自動車向け販売依存リスク
EV・HEV車のバッテリー・モーター向けを中心に自動車向け製品の売上割合が高く、自動車メーカーの業績動向に経営成績が左右される。自動車メーカーの技術革新により当社製品が採用されなくなるリスクも存在する。特定顧客・市場への依存度低減に向けた取り組みが課題となっている。
競合激化・価格競争リスク
台湾・中国の電子部品メーカーによる低価格製品の台頭により、センサ等製品の価格競争が激化している。販売先からの値下げ要請も継続しており、コストダウンや差別化製品の供給で対応しているが、価格競争力や製品優位性が維持できない場合は需要・価格の双方に悪影響が及ぶ。
為替変動リスク
中国・東南アジア子会社でグループ全体の7割以上を生産し、海外売上高比率も8割以上に達するため、為替レートの変動が連結財務諸表に大きく影響する。販売価格の見直しで悪影響の最小化を図っているが、大幅な為替変動時には財政状態・経営成績への悪影響が避けられない。
海外事業リスク
中国・東南アジアでの生産・販売活動において、不利な政治・経済要因、規制強化、法律・税制変更、移転価格リスク、急激な人件費高騰、電力不足による操業困難など複合的なリスクが存在する。現地動向の随時把握と適時対応を方針としているが、不測の事態が発生した場合には事業遂行に重大な支障が生じる可能性がある。
千葉工場集中リスク
連結売上高の約2割を占める薄膜センサの素子生産が全て国内千葉工場に集中しており、地震等の自然災害や火災が発生した場合、素子供給が途絶し全生産工場の操業に支障をきたす。生産拠点の分散化が進んでいない点が単一拠点依存リスクとして顕在化している。
原材料市況変動リスク
センサの原材料である樹脂およびコバルト・マンガン・銀・ニッケル等の希少金属は市況変動により価格が高騰する可能性がある。需給逼迫時には調達不足による生産停止リスクも生じ、製品コストの上昇を通じて財政状態・経営成績に悪影響が及ぶ。
知的財産権保護リスク
特定の国・地域では知的財産権の法整備・運用が不十分なため、独自技術・ノウハウの完全な保護が困難であり、第三者による類似製品製造を効果的に防止できない可能性がある。模倣品に偽商標を付して販売されることで品質イメージが損なわれるリスクもあり、訴訟対応等で多額の費用が発生する可能性がある。
製品欠陥・製造物責任リスク
独自の品質管理基準に基づき製造しているが、全製品の欠陥ゼロを保証することはできない。製造物責任賠償保険に加入しているものの、最終的な賠償額を十分にカバーできる保証はなく、重大な製品欠陥が発生した場合は多額のコスト負担と企業評価・売上への重大な悪影響が生じる。
固定資産減損リスク
消費地生産・適地生産の方針のもと複数の生産拠点に生産設備等の固定資産を保有しており、所在地域の経営環境悪化や収益性低下により投資回収が見込めなくなった場合、減損損失が発生する。グローバルに分散した拠点を抱えるため、地政学的リスクや景気変動の影響を受けやすい。
情報セキュリティリスク
サイバー攻撃等による機密情報流出、重要データの破壊・改ざん、システム停止が発生した場合、対応費用の多額負担および社会的信用の低下を通じて財政状態・経営成績に悪影響が及ぶ。デジタル化の進展に伴いサイバーリスクの脅威は継続的に高まっている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

