急激な市場変化・競合激化
競争力のある他社製品の出現や新規参入による競争激化に加え、近年急速に進展するAI技術への対応が遅れた場合、製品・サービスの競争力低下や市場ニーズへの対応遅れを招く可能性がある。当社グループは先進技術の積極的な開発と製品の付加価値向上により差別化を図っているが、技術革新の速度が速く、対応遅延が業績に影響を及ぼすリスクがある。
欧州市場への依存リスク
当連結会計年度の連結売上高に占める欧州向け売上割合は38.6%(前期39.8%)と高く、欧州景気の低迷や新たな関税・輸出障壁が生じた場合に業績への影響が大きい。欧州単一市場への売上依存度が高いため、地域固有の経済・政治リスクが業績変動要因となる。
外国為替変動リスク
欧州向け売上比率が高くユーロ建て売上の比重が大きい一方、部品調達では米ドル建て支払いが販売収入を上回るため、円に対してユーロ高はプラス、ドル高はマイナスの影響を受ける非対称な為替エクスポージャーを有する。為替予約や米ドル建て販売拡大等でリスク軽減を図っているが、為替変動が取引価格・売上高・各段階利益に影響を及ぼす可能性がある。
部品調達リスク
液晶パネル・半導体・機構材等の全部品を外部調達しており、世界的な需給逼迫、AI関連需要拡大を背景としたDRAM・NANDフラッシュメモリの価格上昇、地政学的リスク、自然災害、サイバー攻撃、感染症等によるサプライチェーン混乱が調達を困難にする可能性がある。また原油価格変動に伴う石油由来材料の価格上昇や物流費増加も調達コスト上昇につながり、生産停止や販売遅延が生じる恐れがある。複数購買先確保や戦略的在庫保有等の対策を講じているが、リスクを完全には排除できない。
品質問題リスク
製品に重大な品質問題が発生した場合、ブランド毀損・信頼失墜・損害賠償・市場喪失・販売減少等が生じ業績に影響を及ぼす可能性がある。ISO品質マネジメント規格認証のもと企画・開発から販売・アフターサービスまで一貫した品質保証活動を推進しているが、問題発生リスクをゼロにはできない。
情報セキュリティリスク
コンピュータウイルス感染、不正アクセス、新たなサイバー脅威等によりシステム停止・情報消失・漏洩・改ざんが発生した場合、事業活動に支障をきたし業績に影響を及ぼす可能性がある。ISO/IEC 27001認証に基づく情報セキュリティマネジメントシステムの運用およびPSIRTによる製品・サービスのセキュリティ対応を実施しているが、脅威の高度化・多様化により完全な防御は困難である。
カントリーリスク
海外に開発・製造・販売拠点を有しグローバルに事業展開しているため、政治的・社会的混乱、国際紛争・テロ等の地政学的リスク、経済不安等が常に内在する。リスクの程度によっては事業活動の中止または制限を余儀なくされ、業績に影響を及ぼす可能性がある。
環境規制対応リスク
新たな環境規制の施行により規制対応のための追加コストが発生する場合や、適合製品の開発・市場投入が遅れる場合には業績に影響を及ぼす可能性がある。当社グループは有害化学物質削減・省エネ設計・業界団体への参画等を通じて環境配慮型製品づくりを推進しているが、規制強化の速度や内容によっては対応が追いつかないリスクがある。
知的財産権リスク
技術革新が著しい映像機器関連業界において、予期しない特許侵害警告・訴訟・損害賠償請求・ライセンス契約等に伴う多額の弁護士費用・和解費用・ライセンス費用の支払いが発生する可能性がある。当社グループは積極的な特許出願・他社特許の情報収集・業界標準へのライセンス契約締結等により管理を強化しているが、リスクを完全には排除できない。
アミューズメント市場リスク
当社のアミューズメント市場向けモニターは遊技機に組み込まれて使用されるが、遊技人口減少に伴うパチンコホール数の継続的な減少により市場規模の縮小が続いている。今後の更なる市場縮小、遊技機関連法令の改正、主要販売先である三洋物産グループの事業動向によっては販売数量が減少し、業績に影響を及ぼす可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

