株式会社QDレーザ6613
レーザデバイス事業
通信・産業用高機能半導体レーザを製造・販売するQDレーザのコア事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期・当事業年度) | 1,173百万円 | 1,121百万円 | ↑ |
| セグメント利益(通期・当事業年度) | 128百万円 | 141百万円 | ↓ |
| 減価償却費(通期・当事業年度) | 98百万円 | 99百万円 | — |
| 売上高前期比増減率 | +4.7% | ― | ↑ |
| セグメント利益前期比増減率 | △9.2% | ― | ↓ |
事業詳細
GaAs基板をプラットフォームとする通信・産業用の高機能半導体レーザ及びウエハの製造・販売と、メーカ等の新規アプリケーション向け光源開発受託を行う。MBE法による自社結晶成長を核とし、チップ加工・モジュール実装は協力会社に委託するファブレス製造体制を採用。バイオメディカル、精密加工、センサ、光通信・シリコンフォトニクスなど多様な産業用途に製品を供給し、Beckman Coulter、Fabrinet等グローバル大手顧客を有する。
直近の概況
売上高は増収も、利益率低下により利益は前期比9.2%減
2026年3月期のレーザデバイス事業は売上高1,173百万円(前期比4.7%増)と増収を達成。量子ドットレーザが研究開発用途向けに前期比76.3%増、高出力レーザが照明用光源向けに前期比9.4%増と牽引した一方、DFBレーザが加工装置用光源の需要減少で前期比5.9%減、小型可視レーザが顕微鏡用光源の需要減少で前期比5.5%減となった。セグメント利益は128百万円と前期比9.2%減少し、増収効果を費用増加が上回った。また、中小企業成長加速化補助金500百万円の交付決定を受け、将来の増産対応に向けた結晶成長装置の増設を決定・発注済み。本社を神奈川県横浜市に移転し、2026年4月より新拠点体制での稼働を開始している。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 量子ドットレーザの研究開発用途・シリコンフォトニクス向け需要拡大(当期前期比76.3%増)
- 高出力レーザの照明用光源・センサ用途向け販売増加(当期前期比9.4%増)
- 中小企業成長加速化補助金500百万円の交付決定による結晶成長装置増設・増産体制強化
- Lantana(オールインワン小型可視レーザ)の受注開始によるモジュールビジネス拡大
- 認定顧客数の継続的増加および主要顧客(Beckman Coulter、Fabrinet等)との取引深化
- 中期経営計画に基づく既存顧客への販売拡大・新規大口顧客候補からの受注獲得
- プロセスライン見直しによる低コスト化・小型可視レーザのウエハプロセス安定化
- 新規アプリケーションへの参入のためのマーケティング機能強化
リスク
- DFBレーザ・小型可視レーザの需要減少(当期それぞれ前期比5.9%減・5.5%減)
- 結晶成長装置の増設・新拠点移転に伴う生産停止・品質リスク(横浜市戸塚区新拠点での稼働開始)
- 米国新政権の保護主義的通商政策・関税政策による輸出・設備投資への影響
- 特定顧客への売上集中リスク(Beckman Coulter、Fabrinet等主要顧客への依存)
- 量子ドットレーザの開発用途向け期ずれリスク(前事業年度に発生実績あり)
- 増収にもかかわらずセグメント利益が前期比9.2%減少しており、費用構造の改善が課題
最終更新: 2026年6月19日

