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日本電子材料株式会社

6855・東証スタンダード・電気機器

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日本電子材料株式会社6855

半導体検査用部品関連事業

プローブカードを主力とする同社の中核事業。売上の99%超を占める。

期間今期前期増減率
セグメント売上高9,593百万円5,381百万円↑
セグメント利益3,624百万円1,918百万円↑
セグメント利益率37.8%35.6%↑
前年同四半期比売上高増加率+78.3%―↑
前年同四半期比セグメント利益増加率+88.9%―↑

事業詳細

半導体ウェハの電気的特性検査に使用するプローブカードを開発・製造・販売する事業。カンチレバー型(Cタイプ)、垂直型(Vタイプ)、MEMS技術を用いたMタイプの3系統を展開。国内(本社・三田・熊本)工場に加え、米国・香港・台湾・欧州・中国・タイ・深センの海外子会社を通じてグローバルに販売。メモリー向けプローブカードを中心に生成AI市場拡大に伴う先端半導体需要を取り込み、2027年3月期第1四半期は前年同四半期を大きく上回る売上高・利益を達成した。

直近の概況

メモリー向けプローブカードの拡販進展と円安により大幅増収増益。

2027年3月期第1四半期は、非メモリー向けプローブカードが底堅く推移する中、メモリー向けプローブカードが国内外の需要急拡大に対応し、先行投資が奏功して生産量が着実に拡大した。海外向け販売の堅調推移と円安進行も寄与し、売上高は9,593百万円(前年同四半期比78.3%増)となった。利益面でも高付加価値製品を中心とした売上増加と国内工場の高い稼働率により、セグメント利益は3,624百万円(前年同四半期比88.9%増)と大幅増益となった。

主要プロダクト

product
Mタイププローブカード(MCシリーズ・MLシリーズ・MTシリーズ)

生成AI向け画像処理半導体やHBM等の先端半導体検査に対応。メモリー向け需要の急拡大を背景に生産能力拡大を継続してきた効果が奏功し、生産量が着実に拡大している。

product
Vタイププローブカード(VTシリーズ・VSシリーズ・VEシリーズ)

非メモリー向け用途を中心に展開する垂直型プローブカード製品群。

product
Cタイププローブカード(CEシリーズ)

非メモリー向けを中心とした標準的なカンチレバー型プローブカード製品群。当第1四半期は非メモリー向けは底堅く推移した。

成長ドライバー

  • 生成AI市場の拡大に伴うデータセンター向け半導体需要の旺盛な拡大継続
  • メモリー向けプローブカードにおける国内外の高付加価値製品の拡販進展
  • 生産能力拡大に向けた先行投資の奏功による生産量の着実な拡大
  • 国内工場の高い稼働率維持による収益性向上
  • 円安方向への為替相場進行による海外売上の押し上げ効果
  • 次世代半導体向けプローブカードの開発推進による製品競争力の強化

リスク

  • 非メモリー向けプローブカード(自動車・産業機器向け等)の需要回復遅延リスク
  • 生産能力拡大に向けた継続的な設備投資に伴うコスト増加リスク
  • 主要顧客への売上集中リスク
  • 半導体市場の需要変動(生成AI向け以外の市場回復の不確実性)
  • 米国の通商政策をめぐる動向や地政学的リスクの高まりによるサプライチェーン全体への影響
  • 為替相場の変動による収益への影響
  • 中東情勢の緊迫化や金融資本市場の変動による世界経済の減速懸念
  • 2026年7月28日発生の令和8年熊本地震(現時点で人的被害・大きな設備損害なく業績への影響は限定的と判断)

電子管部品関連事業

陰極・フィラメントを製造する小規模な補完的事業セグメント

期間今期前期増減率
売上高(2027年3月期第1四半期)48百万円55百万円(前年同四半期)↓
セグメント利益(2027年3月期第1四半期)1百万円2百万円(前年同四半期)↓
売上高前年同四半期比-12.9%—↓
セグメント利益前年同四半期比-42.8%—↓

事業詳細

当社グループの第2セグメントとして、電子管向けの陰極およびフィラメントを開発・製造・販売する事業。主に日本電子材料株式会社が担う国内完結型の事業であり、2027年3月期第1四半期の連結売上高に占める比率は約0.5%と極めて小規模。半導体検査用部品関連事業が急拡大する中、本セグメントは縮小基調が続いており、グループ全体の収益への寄与は一段と限定的となっている。

直近の概況

2027年3月期1Qは売上・利益ともに前年同四半期比で減少

2027年3月期第1四半期の売上高は48百万円(前年同四半期比12.9%減)、セグメント利益は1百万円(同42.8%減)となった。半導体検査用部品関連事業がメモリー向けプローブカードの拡販や円安効果により大幅増収増益となる一方、本セグメントは縮小傾向が継続しており、グループ全体に占める存在感はさらに低下している。

主要プロダクト

product
陰極

電子管部品の中核部材として、既存顧客向けに安定供給を継続。

product
フィラメント

特定用途向けの代替困難な部材として、限定的ながら安定した需要を維持。

成長ドライバー

  • 電子管部品の安定的な既存顧客需要による売上の下支え
  • 特定用途向け電子管部品としての代替困難性による一定の需要維持

リスク

  • 売上規模が48百万円(四半期)程度と極めて小さく、グループ内での戦略的優先度が低い
  • セグメント利益率が低水準であり、収益性の改善余地が限定的
  • 電子管市場の構造的な縮小傾向により、中長期的な成長が見込みにくい
  • 半導体検査用部品関連事業との経営資源配分において、投資優先度が劣後するリスク
  • 売上・利益ともに前年同四半期比で二桁減となり、縮小トレンドが一段と鮮明化している

最終更新: 2026年8月7日