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ティアック株式会社

6803・東証スタンダード・電気機器

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ティアック株式会社6803

音響機器事業

ESOTERIC・TEAC・TASCAMの3ブランドを擁するティアック最大の中核セグメント

期間今期前期増減率
売上収益(第1四半期累計)2,464百万円2,274百万円↑
セグメント営業利益(第1四半期累計)297百万円132百万円↑

事業詳細

ハイエンドオーディオ機器(ESOTERICブランド)、プレミアムオーディオ機器(TEACブランド)、音楽制作・業務用オーディオ機器(TASCAMブランド)の製造販売を行う。国内外の個人消費者(BtoC)および音響設備工事・放送局等の法人顧客(BtoB)を対象とし、当第1四半期は連結売上収益の約68%を占める。海外販売子会社(米国・欧州・中国等)を通じてグローバルに展開する。

直近の概況

TASCAM好調で増収増益、輸入ブランド不振がプレミアム機器の足かせ

当第1四半期の音響機器セグメント売上収益は2,464百万円(前年同期比8.4%増)、セグメント営業利益は297百万円(前年同期比125.3%増)となった。業務用音響機器事業(TASCAM)は放送・設備向け製品と中高価格帯クリエイター向け製品が牽引し増収。プレミアムオーディオ機器事業はESOTERICのネットワークプレーヤーが好調維持、TEACのReferenceシリーズも堅調だったが、Tannoy供給不安定・Klipsch大型スピーカー不振により輸入ブランドが落ち込み、事業全体では減収となった。

主要プロダクト

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ESOTERICブランド ハイエンドオーディオ機器

前期上市のネットワークプレーヤーが当第1四半期も好調を維持し、前年同期比で増収に寄与した。

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TEACブランド プレミアムオーディオ機器

Referenceシリーズ、フルサイズコンポが堅調に推移。中高価格帯製品の強化とブランド価値向上に取り組んでいる。

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TASCAMブランド 音楽制作・業務用オーディオ機器

放送・設備向け製品は主力録音再生機器・周辺機器・設備用ミキサーが安定需要により好調に推移し事業を牽引。クリエイター向けは高付加価値の中高価格帯製品が好調で、供給不足のエントリー向け音声レコーダーの落ち込みを補い、全体で増収となった。

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輸入ブランド(Tannoy等)スピーカー

Tannoyブランドの製品供給が回復せず、Klipschブランドの大型スピーカー販売も振るわなかったため、前年同期比で減収となった。

成長ドライバー

  • TASCAMブランド放送・設備向け製品のミキサーを起点としたシステム提案拡大と海外市場での拡販
  • ESOTERICブランドのネットワークプレーヤー新製品の継続的な好調
  • TASCAMブランドクリエイター向け製品における高付加価値製品への需要シフト
  • TEACブランドReferenceシリーズ・フルサイズコンポの堅調な販売
  • 中高価格帯製品強化によるブランド価値向上と収益基盤の安定化

リスク

  • Tannoyブランドの製品供給不安定による販売機会損失の継続
  • Klipschブランド大型スピーカーの販売不振
  • プレミアムオーディオ機器事業全体での輸入ブランド落ち込みによる減収基調
  • 旺盛な需要に対し供給が追いつかないエントリー向け音声レコーダーの供給制約
  • 為替変動リスク(米ドル・ユーロ建て海外売上が大きい構造)

情報機器事業

計測・医療・移動体向けニッチトップ戦略を推進するBtoB特化セグメント

期間今期前期増減率
売上収益(第1四半期累計)992百万円735百万円↑
セグメント営業利益(第1四半期累計)13百万円△110百万円↑

事業詳細

「高度な記録と再生技術」をコアコンピテンスとし、計測機器事業(データレコーダー、センサー・アンプ製品)、映像システムソリューション事業(消化器内視鏡向け・手術画像記録用4Kレコーダーなど医用画像記録再生製品、機内エンターテインメント製品)、ITソリューション事業(医用向けサーバー・PC、ネットワーク・インフラ保守サービス)の3事業で構成。計測、半導体、医療、移動体の各分野でニッチトップポジションの獲得を戦略目標とし、BtoB事業の安定的成長を志向する。なお前連結会計年度より事業及び製品の呼称を一部変更しているが、事業内容・業績への影響はない。

直近の概況

全事業で増収、営業利益は黒字転換し好調に推移

2027年3月期第1四半期の情報機器セグメント売上収益は992百万円(前年同期比35.0%増)、セグメント営業利益は13百万円(前年同期は営業損失110百万円)となった。計測機器事業はデータレコーダー・センサー・アンプ製品ともに好調、映像システムソリューション事業は医用画像記録再生製品(北米・欧州)と機内エンターテインメント製品(船舶向け)が増収に寄与、ITソリューション事業も医用向けサーバー・PC出荷や保守サービスが好調に推移した。

主要プロダクト

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計測機器(データレコーダー・センサー・アンプ製品)

データレコーダー製品はリース・レンタル業界向けが好調に推移。センサー・アンプ製品は半導体製造装置メーカー向けが好調に推移し、計測機器事業全体として前年同期比で増収となった。

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医用画像記録再生機器(映像システムソリューション事業)

国内の消化器内視鏡向けレコーダーは新製品の上市遅れにより受注は好調ながらも減収。一方、フラッグシップモデルの手術画像記録用4Kレコーダーは北米で好調に推移し、手術画像レコーダーも国内・欧州で好調に推移したことから、前年同期比で増収となった。

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機内エンターテインメント機器(映像システムソリューション事業)

船舶業界向けのストック収益モデルの寄与や保守サービスの販売を積み重ねたことにより前年同期比で増収となった。

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ITソリューション事業

医用向けサーバーやPCなどの出荷、ネットワーク・インフラの保守サービスが好調に推移し、前年同期比で増収となった。

成長ドライバー

  • 医用画像記録再生機器の海外市場(北米・欧州)における手術画像記録用4Kレコーダー・手術画像レコーダーの拡販継続
  • ITソリューション事業(医用向けサーバー・PC、ネットワーク・インフラ保守)の安定的好調
  • 半導体製造装置向けセンサー・アンプ製品の需要好調
  • データレコーダー製品のリース・レンタル業界向け需要の回復
  • 機内エンターテインメント製品における船舶業界向けストック収益モデルの拡大と保守サービス販売の積み重ね

リスク

  • 国内消化器内視鏡向けレコーダーの新製品上市遅れによる受注・売上への影響継続リスク
  • 半導体市場動向によるセンサー・アンプ製品需要の変動リスク
  • リース・レンタル業界向け計測機器需要の変動リスク
  • 為替変動リスク(米ドル・ユーロ建て海外売上比率が高い)
  • 米国通商政策の動向による景気下振れリスクおよびBtoB需要への影響

その他(EMS事業・光ドライブ販売事業)

生産子会社EMS事業と海外販売子会社による光ディスクドライブ販売を担う非報告セグメント

期間今期前期増減率
売上収益(外部顧客)166百万円144百万円↑
セグメント営業利益(△損失)5百万円△11百万円↑

事業詳細

生産子会社によるEMS(電子機器受託製造)事業と、海外販売子会社による光ディスクドライブ販売事業で構成される。報告セグメントの定量的基準値を満たさないため「その他」に区分されている。当第1四半期連結累計期間の外部顧客への売上収益は166百万円で、グループ全体売上収益3,622百万円の約4.6%を占める。前年同期144百万円から増収に転じ、営業損益も黒字化した。

直近の概況

当第1四半期は増収に加え営業損益が黒字転換

当第1四半期連結累計期間における外部顧客への売上収益は166百万円となり、前年同期の144百万円から15.3%増加した。セグメント営業損益は5百万円の利益となり、前年同期の△11百万円の損失から黒字転換した。四半期決算短信ではセグメント資産や減価償却費等の詳細開示はないが、売上・利益ともに改善傾向が確認できる。

主要プロダクト

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EMS(電子機器受託製造)事業

グループ内製造需要を含む電子機器の受託製造を担う。稼働率向上が収益性改善の鍵となっている。

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光ディスクドライブ販売事業

海外市場向けに産業用光ディスクドライブを販売する事業。記録メディア市場の構造変化の影響を受けやすい。

成長ドライバー

  • 売上収益の前年同期比15.3%増(144百万円→166百万円)と増収基調の継続
  • グループ内製造需要の取り込みによるEMS事業の稼働率向上
  • 営業損益の黒字転換による収益性改善の兆し

リスク

  • 四半期ベースでの詳細な資産・投資指標が開示されておらず、事業規模の変化を精緻に把握しにくい
  • 光ディスクドライブ市場の長期的な需要減退(記録メディアへのニーズ減少)による構造的縮小リスク
  • 報告セグメントの定量的基準値を満たさない小規模事業であり、グループ内での優先度・資源配分が限定的

最終更新: 2026年8月7日