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フォースタートアップス株式会社

7089東証グロースサービス業

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フォースタートアップス株式会社7089

事業内容

フォースタートアップス株式会社は、スタートアップ・成長企業向け人材紹介(ヒューマンキャピタル事業)を中核に、スタートアップ情報データベース「STARTUP DB」の運営・官公庁向けアクセラレーション・カンファレンス開催を担うオープンイノベーション事業、および人材支援先への直接投資を行うベンチャーキャピタル事業の3事業を展開する。主要顧客はシリーズA〜C段階のスタートアップ企業および大手事業会社・官公庁。

2026年3月期より新たにスタートアップM&A仲介サービスを開始し、イグジット支援まで包括する「成長産業支援プラットフォーム」の構築を推進している。

ビジネスモデル

ヒューマンキャピタル事業では採用決定者の理論年収に手数料率を乗じた成功報酬型フィーを収受する。オープンイノベーション事業ではSTARTUP DBの定額利用料・官公庁からの業務受託料・カンファレンス協賛金を積み上げる。

ベンチャーキャピタル事業は投資先のイグジット時に投資収益を計上する非連続収益モデル。各事業が情報・ネットワーク・顧客基盤を共有し、相互送客によるシナジーを創出する構造となっている。

企業の強み

2026年3月期の人材紹介取引数は989人(前期比37.2%増)、平均単価は4,169千円(同8.1%増)と量・単価ともに拡大。独自データベース「STARTUP DB」は掲載企業数26,000社超を誇り、独自アルゴリズムによる数値化・序列化情報を社内活用することで、競合が模倣困難な情報優位性を構築している。

グロービス・キャピタル・パートナーズやインキュベイトファンドなど独立系大手VCと定期的な情報交換を実施し、起業家との勉強会も継続開催。官公庁・自治体向けアクセラレーション案件も順調に拡大しており、エコシステム全体をカバーする多層的ネットワークが人材紹介・オープンイノベーション両事業の競争優位を支えている。

2026年3月期に社員一人あたり決定件数(生産性)重視へ営業戦略を転換した結果、ヒューマンキャピタル事業のセグメント利益は2,014百万円(前期比53.9%増)、セグメント利益率は約45%に達した。販売費及び一般管理費の増加率(17.0%増)を売上高増加率(42.6%増)が大幅に上回り、営業レバレッジが顕在化している。

エンヴァリスの着眼点

売上高5,269百万円(前期比+42.6%)、営業利益1,120百万円(前期比+147.3%)と過去最高水準を更新。営業利益率は12.3%から21.3%へ急改善し、「利益率改善が課題」という従来の懸念は一定程度払拭された。

人材紹介の取引数・単価の同時拡大と、オープンイノベーション事業のセグメント利益+152.3%増が牽引。外部環境として政府のスタートアップ育成政策やハイレイヤー人材需要の堅調さも追い風として機能した。

ベンチャーキャピタル事業のセグメント損失は101百万円(前期8百万円の損失)に拡大し、営業投資有価証券評価損が重荷となった。ファンドの投資枠組入は完了しており、今後はイグジット待ちの状態。

一方、新規事業のM&A仲介(アリカタ株式会社)は2025年7月設立と立ち上がり段階にあり、2027年3月期予想への貢献度は不透明。持分法適用のGOジョブ株式会社からの持分法投資損失69百万円も経常利益を圧迫している。

2027年3月期の会社予想は売上高6,400百万円(+21.5%)、営業利益1,400百万円(+25.0%)と増収増益を見込むが、2026年3月期の売上高+42.6%・営業利益+147.3%から成長率は大幅に鈍化する。求職者との接点拡大を目的とした社員数増加(採用活動強化)を方針として掲げており、人件費増加が利益率に与える影響を注視する必要がある。

また、米国通商政策の不透明感や物価上昇など外部環境リスクがスタートアップの採用意欲に影響する可能性も残る。

成長戦略

スタートアップHRのNo.1確立・M&A仲介の収益柱化・支援メニュー拡大で成長産業支援プラットフォームを構築

社員一人あたり決定件数にフォーカスした営業戦略の最適化を継続しつつ、求職者との接点拡大を目的とした採用活動強化により社員数を増加。求人案件数の拡大と生産性向上の両立を図り、2027年3月期売上高6,400百万円の達成を目指す。

2025年7月設立のアリカタ株式会社を通じ、スタートアップ・成長企業向けM&A仲介事業を新規収益柱として育成。東証グロース市場の上場維持基準引き上げを背景に未上場スタートアップのM&Aイグジット・セカンダリー取引需要が増加しており、既存のエコシステムネットワークを活用した案件獲得を図る。

STARTUP DBの契約数増加・料金改定、官公庁・自治体向けアクセラレーション受託の拡大、カンファレンス「GRIC」の継続開催によりオープンイノベーション事業の収益規模を拡大。2026年3月期はセグメント利益が前期比+152.3%増と急拡大しており、引き続き成長を加速させる。

フォースタートアップス1号投資事業有限責任組合の投資枠組入を完了。ヒューマンキャピタル事業の人材支援先への投資によりエコシステムを深化させ、イグジット時の売却益による非連続収益の獲得を目指す。持分法適用のGOジョブ株式会社を含むポートフォリオの価値向上が課題。

最終更新: 2026年7月19日