフォーム「ネクスリンク」を核とする「タイヤ流通センター」は2026年3月期末に209店舗(前期末比9店舗増)に拡大。カー用品メーカー690社以上との取引基盤を持ち、加盟店の発注・納品・支払管理を一元化することで高い切り替えコストを生み出している。
流通卸売業態の売上高は6,048百万円(前期比6.6%増)と安定成長を続けている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年3月期は売上高15,384百万円(前期比10.0%増)と5期連続増収を達成。リユース業態収入9,318百万円(同12.8%増)が牽引し、直営10店舗の新規出店(計画5店舗を大幅超過)と既存店売上高前期比105.4%が寄与。
一方、人的資本投資強化・出店加速に伴う販管費増(5,058百万円、前期比11.5%増)が利益を圧迫し、営業利益1,103百万円(同5.7%増)・当期純利益780百万円(同0.6%減)と増益率が鈍化。外部要因として物価高・新品用品値上げがリユース需要を下支えする一方、為替変動・米国通商政策の不透明感が経営環境のリスク要因。
営業CFは1,192百万円(前期460百万円)と大幅改善し、キャッシュ創出力は向上している。
成長戦略
国内出店加速・海外展開・循環モデルDX化で売上高20,740百万円(2029年3月期)を目指す
2026年3月期に年間計画5店舗を大幅超過する10店舗を出店し、期末直営店舗数78店舗を達成。2027年3月期は直営7拠点の新規出店を計画。中古タイヤホイール販売を中心に来店客数が順調に増加しており、出店加速が売上成長の主要ドライバー。
2026年3月期末FC店舗201店舗。2027年3月期はFC10拠点の新規出店を計画。加盟店増加によりロイヤリティ・EC手数料・付帯収入が順調に増加しており、資産軽量型の収益拡大モデルとして機能している。
会員限定店頭割引キャンペーン・限定クーポン配信・プッシュ通知による来店誘致を実施し、実店舗とECを統合するOMO戦略を推進。既存店売上高前期比105.4%の達成に貢献しており、デジタルと店舗の融合による顧客利便性向上が継続的な来店客数増加を支える。
タイヤ流通センター加盟店は2026年3月期末209店舗。ネクスリンク(受発注プラットフォーム)は新規取引先増加と既存取引先との取引増加により好調。取扱高増加に伴う仕入価格のボリュームディスカウントによる粗利率向上とシステム手数料収入拡大を目指す。
2025年11月にカリフォルニア州オンタリオ店(米国2号店)をオープン。現在2店舗体制で収益拡大に注力しつつ、3店舗目の早期出店を計画。海外展開は初期段階であり、収益貢献は限定的だが中長期的な成長オプションとして位置づけられる。
最終更新: 2026年7月19日

