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株式会社船場

6540東証スタンダードサービス業

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株式会社船場6540

事業内容

株式会社船場は1962年創業の商環境創造事業を単一セグメントとする内装・空間デザイン専業企業。商業施設(専門店・百貨店・ショッピングセンター)、オフィス・ショールーム、ホテル・教育・医療・インフラ施設など幅広い空間領域において、調査・分析から企画・コンサルティング、デザイン・設計、監理・施工、デジタル技術を活用した空間演出まで一貫したサービスを提供する。

国内は全国6拠点(北海道・東北・関西・中部・九州・本社)、海外は台湾・シンガポール・中国・ベトナム・マレーシアに連結子会社を持ち、アジア全域での施工対応力を有する。主要顧客はイオングループをはじめとする大手流通・商業施設事業者、オフィス移転・改装を行う一般企業など多岐にわたる。

ビジネスモデル

顧客からの案件を受注し、企画・設計・施工・監理を一貫して請け負う受注型ビジネスモデル。工事原価を主要コストとし、売上代金の回収により自己資金で事業を賄う無借金型の財務構造を維持する。

市場分野を「専門店」「大型店・複合商業施設」「オフィス・余暇施設等」の3区分で管理し、高付加価値案件の取り込みにより利益率改善を図る。2025年12月期の営業利益率は7.0%に達している。

企業の強み

台湾・シンガポール・中国・ベトナム・マレーシアに連結子会社を持ち、アジア全域での施工対応力を有する。2025年12月期の海外売上高は3,944百万円(前期比110.9%)で、台湾の長期大型開発案件が継続進捗中。

国内企業の海外出店支援や現地大型開発案件の取り込みが可能な体制を1987年以降段階的に構築してきた。

調査・分析、企画・コンサルティング、デザイン・設計、監理・施工、デジタル空間演出まで一気通貫で提供できる体制を持つ。国内は北海道・東北・関西・中部・九州・本社の6拠点を展開し、全国規模の大型案件に対応可能。

子会社ノンスケール㈱による都市環境デザイン・景観設計も加え、サービス領域の幅広さが競合との差別化要因となっている。

2025年12月期末の自己資本比率は65.9%、純資産14,589百万円、現金及び現金同等物9,149百万円を保有。有利子負債に依存しない自己資金による事業運営を継続しており、受注残高8,429百万円(前期比29.0%増)を背景に次期以降の売上計上が見込まれる安定した受注基盤を有する。

エンヴァリスの着眼点

2026年第1四半期は売上高7,485百万円(前年同期比△1.5%)、営業利益417百万円(同△24.4%)と減収減益。売上総利益は前年同期比微増(1,492百万円)だが、体制強化・人員増に伴う販管費が936百万円から1,074百万円へ約14.7%増加したことが利益を大きく圧迫した。

通期営業利益予想2,350百万円(前期比+1.9%)に対し第1四半期進捗率は17.7%にとどまり、後半への収益集中が前提となっている点は注視が必要。

2026年第1四半期の海外売上高は997百万円(前年同期比138.3%)と急拡大しており、台湾の長期大型開発案件の進捗が主因。外部要因として円安・アジア経済の設備投資需要も追い風となっているが、特定案件への依存度が高い点はリスクでもある。

海外売上比率の継続的な拡大が実現すれば、国内市況変動に対するバッファーとして機能し、収益安定性の向上につながる。

2021期から2025期にかけて売上高は19,271百万円から32,832百万円へ約70%拡大、営業利益も463百万円から2,305百万円へ約5倍に成長した。しかし2026年第1四半期は前年同期比で売上・利益ともに減少に転じており、人件費・エネルギー価格・原材料費の高騰という外部要因に加え、積極的な人員増投資が利益率を押し下げている。

この投資が将来の受注拡大に結実するかが、成長継続の評価軸となる。

成長戦略

中期経営計画2025〜の5テーマで人材・グローバル・サービス拡大を推進

積極的な体制強化・人員増を実施中。2026年第1四半期の販管費増加(前年同期比+14.7%)はその直接的な反映であり、将来の受注拡大・提案力強化に向けた先行投資と位置付けられる。

台湾の長期大型開発案件を中心に海外売上が拡大。2026年第1四半期の海外売上高は997百万円(前年同期比138.3%)と急拡大しており、アジア5カ国ネットワークを活用した案件獲得が進んでいる。

商業施設に加え、オフィス・ホテル・余暇施設・行政施設・百貨店・大型複合施設等への領域拡大を推進。2026年第1四半期においても国内でオフィス関連施設・余暇施設・行政施設・百貨店等の案件を獲得している。

人材不足・エネルギー価格・原材料費高騰という外部環境下での採算管理強化とサプライチェーンの安定化を推進。仕入債務管理や契約負債の活用(2026年第1四半期末契約負債1,369百万円)により資金効率を維持している。

クライアントを含む全ステークホルダーへの価値提供を通じた熱狂的ファンの獲得を目指す。2026年12月期の年間配当予想は78円(前期76円から増配)と株主還元も継続強化している。

最終更新: 2026年7月17日