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6882東証スタンダード電気機器

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株式会社三社電機製作所6882

半導体事業

パワー半導体の製造販売を担う中核事業だが、赤字継続中

期間今期前期増減率
売上高(2026年3月期通期)6,368百万円5,862百万円
セグメント損益(2026年3月期通期)-639百万円-731百万円
セグメント資産(2026年3月期末)7,978百万円8,212百万円
減価償却費(2026年3月期通期)521百万円494百万円
減損損失(2026年3月期通期)192百万円0百万円
設備投資額(有形・無形固定資産増加額、2026年3月期通期)371百万円1,316百万円

事業詳細

ダイオード・サイリスタ・トライアックのモジュール製品およびディスクリート製品を製造・販売するセグメント。国内外の産業用インバーター、エレベーター、民生機器向けを主要顧客とし、次世代化合物半導体SiCの開発にも注力。当社・サンレックスコーポレーション・三社電機(上海)有限公司等を通じてグローバルに販売展開。2026年3月期は顧客の在庫調整長期化と中国市場の成長鈍化が継続し、パワーモジュールが減収となったものの、ディスクリートおよびチップの売上が伸長し、セグメント全体では増収となった。

直近の概況

増収・赤字縮小も、固定費増加と減損損失が収益を圧迫

2026年3月期の売上高は6,368百万円(前期比8.6%増)と増収に転じた。ディスクリートおよびチップの売上が伸長した一方、主力のパワーモジュールは顧客の在庫調整長期化と中国市場の成長鈍化により減収。セグメント損失は639百万円(前期は731百万円の損失)と縮小したが、在庫削減等による利益減少、人件費増加、設備投資に伴う減価償却費増加(521百万円)に加え、一部固定資産の減損損失192百万円を計上した。2026年3月期第4四半期から顧客需要が回復傾向にある。

主要プロダクト

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パワーモジュール

産業用インバーター・エレベーター・民生機器向けに展開する主力製品群。2026年3月期は顧客の在庫調整長期化と中国市場の成長鈍化により年間を通じて減収となったが、期末にかけて需要回復の兆しが見られた。

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パワーディスクリート製品

ダイオード・サイリスタ・トライアック等の単体素子製品。2026年3月期はチップとともに売上が伸長し、セグメント増収に貢献した。

product
SiC(シリコンカーバイド)製品

今後の需要拡大が期待される次世代パワー半導体。チップの改良および製品ラインアップの拡充を進め、高効率・高耐圧分野における販路拡大を加速するとともに、インフラ分野での活用を視野に製品開発を推進している。

成長ドライバー

  • SiC製品のチップ改良・製品ラインアップ拡充による高効率・高耐圧分野での販路拡大
  • インフラ関連需要(データセンター・再生可能エネルギー・蓄エネルギー)を取り込む大容量デバイスの技術確立
  • 2026年3月期第4四半期から顕在化した顧客需要の回復傾向
  • ディスクリートおよびチップ販売の伸長継続
  • 中期経営計画「CF26」最終年度に向けた施策加速とカーボンニュートラル需要拡大に伴う中長期的なパワー半導体需要の拡大

リスク

  • 顧客の在庫調整長期化による主力パワーモジュールの需要低迷継続(特に中国市場の成長鈍化)
  • 設備投資に伴う減価償却費増加(2026年3月期521百万円)が収益を継続的に圧迫
  • 半導体事業の固定資産および海外子会社固定資産の減損損失リスク(2026年3月期に192百万円計上)
  • 中国経済の不動産市況低迷・地政学リスクによる海外需要の不確実性
  • 米国通商政策(関税)による世界的な景気後退懸念と民間設備投資の慎重化

最終更新: 2026年6月22日