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6664東証スタンダード電気機器

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財務

継続企業前提の重要疑義

2025年11月期において営業損失254,842千円、経常損失421,635千円、親会社株主に帰属する当期純損失226,025千円を2期連続で計上しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象が存在する。一部取引金融機関からの借入金852,036千円について財務制限条項に抵触しており、期限の利益喪失リスクを内包している。対応策として人件費削減、新製品開発による粗利改善、売価値上げを実施しており、現金及び預金残高3,734,650千円を確保し今後1年間の資金繰りに懸念はないと判断している。

財務

有利子負債依存度の高さ

当連結会計年度末の有利子負債残高は5,263,652千円、総資産額11,346,548千円に対する有利子負債依存度は46.4%と高水準にある(前連結会計年度は50.5%)。支払利息は62,414千円を計上しており、金利変動が生じた場合に財務負担が増大し経営成績に影響を与える可能性がある。為替予約も実施していないため、金利・為替双方の市場変動リスクに対するヘッジ手段が限定的である。

財務

為替変動リスク

第34期よりドル出荷体制を確立し、海外子会社がドル建てで外注先から直接製品を仕入れる体制に変更したことで一定の為替リスクは軽減されたが、為替予約を実施していないため想定以上の大幅な為替相場変動が生じた場合に経営成績へ影響を与える可能性がある。グローバルに事業展開しており、オランダ・米国・欧州・アジア・オーストラリアに営業拠点を有することから、複数通貨にわたる為替エクスポージャーが存在する。ヘッジ手段を講じていない点が財務上の脆弱性となっている。

テクノロジー

自動認識技術の急速な変化

自動認識装置の業界では1次元バーコードから2次元コードへの移行が世界的に進んでおり、RFIDを含む新技術の実用化も進展している。業界を激変させる革新的な自動認識技術が誕生した場合、当社グループが適切に対応できなければ経営成績に重大な影響を与える可能性がある。当社グループは経営資源を2次元製品の開発に集約し、2次元イメージャモジュールの開発を中心に対応を進めている。

市場

レーザモジュール市場の競合激化

超小型レーザモジュールエンジンの開発企業は世界で当社グループを含む2社のみであり、これが市場における優位性の源泉となっているが、新規参入者が現れた場合には価格競争に陥るリスクがある。加えて、世界的に1次元バーコードから2次元コードへの移行が急速に進んでおり、1次元バーコード専用のレーザ方式の優位性が薄れつつある。これらの要因が重なることで、主力製品の競争力低下と収益悪化につながる可能性がある。

テクノロジー

知的財産権に関するリスク

当社グループは国内外で特許権等の知的財産権を保有し競争力維持を図っているが、第三者からの異議申立・無効請求、知的財産権侵害の主張、多額のロイヤリティ支払いや使用差止め等が生じた場合に経営成績へ影響を与える可能性がある。また、M&Aの結果として新たな制約が課せられるリスクや、保有する知的財産権が競争上の優位性をもたらさないリスクも存在する。先端技術開発を担う企業として知的財産権の有効活用と防衛が事業継続の重要課題となっている。

テクノロジー

製造外注依存リスク

大量生産品は海外の複数グループ外企業に外注委託しており、外注依存度が高い状況にある。外注企業との取引関係に何らかの支障が生じた場合、製品供給が滞り経営成績に影響を与える可能性がある。少量多品種製品は子会社・北海道電子工業株式会社の芦別工場で生産しているが、大量生産品の代替生産体制は限定的である。

テクノロジー

部品調達リスク

製造委託先グループ外企業が直接調達する方式への切り替えを進めているが、一部パーツは依然として当社グループからの供給を行っている。市場の需給関係の変動、部材価格の高騰、入手経路の変更等が生じた場合、生産のための部品調達に支障をきたし経営成績に影響を与える可能性がある。特定部品の調達先集中や代替調達手段の確保状況が安定供給の鍵となる。

市場

OEM先集中リスク

大手OEM先との取引が国内販売高の約半分を占めており、特定顧客への売上依存度が高い。OEM先の販売動向・経営状況の悪化や競合他社の出現等により大幅な取引縮小が発生した場合、当社の経営成績に直接的かつ重大な影響を与える可能性がある。取引の継続性は現時点では良好とされているが、集中リスクの分散が課題となっている。

テクノロジー

人材確保・流出リスク

技術革新への対応に必要な技術者、グローバル販売を推進する営業人材、内部管理人材の確保が事業継続・拡大の前提となっている。求める人材が十分確保できない場合、または在職中の優秀な人材が流出した場合、事業推進に支障をきたし経営成績に影響を与える可能性がある。当社は採用強化と従業員の意識向上・組織活性化・人材定着を図る方針を掲げているが、継続的な損失計上が続く中での人材確保は一層困難となるリスクがある。

重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています

最終更新: 2026年4月28日