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6753東証プライム電気機器

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市場

世界市場動向・地政学リスク

米国の通商政策や各国の対抗措置による貿易摩擦、中東情勢をはじめとする地政学的緊張の長期化により、サプライチェーンの混乱や資源・エネルギー供給の不安定化が生じ、世界経済の不確実性が高まっている。これらは当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性がある。対応として、海外子会社を管掌する事業本部が現地と連携してリスク情報を収集し、経営幹部が定期的な業績報告を通じて必要なリスク対応を決定している。

財務

為替変動リスク

連結売上高に占める海外売上高の割合は2026年3月期54.8%に達しており、海外製造品の国内販売も行っていることから、為替変動が業績に直接影響する。円高局面では海外売上の円換算額が減少し、収益を圧迫するリスクがある。対応として、為替予約および最適地生産の拡充・強化によるリスクヘッジを実施している。

財務

財務制限条項抵触・財務リスク

総資産に対する借入金の割合が当連結会計年度末で30.3%に達しており、一部連結子会社の債務超過により借入契約の財務制限条項に抵触した。借入先金融機関から期限の利益喪失の請求は行わない旨の承諾を得るとともに、2028年3月31日までのシンジケートローン契約更改およびコミットメントライン延長により資金繰りの安定を確保したが、財務状態の悪化は取引関係や競合他社との競争において不利に働く可能性がある。自己資本比率は19.6%まで回復しているものの、継続的な財務改善が課題となっている。

市場

特定顧客依存リスク

ディスプレイデバイス事業は顧客仕様にカスタマイズした製品供給という特性上、大口顧客への依存度が高く、当該顧客の需要減少・仕様変更・営業戦略変更が当社グループの販売落ち込みに直結するリスクがある。対応として、技術力強化と顧客基盤の拡大を図るとともに、ブランド事業(スマートライフ・スマートワークプレイス)では高付加価値商材の売上比率拡大や新規事業立ち上げを加速している。

財務

親会社グループとの関係

鴻海精密工業グループからの出資により成長投資や事業シナジーの追求が可能となっているが、親会社グループの戦略変更や競合関係の発生により、当社グループの事業・業績・財政状態が悪影響を受ける可能性がある。また、重要事項の意思決定において親会社グループからの影響により独立性・自主性が損なわれるリスクも存在する。対応として、相互の独立性・自律性を尊重しつつ緊密に連携し、シナジー創出領域を見極めて適切に検証・実現に取り組んでいる。

テクノロジー

調達先・サプライチェーンリスク

地政学的リスクの長期化や国際的な分断の進行、取引先の経営再編、自然災害・事故に加え、AI関連部材(メモリ等)の急速な需給逼迫により、部材の安定確保が困難になるリスクがある。これにより製品コストの増加や顧客への納期遅延が生じ、業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性がある。対応として、複数社購買・調達先分散化、重要部材の長期フォーキャスト提示・在庫施策等による安定供給体制の強化を図っている。

テクノロジー

技術革新への対応リスク

急速な技術進化への対応が不十分な場合、製品・サービスの競争力低下や成長性・業績への悪影響が生じるリスクがある。また、国際的な安全保障の観点から先端技術の輸出管理強化が進んでおり、対象技術を含む製品の輸出制限が事業に間接的な影響を与える可能性もある。対応として、エッジとクラウドAIを組み合わせた独自AI技術「CE-LLM」の活用、次世代通信・Green Energy・EV等の成長分野への注力、積極的な社外連携による技術力強化を推進している。

法規制

知的財産権リスク

第三者から知的財産権侵害を主張された場合、多額の費用負担や技術使用差し止めが生じるリスクがある。また、自社の特許出願に対して権利が付与されない場合や第三者による不正使用により、競争上の優位性が損なわれる可能性もある。対応として、シャープIPインフィニティ株式会社を中心とした強い権利取得、製品発売前の知的財産権クリアランス徹底、クリアランスプロセスの標準化を実施している。

テクノロジー

情報セキュリティリスク

標的型メール攻撃やランサムウェア等のサイバー攻撃の高度化・巧妙化が進む中、事業システムの停止・業務中断・顧客情報漏えい等が発生した場合、事業活動や経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。インシデント対応の不備による被害拡大や社会的信用の低下、取引先のセキュリティ要件・第三者認証への不適合による取引機会喪失のリスクも存在する。対応として、国際規格準拠の情報セキュリティマネジメントシステムの運用、従業員教育・訓練、グループ会社・委託先を含むサプライチェーン全体での統制確保に取り組んでいる。

法規制

気候変動リスク

温室効果ガス排出規制強化や炭素税導入によるエネルギーコスト増加が業績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。また、気候変動による台風大型化・降水量増加がもたらす自然災害は、生産拠点の稼働停止や部品供給途絶を引き起こすリスクがある。対応として、法規制動向の継続的把握・政策立案への参画、生産効率化・省エネルギー化によるコスト軽減、事業継続計画の策定・定期的見直し・訓練を実施している。

重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています

最終更新: 2026年7月19日