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株式会社ステムセル研究所

7096東証グロースサービス業

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株式会社ステムセル研究所7096

細胞バンク事業(単一セグメント)

周産期組織由来の細胞バンク事業を核とする国内最大手の民間さい帯血保管会社

期間今期前期増減率
売上高(連結)2,811百万円(2026年3月期)2,679百万円(2025年3月期・単体)
営業利益(連結)202百万円(2026年3月期)419百万円(2025年3月期・単体)
営業利益率(連結)7.2%(2026年3月期)15.6%(2025年3月期・単体)
経常利益(連結)217百万円(2026年3月期)
親会社株主に帰属する当期純利益(連結)155百万円(2026年3月期)
累計保管検体数(創業以来)11万件超(2026年3月末時点)86,733件(2024年3月末時点)
総資産(連結)8,124百万円(2026年3月期末)
自己資本比率(連結)33.0%(2026年3月期末)
前受金残高(さい帯血・さい帯保管サービス)4,127百万円(2026年3月期末)
1株当たり当期純利益15.44円(2026年3月期)

事業詳細

妊婦等を顧客とし、さい帯血・さい帯(へその緒)の採取・分離処理・超低温長期保管を行う細胞バンク事業を展開。売上は「技術料(分離料・検査料・登録料)」「保管料(前受金を期間按分計上)」「その他(更新手数料等)」の3区分で構成。産婦人科施設との強固なネットワークとリアル・デジタル両チャネルのマーケティングを組み合わせ、保管検体数の継続的拡大を図る。2026年3月末時点の累計保管検体数(創業以来)は11万件超。子会社STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD.(シンガポール)および株式会社ミルケアを通じ、海外展開・関連新規事業も推進。

直近の概況

連結初年度に売上高過去最高を更新、海外先行投資で連結営業利益率は7.2%に低下

2026年3月期第2四半期より連結財務諸表を作成開始(子会社STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD.・株式会社ミルケアを連結)。売上高2,811百万円は国内事業の堅調推移により単体ベースで過去最高を更新。一方、人員増強・賃金改定に伴う人件費増加、原材料価格上昇、シンガポール子会社の事業立ち上げ費用(販管費増加)が重なり、連結営業利益は202百万円・営業利益率7.2%にとどまった。2027年3月期は売上高3,100百万円(前期比10.3%増)を予想する一方、海外先行費用継続により営業利益100百万円(同50.7%減)と減益を見込む。中期経営計画では2030年3月期に連結売上高5,500百万円・連結営業利益1,000百万円を目標とする。

主要プロダクト

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さい帯血保管サービス(HOPECELL含む)

2024年11月開始の新保管プラン「HOPECELL」はさい帯血とさい帯の両方を採取・保管するサービスで市場浸透が順調に進展。10年・20年保管プランを対象とした「保管料5年間分無料キャンペーン」(2025年12月下旬〜2026年6月)により資料請求数が増加。保管契約の年数にわたり毎年保管料売上を計上するストック型収益モデル。

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さい帯(へその緒)組織保管サービス

HOPECELLの導入によりさい帯・さい帯血合わせた総保管数が大きく伸長。保管検体数の増加はストック収益として安定した収益基盤を形成する。

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ファミリー上清製造サービス

さい帯保管者数の増加を背景に利用者数・利用件数が着実に拡大し、2026年3月末時点で累計37件の受注を受けている。サービス提供可能な提携クリニックのネットワーク拡充も進めている。

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東南アジア細胞バンク事業(STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD.)

CPC(細胞処理センター)およびCCC(細胞保管センター)の建設が順調に進捗し、2026年5月中に完成・引渡し予定。シンガポール保健省(MOH)への事業ライセンス申請も完了済みで、2027年3月期半ばの稼働開始を予定。日本国外務省が認定する「2026年 日・シンガポール国交樹立60周年記念事業」にも選定。

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自家さい帯血由来iPS細胞製造・保管サービス(共同研究)

20年以上の長期凍結保管さい帯血から良好なiPS細胞が製造できることを確認。2026年3月開催の再生医療学会でその成果が発表された。実用化に向けた検討を継続中。

成長ドライバー

  • 新保管プラン「HOPECELL」の浸透による成約率・平均単価の向上および累計保管検体数11万件超達成によるストック保管料収入の積み上がり
  • 「保管料5年間分無料キャンペーン」(〜2026年6月)による資料請求数・成約率の向上
  • 産婦人科施設との連携強化およびWEB広告最適化・マタニティ・ベビー関連イベント出展によるリアル・デジタル両チャネルのマーケティング強化
  • シンガポールCPC・CCC完成(2026年5月予定)・MOHライセンス取得後の2027年3月期半ばの事業開始による東南アジア収益基盤の確立(シンガポール想定市場規模6,000件/年、インドネシア3,000件/年、将来50%シェア目標)
  • 大阪公立大学・高知大学・米国デューク大学等における臨床研究の進展によるさい帯血保管の医療的意義の訴求強化と保管需要の拡大
  • 株式会社ミルケアによるファミリー上清製造サービスの拡大(累計37件受注)および提携クリニックネットワークの拡充
  • 株式会社iPSポータルとの共同研究によるiPS細胞製造・保管サービスの実用化検討、さい帯由来培養上清液の美容・自由診療領域への利用拡大
  • 2027年3月期実施予定の基幹システムリプレースによる業務効率化

リスク

  • 少子化・出生数減少(国内年間出生数約72万人)による国内市場の構造的縮小リスク
  • シンガポールMOHライセンス取得の遅延や規制変更による海外事業開始時期の後ずれリスク
  • 海外事業立ち上げ費用の長期化による連結利益率の継続的な低下リスク(2027年3月期営業利益率予想3.2%)
  • 人件費増加・広告宣伝費増加等の先行投資コスト増大による収益圧迫
  • 新サービス(HOPECELL等)の浸透速度の不確実性および競合他社の参入リスク
  • さい帯血・さい帯の長期保管に係る設備の安全性・事故リスク(保管センターの液体窒素管理等)
  • 再生医療等安全性確保法等の規制変更や臨床研究の遅延・中止による保管需要への影響
  • 売上債権の大幅増加(496百万円増)に伴う回収リスクおよび営業キャッシュフローの低水準(73百万円)

最終更新: 2026年6月23日