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株式会社イーエムネットジャパン

7036東証グロースサービス業

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事業内容

株式会社イーエムネットジャパンは、2007年に韓国系オンライン広告代理店EMNET INC.の日本展開として事業を開始し、2013年に日本法人として設立されたインターネット広告専業代理店である。主な顧客層は中小企業であり、検索連動型広告(リスティング広告)・運用型ディスプレイ広告を主力に、ソーシャルメディア広告・動画広告・アフィリエイト広告・インハウス支援サービス等を幅広く提供する。

2021年6月にソフトバンク株式会社の連結子会社となり、同社との資本業務提携に基づく協業を拡大中。インターネット広告事業の単一セグメントで運営し、東京証券取引所グロース市場に上場している。

ビジネスモデル

Google LLC・LINEヤフー株式会社等の主要媒体運営会社と販売代理店契約を締結し、クライアント企業の広告出稿を仲介することで手数料収益を得る。一人の担当者が営業から企画・運用・分析・改善までをワンストップで担う専任制と、営業・運用を分業する体制を併用。

PDCAサイクルを継続的に回すことで広告効果を最大化し、クライアントの継続利用と取引深耕を図る。経営指標として営業収益・営業利益・営業系社員一人当たり営業収益を重視している。

企業の強み

Google Partner プレミアバッジ(2016年取得)、LINEヤフー Partner Program Sales Partner「Premier」(2024年11月認定)など、主要媒体運営会社から最上位クラスの認定を取得している。これらは12ヶ月ごとの試験合格や取扱高実績が要件であり、継続的な専門性維持を裏付ける客観的指標である。

2021年5月締結の資本業務提携に基づき、ソフトバンク株式会社向け営業収益は2024年12月期の222百万円(全体比16.70%)から2025年12月期には358百万円(同22.48%)へ拡大した。従来アクセスできなかった企業層へのサービス提供が可能となり、代理店業単独の業績変動リスクを補完する収益源として機能している。

Google広告認定資格取得を必須とするOJT型の独自教育プログラムを構築し、新卒採用者を短期間で即戦力化する体制を整備している。2025年12月期の営業系社員一人当たり営業収益は12,434千円(前年同期比23.7%増)と生産性が向上しており、人材育成の成果が数値に表れている。

エンヴァリスの着眼点

2025年12月期第1四半期に計上した貸倒引当金繰入額189百万円(特別損失)が当期は発生せず、四半期純利益は61百万円(前年同期は純損失146百万円)と大幅に改善した。また訂正関連費用引当金156百万円も当期末時点でゼロとなっており、過去の一時的費用の影響が剥落しつつある点は評価できる。

2026年12月期第1四半期の営業収益は414百万円と前年同期比2.4%減。主力の運用型広告は堅調に推移したとされるが、人材採用等の先行投資継続が費用面に影響している。

外部環境として、インターネット広告市場はDX需要拡大・動画広告普及を背景に成長継続中であり、市場追い風を業績に転換できるかが今後の焦点となる。

2026年12月期通期業績予想として営業収益1,661百万円(前期比4.2%増)、営業利益171百万円(同10.0%増)、当期純利益136百万円を公表した。一方、配当予想は引き続き未定とされており、2025年12月期の中間配当17円(年間)に続く株主還元方針が不明確な点は投資家にとって懸念材料となりうる。

成長戦略

生成AI活用・ソフトバンク協業・動画広告強化の3軸で収益成長を目指す

AI技術を活用したターゲティング精度の向上により、従来のマス媒体からの予算シフトを取り込む。スマートフォン向け運用型広告の堅調な需要を背景に、広告効果の最大化と顧客獲得を推進する。

ソフトバンク株式会社との資本業務提携を通じた協業を継続・拡大。2024年12月期の同社向け営業収益は222百万円(全体の16.70%)に達しており、安定収益基盤として機能している。

将来の成長に向けた人材採用等の先行投資を継続。新卒中心の積極採用とGoogle認定資格を活用した独自の即戦力人材育成プログラムにより、運用品質の維持・向上と事業拡大の基盤を整備する。

最終更新: 2026年7月19日