事業内容
株式会社エル・ティー・エスは、「ビジネスプロセスマネジメント」を基幹方法論として、企業の変革・成長を支援するコンサルティングサービスを展開する。プロフェッショナルサービス事業(売上構成比約91%)では、業務分析・設計、IT導入支援、戦略策定、データアナリティクス、GX支援など幅広い領域をワンストップで提供。
プラットフォーム事業では、IT業界特化のマッチングサービス「アサインナビ」(14,915会員)を運営する。主要顧客は大手事業会社・IT企業のCXOクラスを含む幅広い企業層であり、2002年創業以来、DX需要の拡大を追い風に成長を続けている。
ビジネスモデル
プロフェッショナルサービス事業では、顧客の変革テーマに応じた各種コンサルティングサービスをワンストップで提供し、サービス提供完了時に対価を受領する。プラットフォーム事業では、「アサインナビ」を通じた会費・マッチング収益・イベント参加費の三本柱で収益を得る。
主要コストは人件費・外注加工費であり、優秀な人財の確保・育成が収益性の鍵を握る構造となっている。
企業の強み
2021期売上高7,375百万円から2025期17,101百万円へと4年間で約2.3倍に拡大。旺盛なDX需要を背景に既存顧客を中心とした受注が堅調に推移し、2023年10月の日比谷コンピュータシステム子会社化等のM&Aも活用しながら社員1,000名規模の体制を構築した。
業務分析・設計、IT導入支援、戦略策定、データアナリティクス、GX支援まで、顧客の変革テーマに応じた各種サービスをワンストップで提供できる体制を有する。SAP Service Partnerとして SAP S/4HANA Cloud導入コンサルを本格開始するなど、外部パートナーとの連携も強化している。
2014年開始の「アサインナビ」は2025年12月末時点で法人・個人合わせ14,915会員(前期末比692会員増)を擁する。IT人材とITプロジェクトを直接つなぐプロフェッショナルクラウドソーシングの場として機能し、プロフェッショナルサービス事業の外部リソース調達基盤としても活用されている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2021期7,375百万円から2024期16,592百万円まで年平均約30%成長を遂げたが、2025期は17,101百万円(前期比3.1%増)と成長率が大幅に鈍化。2026年12月期1Qは4,391百万円(前年同期比0.7%減)と微減。
一方、利益面は改善が顕著で、1Q営業利益496百万円(同17.3%増)、営業利益率11.3%(前年同期9.6%)と収益性が向上。市場環境としてDX・AXニーズが旺盛に継続していることが追い風となる中、売上原価の効率化と人財ポートフォリオ調整が利益改善を牽引している。
通期予想は売上高18,300百万円(前期比7.0%増)、営業利益1,600百万円(同34.9%増)で据え置き。
成長戦略
2nd Growth Plan(2025-2027期)で収益性回復を優先し営業利益年平均成長率20%超を目指す
DXコンサルティングは2026年1Qに2,136百万円(前年同期比10.1%増)と全ドメイン中唯一増収を達成。戦略・データ・AI等の専門性を軸にCXOクラスへの支援サービスに注力し、顧客単価向上と継続受注拡大を図る。
生成AIを前提とした事業運営への転換を見据え、人財ポートフォリオの調整を2026年1Qより開始。積極的な人材採用・育成活動を継続しつつ、AI活用による生産性向上でサービス提供能力の拡大と原価率改善を同時に追求する。
前連結会計年度まで非連結子会社であったシンガポール法人LTS Strategy Pte.Ltd.を2026年1Qより連結化。重要性の増大を背景に海外展開を本格化させ、国内DX支援で培ったノウハウのアジア展開を推進する。
2026年1Qより報告セグメントを「トランスフォーメーションサービス事業」の単一セグメントに変更し、戦略コンサルティング・DXコンサルティング・DXエンジニアリング・プラットフォーム&エージェントの4ドメインで業績管理を刷新。収益モデル・成長モデルの異なるサービス領域を適切に管理し、経営資源配分の最適化を図る。
最終更新: 2026年7月17日

