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6838東証スタンダード電気機器

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財務

継続企業前提リスク(解消済)

2023年3月期から2024年10月期にかけて継続して営業損失・経常損失・親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義が生じていた。当連結会計年度において営業利益278百万円、経常利益231百万円、親会社株主に帰属する当期純利益268百万円を計上したことにより、当連結会計年度末時点で当該疑義は解消されたと判断されている。ただし、収益改善の持続性が今後の財務安定性の鍵となる。

財務

財務制限条項・資金調達リスク

2025年10月末時点において財務制限条項付き借入残高が1,512百万円存在し、条項抵触時には期限の利益を失い借入金の一部または全額の返済を求められる可能性がある。また、市場金利の上昇や格付け引き下げが生じた場合、財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性がある。対応策として、社債発行等による資金調達手段の多様化やグループ内資金の効率的運用を推進している。

市場

経済状況・地政学リスク

電子・通信用機器事業の製品需要は国内外の経済状況や通信設備投資動向に左右されるほか、世界的な半導体・非鉄金属材料の不足や原油高による部品材料・輸送費の高騰が業績に悪影響を及ぼす可能性がある。さらにロシア/ウクライナ情勢や中東情勢の悪化が加わることで、サプライチェーンや調達コストへの影響が拡大するリスクがある。海外企業の国内市場参入や国内企業の海外生産シフトによる価格競争激化も懸念される。

市場

価格競争激化リスク

携帯電話設備をはじめとする高周波無線技術市場において、国内外企業の参入により競争が激化しており、太陽光モジュール分野でも同様の状況にある。価格競争に十分対抗できない場合、顧客離れが生じ業績に影響を及ぼす可能性がある。同社は高品質・高付加価値製品の提供と徹底したコスト削減によりシェア維持・拡大を図っているが、将来にわたる競争優位性の保証はないと明記されている。

法規制

政府施策・FIT制度変更リスク

再生可能エネルギー事業は「再生可能エネルギー特別措置法」に基づく固定価格買取制度(FIT)に依存しており、買取価格の見直しや買取年数の短縮等により業績に影響を及ぼす可能性がある。対応策として、太陽光発電所に加え売電単価の高い小形・中形風力発電所の開発や系統用蓄電所の新設にも注力している。制度変更リスクの分散を図るべく、発電種別の多様化を推進している。

法規制発生可能性: 低

再エネ事業の法的規制リスク

太陽光発電所事業は規模拡大に伴い森林法・環境法等の法令や条例の規制を受け、許認可取得までの期間が長引いたり、案件を断念せざるを得ない状況が生じる可能性がある。用地確保から発電所建設に至るまでの期間が予想以上に長引くことで、収益計上の遅延や投資回収の遅れが生じうる。なお、同社は当該リスクの顕在化の可能性は低いと認識している。

テクノロジー

人材確保・育成リスク

電子・通信用機器事業における基幹技術である高周波領域のアナログ無線技術者の育成には長期間を要するため、育成コストや採用費用が人件費を押し上げ業績に影響を及ぼす可能性がある。再生可能エネルギー事業においても、用地確保から発電所建設・売電開始に至るまで専門的知識を有する人材が不可欠であり、小形風力発電所を含む開発・保有強化に向けた管理体制の増強が必要とされている。有能なエンジニアの確保・育成は同社グループの重要課題として明記されている。

テクノロジー

製品欠陥・品質低下リスク

電子・通信用機器事業の製品は携帯電話設備・防災無線設備・放送関連設備等の公共性の高い設備に使用されており、戸外の気象条件や設置環境により性能に影響が出る可能性がある。設計・製造に起因する性能劣化が発生した場合には改修等の費用が発生し業績に影響が及ぶ。再生可能エネルギー事業においても、太陽光・小形風力発電所の販売において劣化等による当初計画との乖離が生じた場合、補償等の問題が発生する可能性がある。

財務

海外取引・カントリーリスク

中国製の太陽光モジュールや風力発電所機器を取り扱っており、当該地域の政治・経済・法律・テロ等の様々な要因が事業戦略や業績に影響を及ぼす可能性がある。また、海外取引拡大に伴い税率・関税等の法令規制の強化や予期せぬ変更が生じた場合、新たな費用が発生するリスクがある。為替相場の急激な変動による為替差損の発生、大規模自然災害・感染症の発生、契約不適合責任による損害賠償、および訴訟リスクも包含されている。

財務

M&Aに伴うリスク

グループ全体の事業拡大やシナジー創出を目的としたM&A・事業提携を検討・推進しているが、十分な事前調査を実施した後においても、事業環境や市場動向の大幅な変動・不測の事態により業績に影響を及ぼす可能性がある。また、海外子会社等の取得・売却も今後行う可能性があり、海外投資特有のリスクも伴う。新規事業投資においても当初計画どおりに事業展開が進まない場合、業績への悪影響が生じうる。

重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています

最終更新: 2026年4月28日