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株式会社Smile Holdings

7084東証グロースサービス業

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事業内容

株式会社Smile Holdingsは、2009年の事業開始以来、東京都・神奈川県・愛知県を中心に認可保育所70施設・認可外保育施設等13施設の計83施設を運営する保育・幼児教育企業。独自教育プログラム「KID'S PREP. PROGRAM」やモンテッソーリ・レッジョ・エミリア等の世界的教育手法を組み合わせた非認知能力育成を核に、国内教育・国際教育・産後ケア・ファミリーサポートの4領域へ事業を拡張。

主要顧客は首都圏の共働き世帯・富裕層ファミリーであり、2026年5月にはWITHホールディングス(96施設の保育関連施設・4施設の介護施設)を完全子会社化し、グループ規模を大幅に拡大した。

ビジネスモデル

収益の主軸は認可保育所70施設への国・自治体からの施設型給付費(法定代理収受)であり、在籍児童数4,100人超の高充足率が安定収益を担保する。これに加え、認可外プレスクール・グローバルスクール・アフタースクールでは保護者との直接契約による高単価利用料を収受。

産後ケアホテル・建築デザイン・海外留学支援等の新領域で補助金依存度を低減しながら収益多様化を図る構造。

企業の強み

2026年3月末時点で認可保育所70施設(東京都63・神奈川県5・愛知県2)を運営し、在籍児童数は4,100人。施設型給付費を主収入とする認可保育事業は制度的に収入が保証されており、2022年3月末3,596人から4年間で14%増加した充足率の継続的向上が収益安定性を裏付ける。

麻布台ヒルズへの新規開園(2025年12月)や錦糸町・吉祥寺・センター北のグローバルスクール3園を展開し、国際教育領域の売上高は前期比103.7%増の269百万円を達成。試食会付き園見学会・歌舞伎観劇等の独自イベントで高充足率を維持し、富裕層向けプレミアム教育ブランドとしての地位を確立している。

2026年5月に96施設の保育関連施設・4施設の介護施設を運営するWITHホールディングスを完全子会社化(取得資金16,765百万円を三菱UFJ銀行から調達)。給食事業・保育人材紹介・療育・公的学童等の未着手領域を一括取得し、スケールメリット創出と事業ポートフォリオの多角化を同時に実現した。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の営業利益は370百万円(前期比9.9%減)、経常利益は350百万円(同15.1%減)と表面上は減益。しかしWITHホールディングス株式取得に伴う一時的費用352百万円を除いた調整後営業利益は664百万円(同61.8%増)、調整後経常利益は703百万円(同70.1%増)と大幅増益。

繰延税金資産の計上(法人税等調整額56百万円)も寄与し、当期純利益は220百万円(同45.6%増)と増益を確保。既存事業の実力値は着実に改善しており、一時費用を除いた収益性の評価が重要。

WITHホールディングス取得に伴い三菱UFJ銀行から16,765百万円を借入(2026年5月8日実行、期間1年、変動金利)。短期借入金は前期2,600百万円から4,837百万円へ急増し、自己資本比率は42.7%から36.8%へ低下。

のれん金額は現時点未確定。2027年3月期の連結業績予想は「未定」とされており、統合効果の発現時期・規模・のれん償却負担が業績見通しの主要な不確実性要因となっている。

外部要因として金利上昇局面での借入コスト増加リスクにも留意が必要。

国際教育領域は2026年3月期売上高269百万円(前期比103.7%増)と急成長しているが、連結売上高に占める比率は1.9%にとどまる。産後ケアホテル「Villa Mom 東京・有明」は2026年6月開業予定で当期収益はゼロ。

ファミリーサポート領域(建築デザイン)は2025年8月開始で同92百万円の売上を計上。外部環境として少子化の進行は認可保育グループの中長期的な園児数確保に構造的な逆風となる一方、共働き世帯増加・待機児童対策という政策的追い風も継続。

新規事業が既存事業の構造的リスクを補完できるかが中長期の評価軸となる。

成長戦略

WITHホールディングス統合による規模拡大と国際教育・産後ケア等の新領域収益化を並行推進

2026年5月8日に取得原価12,141百万円で完全子会社化完了。96施設の保育関連施設・4施設の介護施設・給食事業等を取り込み、スケールメリット・運営ノウハウ共有による既存事業の安定化と収益基盤強化を図る。2027年3月期連結業績予想は現時点未定。

2025年12月1日に麻布台ヒルズに「キッズガーデン プレップスクール麻布台ヒルズ」および「キッズガーデン エデュケーションラボ麻布台ヒルズ」を開園。契約児童数は当初想定通りに推移し順調な立ち上がりを確認。引き続き高充足率の維持・向上を目指す。

グローバルスクール3園(錦糸町・吉祥寺・センター北)のバイリンガル教育需要を背景に2026年3月期売上高269百万円(前期比103.7%増)を達成。ハワイパームスイングリッシュスクールとの業務提携と旅行業第1種登録(第2182号)取得により、海外留学支援を一般向けに展開。

宿泊型産後ケアサービスとして「Villa Mom 東京・有明」を2026年6月に開業予定。80施設超の保育施設運営経験を活かし、産後ママの心身ケアと育児支援を提供する新収益源として確立を目指す。当2026年3月期の収益貢献はゼロ。

2025年8月開始の建築デザイン事業で2026年3月期に92百万円の売上を計上。16年間・80園超の保育施設設計・運営実績を基盤に、クリニック・歯科医院・空港・レストラン等「家族が集う空間」を対象とした設計・施工ソリューションを提供し事業拡大を継続。

最終更新: 2026年7月19日