調達・サプライチェーン
購入品資材等の供給遅延・中断、急激な需要増加、地政学的リスク等により必要資材の不足や市場価格上昇が生じるリスクが高い。特に顧客承認が必要な特定仕入先品は代替切替に時間を要し、仕入先の被災・倒産時に納期遅延や受注取り消しが発生しうる。近年は仕入価格上昇が継続しており、マルチベンダー化推進・ビジネスパートナーミーティング定例開催・取引先緊急対応MAPの整備・製品への価格転嫁努力で対応している。
情報セキュリティ
機密情報・顧客情報・個人情報の意図せぬ流出や、サイバー攻撃・不正アクセス・自然災害・人為的ミスによる情報システム障害が発生した場合、業務停滞・社会的信用低下・損害賠償・製品競争力低下により業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。情報セキュリティ委員会の運営・社内規程の整備・アクセス制限・パスワード管理の厳格化・事故発生時の連絡通報体制構築により継続的に対策を強化している。
マクロ経済・地政学リスク
半導体デバイスの急激な需要変動や米中貿易摩擦(EAR改正・輸出規制)、ロシア・ウクライナ問題、中台関係悪化等の地政学的リスクが、当社グループの調達・製造コスト・販売計画に影響を及ぼす可能性がある。2023年7月施行の日本の先端半導体製造装置輸出規制も含め、中国向け販売機会の変化が業績に直結するリスクがある。サステナビリティ委員会による総合管理体制のもと、市場動向調査・顧客対話・地域別売上構成の適正化を推進している。
半導体市場ニーズ変動
半導体デバイス市場は需給ギャップの急拡大による供給過剰・値崩れ・設備投資抑制が繰り返される不安定な構造を持ち、WFE市場予測の下方修正が主要顧客の投資計画後ろ倒しや縮小に直結する。また、装置メーカー変更コストが高いため既存競合装置ユーザーへの新規販売が困難であり、市場好況時の需要急増への対応遅れも取引関係に影響しうる。民間調査機関(TechInsights等)の市場動向を継続的にモニタリングし、付加価値製品の研究開発を推進している。
競合激化・競争力低下
ALD成膜技術・プラズマトリートメント技術等で優位性を維持しているが、技術革新や生産性改善で競合他社に遅れた場合、または新興競合メーカーが台頭した場合、受注高の減少とシェア低下により売上・収益が悪化するリスクがある。コスト・性能・生産量の競争力維持が継続的な課題となっている。市場・競合状況の調査分析と差別化技術開発への積極投資で対応している。
主要顧客集中リスク
半導体業界の再編・集約により、当社グループの売上収益は特定の主要顧客に相当程度依存している。主要顧客の事業方針変更・技術革新・地政学的影響・関税政策等により取引量が縮小した場合や、主要顧客の財政悪化による売掛債権の回収不能が生じた場合、業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。定期的な信用調査・取引限度額設定・経営指標の継続管理により信用リスクを管理している。
大規模災害・感染症
主要生産拠点である富山事業所・砺波事業所が地震・洪水・火災等の大規模災害により長期稼働困難となった場合、生産・販売活動に重大な影響を及ぼす可能性がある。また感染症の世界的流行による都市封鎖・移動制限・サプライチェーン混乱・設備投資減少が事業全体に波及しうる。方針マニュアルの策定・ISO45001に基づく安全衛生管理・顧客拠点近隣へのサービス拠点設置・対策本部の迅速設置体制で対応している。
のれん・無形資産減損
2018年のLBOによる日立国際電気株式取得に伴い、2026年3月期においてのれん59,065百万円・その他無形資産44,389百万円が計上されており、連結資産合計の28.8%を占める。IFRSのもとで償却は行わず毎期減損テストを実施するため、事業収益・キャッシュ・フロー創出力が低下した場合に多額の減損損失計上が必要となりうる。2026年3月期は将来キャッシュ・フローが72.3%減少した場合に回収可能価額と帳簿価額が等しくなる水準であり、収益力強化・POR獲得・プロダクト・ライフサイクル・ビジネス拡大で対応している。
研究開発・技術競争リスク
半導体デバイスの複雑構造化・高成長産業(データセンター・5G・AI)向けシフトに伴い、半導体製造装置には高難度技術と高生産性の両立が求められ、世代ごとの厳しい技術開発競争下にある。市場環境の変化への対応遅れや製品競争力の維持失敗が業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。積極的な研究開発投資と顧客ニーズに応える付加価値製品の継続的提供を基本方針としている。
人材確保・育成リスク
少子高齢化に伴う人材不足により、必要な人材の継続的採用・維持が困難となった場合や重要人材を喪失した場合、製品開発力の低下や顧客サポートの質低下を招き業績に影響する。グローバル事業展開においては多様な人材確保と組織文化の醸成が成長の前提となる。AI活用による業務効率化・経験者採用の拡大・グループ共通ラーニングマネジメントシステムの活用・社内教育プログラムの実践で対応している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

