事業内容
株式会社リグアは「DESIGNING WELLNESS LIFE」をパーパスに掲げ、全国約50,924院の接骨院を主要顧客とするウェルネス事業と、保険代理店・経営支援を担うファイナンシャル事業の2セグメントを展開する。ウェルネス事業では、接骨院向けにソフトウェア・機材消耗品・コンサルティング・療養費請求代行・独自素材IFMC.を活用した健康サポート商品をワンストップで提供する。
ファイナンシャル事業では生命保険23社・損害保険9社と業務委託契約を締結し保険募集を行うほか、財務コンサルティングやM&A仲介を手掛ける。2026年3月末時点で取引実績のある接骨院数は5,550院(全国比約11%)に達している。
ビジネスモデル
ウェルネス事業では、療養費請求代行(会員制ストック収益)・各種コンサルティング(継続契約型)・機材消耗品(リピート物販)・IFMC.製品(導入院向け継続販売)を組み合わせ、顧客接骨院との長期関係を構築する。ファイナンシャル事業では、ウェルネス事業の顧客基盤を活用したクロスセルにより保険募集手数料を獲得する。
2026年3月期の売上高は2,419百万円で、ウェルネス事業が全体の約73%を占める。
企業の強み
2026年3月末時点で取引実績のある接骨院数は5,550院(2022年3月末4,020院から継続拡大)。全国50,924院に対する取引実績率は約11%に達しており、ソフトウェア・機材・コンサル・請求代行・IFMC.をワンストップで提供できる商品ラインナップが長期顧客関係の構築を支えている。
IFMC.(集積機能性ミネラル結晶体)は2019年に「血中一酸化窒素量の増加」「血管拡張」「バランス能力向上」の3項で特許を取得。自社ブランド「Dr.Supporter」「My.Supporter」「SLEEPINSTANT」の導入院数は2022年3月末337院から2026年3月末2,035院へと約6倍に拡大しており、他社が短期間で模倣困難な独自素材を核とした差別化商材となっている。
連結子会社の株式会社ヘルスケア・フィットが展開する療養費請求代行サービスは、接骨院の事務負担軽減ニーズに対応した継続課金型サービス。2026年3月期は新規顧客開拓により会員数が増加し、売上高402百万円(前年同期比6.4%増)を達成。
療養費早期支払サービスの貸付残高減少にもかかわらず増収を維持しており、安定的なストック収益基盤を形成している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2024期3,430百万円をピークに2期連続で減収し、2026年3月期は2,419百万円(前期比15.8%減)となった。ファイナンシャル事業がIFA撤退の影響で前期比37.0%減の645百万円と大幅に落ち込んだことが主因。
一方、営業損失は154百万円から123百万円へ縮小し、販管費削減(314百万円減)の効果が表れた。当期純損失も301百万円から241百万円へ改善。
外部環境として物価上昇による個人消費への影響や接骨院業界の競争激化が収益回復の制約要因となっている。2027年3月期は売上高2,608百万円・営業利益71百万円・当期純利益12百万円の黒字転換を会社予想として開示している。
成長戦略
IFMC.直接支援強化・高粗利商材拡大・ファイナンシャル事業黒字化の3軸で収益回復を目指す
社員が接骨院現場に出向き院の先生方と協力してIFMC.製品販売を直接支援するプロジェクトを2026年3月期下期より開始。IFMC.導入院数は増加したが既存導入院からの追加受注が減少しており、追加受注獲得が次の課題。BtoB向けIFMC.加工事業および一般消費者向け商品開発も並行して推進。
2026年3月期よりAIコンサルティング業務を開始し、M&A仲介手数料売上も発生。コンサルティングセグメント売上高は前期比11.2%増の410百万円と成長。粗利率の高い商材の拡大により売上総利益率の改善を図り、販管費削減と合わせて営業黒字化を目指す。
2025年8月のFPデザイン株式譲渡によりIFA事業から撤退し、保険代理店・財務コンサルティング・M&A仲介に特化した体制へ移行。組織体制の見直しと販管費の最適化を継続し、ウェルネス事業との連携によるクロスセルも活用して早期黒字化を最優先課題として取り組む。
2026年3月期のセグメント営業損失は86百万円(前期125百万円から縮小)。
最終更新: 2026年7月19日

