事業内容
株式会社テラプローブは、世界有数のOSAT企業であるPowertech Technology Inc.(PTI)グループの一員として、半導体製造工程におけるウエハテスト及びファイナルテストの受託を主たる事業とする。国内は熊本県の九州事業所、海外は台湾子会社TeraPower Technology Inc.(TPW)の2拠点体制で、ロジック・マイコン・イメージセンサ・アナログ・メモリなど多様な半導体製品のテストサービスを提供する。
主要顧客はルネサス エレクトロニクス、Annapurna Labs、ソシオネクストなど国内外の半導体メーカー・ファブレス企業であり、PTIグループとの連携によるターンキーサービスも展開している。
ビジネスモデル
顧客から支給されたテストプログラムを使用し、テスタ・プローバ等の検査装置を用いて半導体の良否判定を行い、その結果を顧客に提供することで収益を得る。設備投資が先行し数年かけて回収する構造のため、長期借入金による安定調達を基本方針とする。
売上高営業利益率20%台前半の維持を経営目標に掲げ、2025年12月期は21.3%を達成している。
企業の強み
2025年12月期の売上高は41,746百万円(前期比12.5%増)、営業利益は8,893百万円(同28.0%増)。北米向け売上高が前期5,096百万円から12,274百万円へ急拡大し、AI・サーバー関連需要を確実に取り込んでいる。
世界有数のOSAT企業PTIの連結子会社として、PTIグループとの連携によるターンキーサービスを提供。Annapurna Labs・ソシオネクストなど新規主要顧客の売上比率が合計31%に到達し、顧客分散が進展している。
2024年10月にTPW第3工場が竣工し、台湾子会社の有形固定資産は33,357百万円から51,363百万円へ増加。2025年12月期の設備投資総額は30,554百万円(有形固定資産取得支出29,780百万円)に達し、将来需要への対応力を強化している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年12月期中間期は売上高27,310百万円(前年同期比43.6%増)、営業利益7,209百万円(同93.8%増)と増収増益が加速。第2四半期単独でも前四半期比で増収増益となり、データセンタ向けプロセッサーの新規顧客量産開始やEV向け製品の寄与が牽引。
通期業績予想は売上高59,100百万円、営業利益16,300百万円といずれも前期実績(売上高41,746百万円、営業利益8,894百万円)を大幅に上回り過去最高を更新する見通し。ただし先端設備投資に伴う減価償却費増や用力費増などコスト増加要因も存在する。
成長戦略
AI・データセンタ需要の取り込みと日台両拠点の生産能力増強を軸とした成長
データセンタ向けプロセッサー等の受託増加に対応するため、有形固定資産取得に中間期だけで24,911百万円を投じ、建設仮勘定も11,700百万円まで積み上がるなど能力増強を継続。
データセンタ向けプロセッサー分野での新規顧客の量産開始に加え、EV向け製品も中間期売上に寄与しており、顧客・製品ポートフォリオの拡大が進捗。
2026年10月1日を効力発生日として普通株式1株を5株に分割予定。投資しやすい環境整備により株主層の拡大を図る。
最終更新: 2026年8月14日

