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ヤーマン株式会社

6630東証プライム電気機器

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ヤーマン株式会社6630

事業内容

ヤーマン株式会社は1978年設立の美容健康関連メーカーで、フェイスケア・ボディケア等の家庭用美容健康機器および化粧品の研究開発・製造・仕入販売を主力事業とする。国内では通販・店販・直販の3チャネルを展開し、海外では米国・中国・新興市場へグローバル展開する。

連結子会社5社(LABO WELL株式会社、株式会社forty-four、YA-MAN U.S.A. LTD.、雅萌(上海)美容科技有限公司、雅萌(浙江)電子商務有限公司)および関連会社1社を含む計7社体制。東京証券取引所プライム市場上場。

主要顧客は個人消費者(BtoC)のほか、家電量販店・百貨店・通販業者等のBtoB取引先も含む。

ビジネスモデル

自社開発部門が製品を企画・開発し、外注生産を活用して製造。販売は通販部門(テレビ通販・カタログ・ネット専売業者経由)、店販部門(家電量販店・百貨店・バラエティショップ)、直販部門(インフォマーシャル・Web等による個人直販)、海外部門(中国・米国・新興市場向け)の4チャネルで展開する。

各チャネルの利益率は通販26.9%、店販17.7%、直販9.2%、海外8.2%と通販・店販が高収益。資金需要は原則として手許自己資金で賄い、有利子負債残高は119百万円と財務健全性を維持している。

企業の強み

2025年6月、当社RF美顔器が中国国家薬品監督管理局(NMPA)より第三類医療機器として認可を取得。これは中国国外ブランドとして初の事例であり、2026年4月施行予定の販売規制を前に競争優位を確立。中国Tmall「独身の日」美容機器部門でも2年連続1位を獲得している。

2025年12月末時点で特許権の総取得件数は171件(国内113件、海外58件)、出願中件数は201件(国内99件、海外102件)。当連結会計年度の研究開発費は499百万円。2020年設立の「表情筋研究所」を軸に産学連携を推進し、類似製品との差別化を図っている。

2025年12月期末の自己資本比率は87.4%、現金及び現金同等物は14,498百万円。有利子負債残高は119百万円と極めて低水準。赤字決算下においても純資産24,386百万円を維持し、資金需要を原則として手許自己資金で賄う財務方針を堅持している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の売上高6,524百万円は通期予想27,500百万円の23.7%にとどまり、営業損失15百万円(通期予想450百万円の黒字)と依然として営業段階での赤字が続く。全社費用(調整額1,137百万円)がセグメント合計利益1,121百万円を上回る構造が課題。

通期黒字化には残り3四半期での大幅な収益改善が必要であり、業績予想の修正なしとしているものの達成蓋然性の検証が求められる。

2026年12月期第1四半期の海外部門売上高は2,335百万円と全セグメント最大となったが、セグメント利益は41百万円・利益率1.8%にとどまる。米国市場でのアンソロポロジー等高感度小売チャネルへの展開や上海子会社設立によるBtoC自社運営化は中長期的なブランド価値向上に資するが、先行投資コストが利益率を圧迫している。

外部要因として為替変動(円安・円高)が海外部門の収益に直接影響する点にも留意が必要。

2026年12月期第1四半期の店販部門は売上高2,036百万円・セグメント利益564百万円・利益率27.7%と最も高い収益性を示し、銀座旗艦店での単月売上過去最高更新がその象徴。外部要因として、インバウンド需要の持ち直しが追い風となっているが、為替相場や訪日客数の変動に依存するリスクも内包する。

「日本発」ブランドとしての認知拡大が自社固有の強みとして機能しており、高付加価値製品の販売比率向上が利益率維持の鍵となる。

成長戦略

2028年12月期売上高500億円目標に、新製品・海外強化・直営店OMO戦略で再成長

「YA-MAN THE MIYABI」(CERTEC®+RF搭載)が国内外で高い支持を獲得。2026年3月には「レイボーテ クールパワー」を発売し春夏脱毛需要を取り込む。LED搭載マスク等のグローバル戦略製品開発も継続し、研究開発費は194百万円(2026年12月期第1四半期)を投下。

2026年3月に銀座旗艦店の単月売上が過去最高を更新。インバウンド客・国内顧客双方の体験価値向上に寄与しており、ブランドストア事業部創設による接客品質向上と高付加価値製品の販売拡大を推進。店販部門は2026年12月期第1四半期にセグメント利益率27.7%を達成。

2026年4月に上海に新連結子会社(雅萌(上海)商貿有限公司)を設立し、新ECプラットフォームでのBtoC事業を自社運営化。NMPA認可取得済み製品ラインナップの拡充と合わせ、収益性向上とブランド管理の徹底を目指す。

「アンソロポロジー(Anthropologie)」等の高感度小売販路および高級スパ「レスキュー・スパ(Rescue Spa)」との契約締結により、米国でのブランドプレゼンス向上を推進。海外部門売上高は2026年12月期第1四半期に2,335百万円と全セグメント最大に成長。

2026年3月よりTikTok Shopへの取り組みを強化し、自社ECサイトのCRM施策と組み合わせた既存顧客育成・新規顧客獲得の両立を推進。直販部門は2026年12月期第1四半期に売上高1,408百万円・セグメント利益251百万円を計上。

最終更新: 2026年7月17日